猫のケガ検証 -29ページ目

猫の傷:開放のメリット

さて
猫の傷は見ていてなかなか慣れないとグロい、緊張する悲惨なものだ。
実はそうでなくても、この数日食欲がない(人間が)
猫を飼った経験もなく、今までの年数を愛情をかけて育ててきた経過もない。
ただ、ある日を境にイキナリなのだ。当然かも。
猫とて実は、大して懐いてないような気もする。がそれは全く構わない、それを望むために飼った訳でもない。
さて。
開放することには、メリットもデメリットもあったろうとは思う。
が、ここで新たな事実を発見した。
$猫のケガ検証
これは、病院で撮った本来の傷。

$猫のケガ検証
これ、かなりショックで頭がいっぱいになった。
これは傷の反対側の場所、完全に皮がヤバイ色になっているじゃん。て。
わたしは頭のなかで、(あ~もうダメだ)って思った。

今ある傷を開放で眺めつつリビングで生活するのは、(きっと良くなる)で望みでいっぱいで、グロいことは苦にはならなくなりつつあった。
 けど、この傷は、きっと化膿だか壊死だかは、骨を貫通している、もうこの足はダメなのか、って思った。
混乱した。

傷を開放してこそ気がついた事実だった。
デメリットは乾燥することで、筋肉が委縮するなどの心配とか。

4日目:病院へ

最初の先生の世話になる。
やはり洗浄とデブリードのみ。

さて
デブリード
壊死した組織を除去する、みたいな感じ。

あ、その前に自宅でも前日必死に洗浄する。
ここでいう必死とは、単に傷に不慣れなためビビって緊張、という意味。


この日、先生が「ケータイで写真を撮っていいですか?今後の経過をみたいので」と言われた。


そんなこと思いつかなかった。
はっきり言って生きるか死ぬかぐらいで、この数日を送ってきた。
かわいい日常はもちろん、傷の写真なんて全然意味ない、と考えていた。

さっそく快諾、というか自分のケータイにも。

$猫のケガ検証
随分キレイに余分な皮なんかをとってもらうとこんな感じだ。
これはかなりキレイになったほうで。

今になったら分かるんだけど、生き物の内側の色がどうだ、なんて考えたことはなかった。
だからこの映像の違和感には、このとき全然わからなかった。
先生も当初、(なんだ、この白い色は?これは何だ)と不思議に思ったと言っていた。
本来、こんな色なんてあり得ない。

多分、猫は
当初想像した交通事故なんかとは考えられない。
多分、性格の穏やかさが取り柄の猫だったはず。もしかしたら飼われていたかもしれない。
で、どこかの猫に噛まれた。
猫の皮は独特で人間とは少し違う。
独立ブヨブヨな感じ。
だから、傷自体もわりと小さい穴だった可能性は大きいと思う。
でも、野良猫に噛まれた傷はバイ菌いっぱい。
もちろん普通の野良猫だったなら、問題なく乗りこえられる範囲だったかもしれない。
が、
猫は中途半端に小さく、穏やかで要領が悪く、きっと長い日数を水や食べものを確保できずにきたと思う。
体力不足。貯金ゼロの猫だったのだ。
で、皮の下ではバイ菌が膿んで、かと言ってほとんど皮でふさがっていて、どうにもならない、て感じだったに違いない。


ゆっくりゆっくり弱っていって、弱ることで栄養ゲットの可能性もなくなって、それで体力が更に落ちて、で悪化して…。
 そんな感じではないだろうか?

