メロウな楽曲群と演奏で、なかなかの内容ながらも
イマイチマイナーでCDにすらなることのなかったレコードの
CD化を皆でお祝いしよう!というコーナー(のグループ編)ドキドキ
「CD化!サンキュー・ベリー・ワッショ~イ!」


今回ワッショイ!されるのは、
ザ・スピナーズの「Can't shake this feeling」である音譜



ほっほ~
記念の集合写真・・・というか、
陽気なおっさん達ですなぁ~ブタ


な~んて、いかにも陽気なアメリカンなジャケで笑顔振りまいているこの方たちこそ、
「It's a shame」「I'll be around」などの
超絶メロウなヒット曲を多数持つ
デトロイト出身で1954年から現在も活動を続けている伝説のR&Bグループ、
スピナーズの皆さんなのである晴れ
ちなみに、オリジナル・メンバーは今現在、
ヘンリー・ファンブローだけになっている。

その長い活動歴の中で、ソウル、ディスコ、AOR・・・と時代の流れの中で音楽性を変えていき、
その時々の活躍で「ザ・デトロイト・スピナーズ」「ザ・モータウン・スピナーズ」など
様々な呼ばれ方もしたのだったが・・・
基本は名門といわれるソウル・グループであり、実力も相当のものであった。
特にG.C.キャメロンが在籍していた1967年~1972年あたりと
フィリップ・ウィンが在籍していた1972年~1977年頃はよりソウルフルで、
音楽的にはかなり充実していた。


「Can't shake this feeling」は、そんなスピナーズが
1982年にアトランティックからリリースした14枚目(!)のアルバムである。
時代はディスコの流れが強く
スピナーズもメンバーにはジョン・エドワーズがいたりして、
かなりディスコ寄りになっていった頃だ。

この時、プロデュースを任されたのが、
様々なアーバン・ファンクのプロデュースで人気の高かった
ジェイムス・エムトゥーメイ&レジー・ルーカスのMtumeコンビ

しかも、アル・マッケイやルーサー・ヴァンドロス、マーカス・ミラー、
ウランダ・マックラフなんかも参加していて、
内容はかなりファンキーなディスコ・ソウル!
”洗練”という言葉が似合いそうなアーバンAOR寄りの音に仕上がっていたのだったラブラブ!

表題作の「Can't Shake This Feelin'」「Send a little love」など
どこを切っても軽快なダンス・チューンが並ぶ
後にニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックもカバーする
ザ・デルフォニックスの渋めのバラード「Didn't I blow your mind」なんかも
いち早くカバーしてたりするにひひ

中でも一番の佳曲は、なんといっても
アルバム・ラストを飾る「Got to be love」であろうドキドキ



う~ん、このストリングス、大げさなアレンジ、メロディー・・・
胸焦がすような熱いサウンドですなぁ~
まさしくアーバン・メロウ!ラブラブ!
大人のボーカル・グループによるファンクを堪能できるのである。


さて、しかしこのアルバム、
R&Bチャートではそこそこの順位を確保するも、売れなかった!クマ
シングルも4枚もカットしつつ、どれもパッとしなかった・・・
これ以降、スピナーズはチャート的には沈んでしまい、
新作リリースの間隔が大きく開くようになってしまうのである。
内容の割には不遇の扱いを受けてしまった1枚なのであるガーン

そして、長い間未CD化だったのだが・・・
2010年にようやくCD化された!
ワッショイ!かに座
今も活動する生ける伝説なグループの、
AOR期を飾った1枚として再評価したい1枚なのであるわんわん

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