徒然な人物語 -2ページ目

えぇ!?

「えぇ!!なんで、私が生徒会会長にならないとだめなんですか!!!?」

私の名前は

藤崎空(ふじさきそら)

何故、大声を出したかと言うと

私が入ってる部活・・・まぁ、未承認だけど

その部活の先輩である榎本恵美利さんから

「来年、君が生徒会長ね」と軽く言われたからである

まぁ、この部活の先輩方は

生徒会に絶対に所属するということから

『秘密委員会』と名づけられている

私は最初知らなかったけど

この榎本先輩が生徒会長になった時

他の先輩方まで生徒会に所属することになったことで知った

 

「まぁ、簡単だよ?色々なこともできるし」

「いえ、私は平凡にいたいんですよ」

私はもう何がなんだかわからなくなってきてた

だって、この学校の仕組みというのは凄く簡単で

生徒会会長になるにはまず前生徒会の会長さんの許可をとらなければならない

そして、生徒会会長の承認をもらったら

あら、簡単に生徒会の仲間入り♪

・・・しかも、この学校は

ある一定の予算を生徒会に渡し

それを生徒会が運営する

後は自由にどうぞ!!だもんね

だから、今年なんてとても忙しかった

体育祭があった次の週には文化祭

歓迎遠足があったと思ったらお別れ遠足

・・・まぁ、色々あったわけです。

「ほら、来年は君のしたいことができるわけだし」

「まぁ・・・それはそうですけど」

こう見えても私にも野望はある

まず、今までにない文化祭を開催すること

次に無駄の無い体育祭を作ること・・・とか

「でも、私はこのままでもいいですし。もし、生徒会に入らなければならないのならば・・・違う委員会の委員長にでもなりますよ。あっ、風紀委員長とか良いかも」

私はこうやって流そうとした。しかし・・・

「ダメ!!君には生徒会の会長になって運営してもらうからね!!」

榎本先輩の強情さには頭が上がらない

でも、私にも意地がある

「なんでですか!?」

私は少し怒り気味に聞く

「だって!君はこの職があってるもん!!」

・・・だそうです

 

まぁ、これから毎日

戦いが始まるのです・・・

昨日

昨日の話を気にしてた

だから、寝ないでも平気だった

でも、何故か

医者もあの女(人)も来ない

俺はもう耐えていれなかった

「もぉ!!何してるの!?」

この声は

俺を担当している看護婦

大崎真奈美(おおさきまなみ)さんだ

この人はとても美人で

この病院でも1位、2位を争う(予測だが)人なのだ

しかし、とても怖い

俺は昨日の深夜

あの主治医がいなくなった後

すぐには寝ずに散歩をしようとした

まぁ、早くこの病院に慣れないとあの女(人)に会えないし。

でも、この人に会ってしまい

即、病室に戻されてしまった。

しかも、罰として

俺の両足、腕にテープを巻きつけ俺を動けなくした

今朝はいつの間にか解けており

今、こうやってこの人と対面をしているのだが

やっぱ・・・この人は怖い

「えっと、俺の主治医って言う人ともっと話しがしたいんですけど・・・」

と俺は当たり障りのないことを話す

そうしなきゃ、この人

「また、罰受けたいの?」と笑いながら聞いてくるだろうしね

「もう少ししたら来ると思うわよ。ほら、この伝言板にも書いてるし」

そう言って、大崎さんはこの病室にあるホワイトボードこと伝言板を指さした

そこには「明日、10時」と書いていた

「あっ、もう一個かいてるねぇ。君はもう彼女を作ったのか!?」

「いえ、そんなわけないでしょう!!記憶が無いのにどうやって会話するんですか!」

そこには「明日にも来ますね」と書いてた

昨日から少し記憶を戻してこれたが

もう、限界を感じている

やはり、もう記憶は戻らないのか・・・

まぁ、まずはこの医者とあの女(人)と話しをするのが先決である

 

「何か、君ってやつはおかしなやつだね」

「え?何でですか?」

唐突な話題に俺はビックリした

「だって、この前までの記憶がないっていうのに何で話せてるんだよ」

・・・まぁ、それは正論だ

でも、これが記憶喪失なんだから仕方がない

「まぁ、たぶん本能なんじゃないんですか?」

大崎さんはそっかと話しを流し

俺の腕に点滴を打ち出した

もちろん、大崎さんは看護婦なわけで

とても、手馴れた手つきでやっていく

「私、こう見えても成績トップだったんだからね」

と言いながら

 

