第9話 「ボーダーレス・ユニバース」
フューチャースペースとは異なる次元の宇宙空間ではあるウルトラマンと巨大なロボットがもう一台の巨大ロボットを持った宇宙人を追跡していた。
ウルトラマンゼット 「キアッ！」
ヨウコ 「コラー！待ちなさーい！」
宇宙ウインダムに乗って宇宙人を追いかけるヨウコ。
バロッサ星人 「バルバル！バルバル！バル！バロッサ！」
ウルトラマンゼット 「待てと言われて待つやつがいるかだって！」
バロッサ星人 「バロッサ！バロッサ！」
宇宙セブンガーの部品を引きちぎってゼットと宇宙ウインダムに投げつけるバロッサ星人。
ウルトラマンゼット 「おっと！」
ヨウコ 「この泥棒宇宙人！また何でも投げつけて！」
バロッサ星人 「バルバル！バルバル！」
バロッサ星人はブルトンを使って逃げようとしたが、次元の穴が開いてしまった。
ウルトラマンゼット 「まずい！」
バロッサ星人と宇宙セブンガーは次元の穴に吸い込まれた。
ウルトラマンゼット 「仕方ない！ハルキ、バロッサ星人を追うぞ！」
ハルキ 「はい！ゼットさん！」
ゼットはヨウコが乗る宇宙ウインダムが吸い込まれないようにバリアを張って自身はバロッサ星人を追いかけるために次元の穴に飛び込んでいった。
ヨウコ 「ゼット様！ハルキー！」
その頃、光一と武志はスピードル01で都内のパトロールを行っていた。
武志 「いや〜平和だな〜光一。」
光一 「そうですね〜もう一ヵ月も怪獣や宇宙人が出現してませんからね。こういう平和な日々がずっと続けば良いんですけどね。」
武志 「そうだな！そうだ！基地に帰る途中でスタバでダークモカチップフランペチーノ買って飲もうぜ！」
光一 「それ良いですね！」
二人が車内で会話していたその時、作戦司令室から通信が入った。
光一 「はい！こちらスピードル01！」
誠隊長 「光一、武志、先程空に突然穴が空いて巨大ロボットが東京スタジアムに落下した！」
武志 「何ですって！？」
誠隊長 「今から東京スタジアムに急行して科学技術局の職員達と一緒にそのロボットの調査を行なってくれ！」
光一・武志 「「了解！」」
東京スタジアム
光一 「これがその巨大ロボットか・・・。」
武志 「ウルトラマンの身長と同じくらいの大きさだな・・・。」
スタジアムのグラウンドに倒れている宇宙セブンガーを見ながら会話する光一と武志。
光一 「被害者はいましたか？」
科学技術局職員 「落下当時スタジアムには誰もいなかったので被害者はいません。ですが何かあったら大変なのでスタジアムの近隣住人には避難勧告が出ています。」
光一 「そうですか・・・。」
武志 「このロボットは地球を侵略に来たのか・・・？」
光一 「それにしては妙ですね・・・。このロボットは地球の物質で作られてますし・・・。」
WIPで宇宙セブンガーの分析を行う光一。
武志 「なぁあそこ扉が開いてるぞ！」
光一 「本当ですね！もしかしたらこのロボットに乗ってきたやつがいるのかも！？」
武志 「光一、あのロボットの中に侵入するぞ！」
光一 「はい！」
光一 「ライトが無いと前に進めないくらい暗いですね・・・。」
武志 「・・・そうだな。何か幽霊が出てきそうな雰囲気だな・・・。」
すると二人の耳に何か物が落ちる音が聞こえた。
武志 「何か音がしたな！」
光一 「はい！あちらの方向からしましたね！」
光一と武志がライトをつけて物音が聞こえた方向を進んでいると目の前に宇宙服を着た男が現れた！
光一・武志 「「うわぁっ！？」」
宇宙服を着た男 「うおわっ！？」
武志 「武器を捨てろ！大人しくするんだ！」
宇宙服を着た男にWDSPガンを向ける武志。
ハルキ 「待ってください！自分は怪しい者じゃないです！」
ヘルメットを脱いで素顔を見せるハルキ。
光一 「あの・・・もしかしてこのロボットの持ち主の方ですか？」
こうして光一(ウルトラマンリブット)とナツカワハルキ(ウルトラマンゼット)が出会った（笑）
To be continued...
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