で、この傷。
これは何だ?という論点なんだけど。
ぐちゃぐちゃになった傷には、壊死した組織はもちろん、案外バカにならないのが毛だったと思う。
中に中に毛が絡まり、その上が乾燥し傷をふさいで、だから中ではドンドン化膿していった…。
 そんな感じだと想像する。

今日は、この傷…一旦開放してみよう、という流れになった。
ふさぐことのデメリットを、とも懸念から。
初のエリザベスデビューである。

 以後、我が家の猫殿は、それまで素直で必ずお返事できる優しい猫だったのに、機嫌を害し、呼んでも返事はしない、挨拶もしない、すっかり無口猫になってしまった。
 
 実はたったこの数日ではあったが、頻繁に包帯を交換(洗浄してガーゼかえる)していた。
 猫にとっても大変な苦痛だったはずだが、それでもここまで機嫌を悪くすることはなかった。

 完全に人格激変で参った。

2日目のあと、ネットで人に聞きまくった話

 猫のケガ、湿潤か消毒か?

 心配でネットで聞きまくった。

 だって猫のケガは深刻で、先生だって「大丈夫とは断言はできません」と言っている。それだけ深刻なら、少しでも対処が悪かったら一進一退な訳でしょ??

 ネットでは強く湿潤療法を説明してもらった。
 
 ここでハッキリ言いたいのは、私にとっては、どっちが正しいかなんかどうでもいい、猫が治ってくれるのが大切、そこらへんは曖昧でいい。ていうと混乱してるか…うんと猫にとっても正解は重要だけど、質問箱でのベストアンサーで<こっちです>とコトを荒立てるメリットがない、て意味。
 つい心配でガンガン同じような質問をしてしまう、すると自分の主張が正しいはずで評価も高いのに他の人を選んだことをガッカリ~的に言われてしまった。
 質問箱では字数は限られていて、とても不便な思いをすることは多かった。
 こういうのもその典型で、本来全員ありがたいのでお礼は言いたい。
 が字数たった200文字のお礼コメントでは、充分それを伝えられない。 
 それもあってブログを作ることにした。
 
 あ、で湿潤療法なんだけど。
 個人的には賛成。
 わたしの子供の話なんだけど、チビのとき、膝を擦りむいた。 
 で消毒してガーゼ、何故なら、だって子供のとき自分もそうしてもらったやん、的な。

 で、大変なことになったの。
 ごく表面だけに擦り傷だったはずなのに、1日経過してガーゼが貼りついて取れなくなった。
 あとはもう簡単だったはずの傷が膿んで膿んで大層なことになり、結局皮膚科にいって処置してもらった、て感じ。
 その先生が結局的に声高に湿潤療法に取り組んでいる印象は全く受けない。
 むしろ、昔からの説明を丁寧にするのなんて嫌だな、て感じの先生。けど経験の数が違うから、そういう対応に間違いはないです、な先生。
 たっぷりゲンタシンを塗布したガーゼでシップ、これが数日の苦労は何だったの?て感じに回復したの。

 そんな訳で湿潤自体は賛成。

 わたしは湿潤派の飛びついた。

 今考えたら、その人自体最初に言ってた「でも壊死組織があるなら、デブリードマンが必要ですよ」
 けど、頭の中で<消毒か湿潤か>で埋まっていた自分には最後の短いその言葉よりも、丁寧で情熱ある湿潤に対しての情報で頭はいっぱいだった。

2日目の病院 そこで混乱、頭のなか迷走

 2日目も病院に。

 この日は(大きな病院だったので)、昨日の先生とは別の先生だった。
 イソジンで消毒し、ゲーベンクリーム(これも子供が使った経験あるなぁ)で包帯。
 ただそれだけ、という印象を受けてしまった。
 それは今考えると、素人の私がそう感じただけで、実際必然か手抜きかは分からない。
 印象として、昨日の先生と違うだとか、昨日の先生の先生は丁寧に皮とかとってくれたのに、今日の先生は何にもじゃん、ていう主観のみで、冷静な知識は皆無。

 …。
 昨日<湿潤療法>てキーワードが頻繁に登場したんだけど??
 ??混乱した。
 消毒?だって?だって??
 顔に不満が表れたことで先生にも伝わってしまった。