さて、今から約2時間は点滴タイムだ

一人でじっとしてても面白くないと言いながらも

これだけはちゃんとしておかなければならない

そうしないと、やっと意識が戻ったというのに

また、意識を失いかけないからな

 

 

俺はそういいつつも

大崎さんの命令通りに2時間を無駄に(主に昼寝で)すごした

そして、やっとのことで2時間が経過すると

大崎さんと一緒にある人が来た

それは、昨日会った主治医と言うやつだった

「やぁ、もう元気のようだね」と笑顔満点で挨拶する主治医

「あっ、私の名前を言ってなかったね。私は井上って言うよ」

「あっ、これはどうも・・・」と俺は相槌

そして、主治医こと井上は本気の顔となり口を開いた

「昨日、『過去は取り戻せないかもしれない』と言ったよね。あれは本当なんだ。この前ココに君が運ばれてきたとき。私は怖くなったよ・・・」

俺は記憶が無いので普通の顔

「詳しくは言わないけど、君は頭を強い衝撃で打っている。もし、君の記憶が全て戻ってしまった時・・・脳が異常を起こしかねない」

俺はそれで?と聞く

「だから、まずは熱とかを治すこと。それからはゆっくりと脳の回復を待つことだね」

「なら、何ヶ月入院しないとダメなんですか?」

井上は最低でも1年は入院と言った

もし、ココに天使に化けた悪魔がいて

その悪魔が「死ぬか?」と聞いたとしたら

俺はこう答えるだろうね。

「それなら、全ての過去を戻してから死にたい」っとね

 

井上先生と大崎さんは俺にその話をした後

「まぁ、ココには君と年齢が近い人もいるし、仲良くしなよ」と井上先生が言い

「何言ってるんですか。この子にはもう彼女ができたんですよ」と大崎さんが言う

井上先生は少し苦笑いをして

「まっ、ほどほどにな」

俺はそんな話を流しながらも

あの女(人)のことを思っていた

あの女(人)が来るまで後1時間だ

大崎さんはあと2日したら自由に動けるからと言い

井上先生はお大事にと言って病室を出た。

残された俺は

大崎さんから押し付けられた文庫本を読み出した。

その文庫本の名前は・・・長いので言えないが

とても、メルヘンチックな物語だった

今度も大崎さんに借りてみるか・・・

 

 

ココは屋上

大崎さんと井上先生がいる

「ふぅ・・・やっぱりあのことは言えないよな・・・」と井上先生が言い

「そうですね・・・もっと時間を使って話ましょう」と大崎さんが返す

「あっ、あと咲ちゃんの容態は?」

「無事に回復してきているよ」

大崎さんはそっかと言って更に言う

「やっぱり、咲ちゃんもあの時のことを忘れていますね・・少しですけど」

井上先生は言う

「これで良い」っと

今です

午前7時

俺は昨日の言葉のせいで早く起床してしまった

俺の過去はもう取り戻せない・・・

あの女(ひと)を助けたことはわかったけど

・・・なんだろ・・・

俺は少しだけだが思い出した

あの女(ひと)とは前にもあったことがある

何か・・・一緒に笑っていたような・・・

 

俺は昨日の続きを聞くために何時間も起きていた

看護婦には寝るようにと言われたが無視した

だって、早く聞きたいから

あと、俺の主治医と言ったあの医者

あの人にも話しを聞かないと・・・

 

俺はそう思いにふけて

そして、漫画を読んだ

昔の記憶がない状態だから何の話なのかさっぱりわからない

でも、こうしておかないと

自分は今にでも

この痛めている身体を無理に動かし

あの女(人)に

あの医者に話しを聞きに行くだろう

早く・・・全ての過去を戻したい

俺は何かに駆られないように漫画を読むスピードを速めた

・・・それにしてもさ・・・1人部屋は面白くない

何もないし

話す相手もいない

 

俺は今になって気づいたのだが

この病院は小さいようだ

しかも、俺みたいな人物は希少価値のようで

だいたいの人がかなりの重症のようだ

年齢層も若い人がいない。。。

でも、何か病室から見える病院内は

若い人がわんさかいる

とりあえず・・・まぁ。。。俺も男子である

とても・・・気になる

どんな人がいるのかが

でも・・・やっぱり一番に気になってしまうのが

あの女(人)

可愛らしい顔をして

本当に一目みたら高校生とは思えないくらいに童顔である

あぁ・・・会いたい