2017年、 日本人世界王者数が過去最高タイの12人という物凄い人数になった時期がありましたが、 2020年1月5日現在、 日本人世界王者数は、 村田諒太選手、 岩佐亮佑選手、 井上尚弥選手、 井岡一翔選手、 田中恒成選手、 寺地拳四朗選手、 京口紘人選手の7人。 数年前より世界王者の人数自体は減ったものの、 ファン目線から見ると本当に心強く安定感のある布陣だと感じます。 どの王者に目を向けても世界のファンにアピール出来るだけの盤石のボクシングスタイルを有しており ( 当ブログ管理人がボクシングを観始めた90年代初頭の日本人世界王者0人だった頃から比べて ) 日本のボクシングの進化を感じずにはいられません。 さて年末の振り返りです。
▼ 田中恒成 vs ウラン・トロハツ
トロハツ選手は これまで結構日本人選手と拳を合わせていて、 関係者であれば実力測定は出来ていたと思います。 田中選手の実績と実力を考えれば、 倒して勝たねばならない相手 … ただ、 言うは易し であり、 それを実際に世界戦のリングで実行するのが並大抵の事では無い事も分かっております。 田中選手は凄かった。
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基礎力が一段と練磨され、 技術面の上塗りも更に重厚に … パワー、 スピード、 テクニック、 ディフェンス、 全ての要素が整った高チャート、 トロハツには全く付け入る隙が無い。 これぞ世界王者という戦いぶりです。 右アッパーから左ボディのコンビネーションを散々見せておいて、 決定打の右アッパーから左アッパーダブル … なんと美しきコンビネーションでしょう … 。 井上選手と同時代の世界王者であるという事が評価を曇らせている部分がありますが、 田中選手も過去の日本人世界王者の中で、 間違いなくトップクラスの実力を持ったリアルな世界王者です。
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結果 : 田中選手3R KO勝利
田中選手自身も おっしゃっていた通り、 まだフライ級戦線での戦いが見たいですね。 ダラキアン、 J.C.マルチネス、 ムザラネ … 他団体王者が存在感のある魅力的な強ばかり。 誰と統一戦を行なっても勝負論ありの凄まじき激闘になりそうです !