 ここでハッキリしたいんだけど、この病院をわたしは評価しているんです、て事実。
 誰に聞いても、ここがいいというし、何より良心的。
 だいたいの動物病院は、付加価値的、というか贅をこらした検査検査のオンパレードで割高だと言える。
 まずは検査、でガンガンお金は消えていく。
 イキナリ拾ってきた捨て猫で、「一体どれだけ膨大な病気を抱えているか分からないですよ。あなたはどこまでやれます?」とズバリ質問してくれる病院は良心的だと思うし。
 年末年始しか休まない、日曜日もやっている、もちろん同じ料金システムだ。
 深夜で時間外でもケータイに電話すれば見てくれるし追加は、たったの3000円だ。

 つまり、<何か不満があったら別のとこに行けばいい>ていうこと。

 わたしには、ここ以外に良いと評価してもらっている病院を知らない。
 つまり、素人の私が必死にがんばることなんかより、多少混乱があってもここにで世話になったほうが良い、という発想。

 が
 混乱
 この猫の命やらケガには余裕はない。
 少しでも、いや絶対間違った方向ではギリギリ間に合わないのではないか、と考えている。
 もちろん、足がもし3本でもそんなのは構わないとも思う。

 ただ、今となってはそのときそう思っていただけで、
 よくテレビではそんな猫ちゃんを見かける。
 元気で幸せそうだ。
 が、勘違いしてはいけない。
 大して痛くもなくて、簡単、という訳なんかじゃない。
 後で調べたら、やっぱり猫へのストレスは大変なもので、手術だって…。

 私は、テレビで結果だけをみて勘違いというかマヒしていたんだと思う。

 足は命には代えられない。
 があったらあったほうがいいに決まっているのだ。

 混乱のまま帰宅。
 そこで自分の頭の中で、完全に<湿潤?>それとも<消毒?>どっち正しいの??
 大丈夫なの?ていう心配に陥った。
 

出会い:猫

 猫は、とある土曜日、子供が拾ってきました。

 わたしは面倒くさがりだし、大して愛情深いほうでもないし。
 猫とか犬とかすごくかわいくて好きだけど、長い間実家で犬を飼っててもう面倒~って思ってるので、常から動物を飼う発想がありません。
 そもそも基本、犬派です。
 子供にも常から中途半端な同情はかけるものではない、と言ってありました。

 が、子供はケガをして必死になく猫を発見し、どうしても見捨てることができなかったんだと思います。
 たぶん、あと1日か2日遅かったら現実的にみて、この猫は死んでいたと思います。

 土曜日、猫は座っていることも難しい状態で、鳴くばかり。
 子供が箱に入れて自宅に連れ帰りました。

 パニック。

 正直いって、けがをしていなかったら、「元の場所に返してきなさい」と言ったかもしれないです。
 が前足にケガをして皮はドロドロで黄土色になって、普通に立つこともできなくなった猫を、見捨てることは人間としてできなかったのも正直な感想でした。
 が、一旦関わることは一生面倒をキチンとみる覚悟がいる、ということだとも思いました。

 これがかわいいばかりの子猫なら別だけど、中途半端に成長した猫を、必死に治したところで、一体だれが飼いたいだろう、と。
 病院やペットショップにいけば、生まれたばかりの愛くるしい子猫の写真で「もらってください」が溢れています。
 そこでこの猫を完治させても、やはり新しい飼い主が現れる想像は甘い、と考えました。

 主人は咄嗟には、とりあえず病院に連れて行って、手当をしてもらって、その後の指示を病院なり愛護協会なりに仰いで、と考えたようですが。
 それは違うと私は思いました。
 病院や愛護協会は都合のよい猫捨て相談所ではありません。
 誰かが責任をもって、それからあとに、サポートするとこだと考えます。

 大変なケガでした。
 骨が見えている。

 変なことをいえば、多分こんなにひどくなる前から、すごく簡単な猫のケガだったと思うし、多分日常生活で、この猫を一度や二度、…全然大したケガになる前の状態のときに会っていたんじゃないかな?て思います。
 でもそのときには、飼わない方針がはっきりしていて、この猫を自宅に、ということはなかったと思います。
 皮肉なもんだと思います。