君が生きた証 第8章 #5 | SAKAMICHI46 NOVEL⊿ 〜乃木坂46・櫻坂46・日向坂46小説〜

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 4月中旬のある平日の夕方、早稲田実業王貞治記念グラウンドでは硬式野球部が練習を行っていた。



 和真 「お願いします!」


 練習用ユニフォームを着用し、左手にファーストミットをはめて構える和真。


 コーチA 「よーし!菅野行くぞ!」


 コーチAは和真に向けて強いゴロを打ち、和真はそれをダイビングキャッチした。


 コーチA 「次は松島!」


 松島 「はい!」


 コーチAは松島に向けて和真と同じように強いゴロを放ち、松島は難なくキャッチした。




 内外野別の守備練習の後は木製バットを使用したマシン打撃。


 カーン!カーン!カーン!カン!カーン!カーン!


 和真 「フン!ホッ!フン!」


 普段自宅での打撃練習で木製バットを使用している和真はマシンから投げられる直球や変化球を難なく打ち返していく。


 三年生A 「あの一年生いいスイングしているな。」


 二年生A 「はい。菅野は一年生とは思えない程すごいスイングしてますね。しかも木製であんなに飛ばしてますし・・・。」


 和真 「フン!」


 ガッーーーーーーン!


 和真の打球は柵を越えてホームランになった。


 三年生A 「すげー!一年生なのに木製でホームランを打ったぞ!」


 二年生A 「俺たちも頑張らないと菅野に先を越されますよ!」


 和真の打撃練習を見てやる気を上げる先輩2名。




 その日の夜、和真は下宿先の伯父の家の自分の部屋で環奈とテレビ電話をしていた。



 環奈 『へ〜和ちゃん、今日初めて木製バットを使って打撃練習したんだ〜。結果はどうだったの?』


 和真 「単打が多かったけどホームランも打ったよ。」


 環奈 『すごいじゃん!初めての木製バットでの打撃練習でホームランを打つなんて!もしかしたらワンチャン一年生で夏の予選のレギュラーを掴めるかもしれないよ!』


 和真 「いやまだまだだよ。先輩の中には俺よりも上手い人はたくさんいるんだからもっと体を強くしないとレギュラーは奪えないな。」


 環奈 『そっか・・・。ねぇ和ちゃん、トレーニングするのは良いことだけど無理はしないでね。』


 和真 「おう。環奈こそ身体を大事にしろよ。」



 つづく



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