マーク・アンソニー・バリガ vs ガブリエル・メンドーサ | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。




※ 田口選手と ヘッキー・ブドラー の試合観戦前に急いで書いています ^




フィリピンでのIBF世界ミニマム級挑戦者決定戦。 注目はアムナットよりも遥かに “ アジアのメイウェザー ” という愛称が相応しい男、 マーク・アンソニー・バリガ です。





▼ マーク・アンソニー・バリガ vs ガブリエル・メンドーサ






典型的中南米系ボクサーファイターであるコロンビアのメンドーサ … バリガのスタイルからすれば、 恰好の餌食といった所でしょうか … 私の採点では 120-108 でバリガのフルマーク勝ちでしたし、 実際の審判団の採点もほぼ同様でした。




バリガのスタイルは既に完成形ですね。 メイウェザースタイルとはいってもサウスポーなので、 オーソに対してはショルダーロールに乗せるパンチもカウンターで選ぶパンチもメイウェザーとは逆なのですが、 一切の淀みなく、 スムーズにスリックにメンドーサのパンチを殺し、 カウンターを返します。 右リードも角度が多彩で、 ボディムーブやグライディングに関しても省エネの最短最小動作で最大効果を得られる所作を取り、 L字ブロックの使い方も機能的で無駄がありません。 既に足す物も引く物もない段階まで来ています。











しかし幾ら精度の高いスタイルであろうと、12Rの間 全く色気なく同じリズムの待ち受けボクシングを観させられるというのも結構辛いもんですね … ^




これでIBF王者 京口選手への挑戦者はバリガに決まりました ( 本日の京口選手の防衛を前提に ^ ) これは本当に最高のカードですよね ! 京口選手とワタナベ陣営がどのような戦術を持ってバリガの難攻不落のスタイルを切り崩していくのか ? ( バリガがサウスポーのL字なので京口選手得意の左ボディは かなり当て辛いと思います … ) 注目の一戦。 今から楽しみで仕方ありません ! !