意味は自分がつける
今、俺はある病院にいる
そこは夕日が綺麗に見える所
とても綺麗で切なくて・・・
俺はそんな夕日を眺めていた
何故、俺が入院しているかだって?
それは、俺にもわからない
だって、俺は今記憶がないから・・・
わかっていることは
自分の名前、生年月日、血液型など・・・
都合の良い記憶喪失だと自分でも笑ってしまう
でも、何故か思い出せないことがたくさんあって
今、そのことに直面している
それは・・・俺の隣である女子が寝息をたてて寝ているのだ
顔はとても可愛い・・・が
俺はこの女子が誰かわからない
本当に誰か思い出せないのだ
俺は硬直した
抜け出そうにも
前に何かあったみたいで全身が動かないのだ
俺はこれが夢であってほしい。。。などと考えていた
コレは本当に修羅場なのだ
だって、そうだろ?
もし、俺が前にこの女子に何かをしていたとしたら
この女子は俺に文句を言いにきたのかもしれない。お金をふんだくりにきたのかもしれない
だから、怖かった
・・・あれから
何分・・・いや、何時間経っているのだろうか
俺は顔だけ動かし
今の状況を見回した
・・・ココは一人部屋のようだ
まぁ、きっと俺は重症だったのだろう
医者達が集中して治療ができるようにと1人の部屋にしてくれたのだろうな
でも・・・今は凄くこれが裏目になっている
俺はこのまま記憶がないまま死んでしまうかもしれない
だって、この女は。。。何者なのかわからないんだからな
まぁ、とりあえずわかったことは
この女の人は俺と同い年なのだろう
俺はたしか・・・16歳の高2だから
きっとこの人は高校生なのだろう
後、もう一つ見つけた
この人は・・・この病院の患者だ
それにしても。。。なかなか起きない
あれから何時間か経ったというのに
。。。かなり疲れていたのだろうな
俺はもし何かあった時に少しでも相手の怒りを和らげるために
毛布をかけた。
俺は少しでも長く生きたいんだよ
さて、もうすぐ夜になる
真っ暗な闇となる
この病院は施設が良いのかもしれない
暗くなると明かりが灯されたのだ
俺は少し安心した
そして、それと同時に女は起きた
女は少し目をこすり
そして、俺を見た
「え・・・?」
第一声はそれだった
そして
「えっと。。。昨日はありがとうございました。」
俺は昨日の記憶がない
「んーっと・・・ごめん。俺・・・今記憶ないんだ」
女子はえっと言う声をあげ
そして
「昨日は本当にあなたがいなかったら私は。。。死んでいました」
俺はぞくっとした
俺は・・・昨日人を助けたらしい
女子はさらに話す
「あなたは昨日私が車に引かれそうになった時。変わり身となって守ってくれました。本当にありがとうございました。あの・・・明日・・・ちゃんと話しますね」
そう言った
そして、女子は自分の名前も言わずに病室を出た
俺は・・・凄く複雑だった
記憶がないからな・・・
今日、夜にだが
主治医という医者が病室に来た
とても若く・・・先生でたとえると
女子が好みそうなタイプであって
男子からは兄貴分として慕われる人だ
そんな主治医から先刻された
今日はあまり起きていたらダメだから簡潔に言うという前置きを添えて
「君の過去は・・・取り戻せないかもしれない」っとね
今
夢の中というやつは無限に憂鬱なものなのかもしれない
・・・俺は今
女子の制服という
現実の世界ではあってはいけない・・・ことをしている
これは俺の欲望ではないと思う
・・・そう願いたい
そういえば・・・この教室は何か違うものを感じる
なんだろ。。。
まぁ、そう考えても無駄だし
俺は女子の制服の脱ぎ
いつも学校に置いてある自分のジャージに着替えた
まぁ、学校のジャージというやつも
市販のジャージとは違い
何か時代についていけてないような・・・ものだから
あまり変わりはしないがまだマシだ
昨日、先生が言ってたことがある
「あなた達がすること・・・それは、できるだけ普通でいること。意味がよくわからないと思うけど、行ってみたらわかると思うわ」
とね
これがそのことだとすると
俺が女子の制服だったこと
そして、この教室の違和感
。。。全てつじつまがあってしまう
もし、この答えが合ってるとするならば
・・・もう、指令が始まっているのか
俺はまず何をするべきなのかと考える
でも、そんなの考えるまでもなく
「制服・・・か」
まずは男子の制服だ
俺は今、教室から図書室のほうにと歩き出している
何故かはわからないけど
現実の世界ではいつも図書室にこもっている
だから、現実の世界と繋がっているとしたらあるはずなんだ
俺は急ぎ足で歩いている
今の時間は午前7時(夢だがこっちにも時間はあるようだ)
もし、俺以外の生徒が来るのならば
もうすぐ、朝練の生徒がやってくる
まぁ・・・先生は別に言い訳ができるから良い
でも、生徒・・・しかも、仲の良いやつに見つかったら
確実に問いただされる。
「なんで、お前。こんなに早いんだよ」とか
「ジャージ?」とか笑いながら聞かれそうだからな・・・
教室から図書館まではとても遠い
この学校は図書館が別に設置されていて
他の学校にはない資料などが置かれている
俺はそんなのには興味がない
俺は漫画かライトノベル・・・それを見るためだけにこもっているのだ
無論。俺が2次元のことについて詳しくなった
だからなのかもな。。。変なことに巻き込まれるのは・・・
さて、やっとのことで到着
やはり。。。急いでも3分はかかる
まぁ、まだ誰にも見つかってはいない
俺は鍵がかかっている図書館の裏に回り
いつも座って読んでいる特等席に座った
この学校というのは高台にあるので
学校に行くときにはかなりの疲労が溜まってしまうが
この景色は誰もを癒してくれる
俺はココに早く来て座り
とても心地よい風に当たりながら本を読んでいる
「さってっと・・・あるかな・・・」
俺は周辺を探した
もちろん、あるという確証はない
でも、何かを感じる
・・・それは何かわからない
でも、ありそうだ・・・
「あっ」
見つけた
俺は汚れをチェックして
何も汚れなどがなかったので着用した
そして、ゆっくりと朝日が上っていく姿を見た
あぁ。。。とても癒される
とても美しい
俺は詩人になったかのように何か書く衝動にかられていると
「あっ、やっぱココにいたんだ」
恵美がそこにいた
「よぉ。こっちの世界でも会うんだな」
恵美はそうだねと言いながら
恵美も景色を眺めていた
「綺麗だね」
恵美が呟いた
俺は軽く返事をし
続けてこう言った
「やっぱり。。。こっちでも現実と同じことをしないとだめなのかな?」
「うん・・・たぶん、そうだよ。団長先生がそう言ってたもん」
俺はため息をつく
このため息は白くにごり
そして、消えた
とても、寒い朝だった
夢の続きは
意識は一気になくなった
俺は何かに押されているかのようだ
そして、俺は目を覚ました
・・・おい、何でこうなってるんだ?
何で、俺はココにいるんだ。
そして、なんでこんな格好しているんだ?
・・・俺がいるのは
学校だ。
そして、俺は女子の制服を着ていた