ここでは前回のブログ「南の夢の鳩間島」で記載したおすすめのお宿、

「ペンション マイトウゼ」の詳細について書こうと思います。

その宿はエッセイ本『パイヌカジ』(ヤマケイ文庫)で舞台となったお宿です。

 

  ペンション マイトウゼについて語ろう

 

鳩間島の素敵な宿、70代のご夫婦が経営する優しい宿、

ペンション マイトウゼの詳細をご紹介致します。

 

 予約~料金プラン

 電話のみでの予約となります。予約受付開始は宿泊の1~1.5ヶ月位前からが目安。

 口頭で予約を取るので予約漏れ防止のため宿泊1週間前の確認連絡をお勧めします。

  

ペンション マイトウゼ

住所 沖縄県八重山郡竹富町字鳩間46-2

電話 0980-85-6166

1泊  2食付き  ¥6,000.-  ( 1名) 

 以前は「素泊まり」「2食付き」「3食付き」のプランが選べましたが現在は

 「2食付き(朝・夕)」のみとなっています。

 

 部屋・施設・設備

 建屋はプレハブのバンガローと考えて下さい。それが全部で9棟あります。

 1室1棟貸しの部屋で完全なプライベートが約束されます。

 各6畳程の部屋ですが、トイレやシャワー等水回りは全て外の共有となっています。

 ※入口に近い「西1」号棟のみ10畳の家族用部屋でトイレ等水回りが部屋に付いているようです。

 

 

 室内はベッドがふたつ。足腰が悪い私にはベッド助かります。

 部屋によって内装の色調やベッド、床フローリング等が若干異なります。

 

 

 因みに別の部屋ではこんな感じのがありました。

 

 

 部屋にはエアコン(1時間100円)、電子蚊取り、ほうき、ハンガー、ゴミ箱が

 備え付けでコンセントは1箇所2口。3口タップ、延長コードは必需品かもです。

 部屋の鍵はサッシの鍵で建付けが悪く掛からない所もチラホラ。ご愛敬です。

 

 

 写真は入口です。ここで疑問に思いませんか??そう、部屋鍵は中からのみ。

 出かけている時はかけられません。治安のいい昔ながらの島の緩い習慣です。

 

 

 

 

 敷地内の一番奥に共有の水回り設備があります。(洗面所のみ手前入り口)

 トイレは様式のが2つ。足腰の悪い私にはこれがチェック必至でした!

 

 

 トイレの横にはシャワールームが2つ有ります。

 

 

 その1つは1人用。ボディーソープ、シャンプー、リンスも置いてあるー。

 

 

 こちらは隣の2人用のシャワールーム。広い。

 

 

 トイレの前に洗濯機。1時間200円。箱型洗剤も置いてありました。

 

 

 入口にある洗面所。蛇口は小学校によくある口先が上にも向くタイプなので

 コップは不要ですが歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸等はありません。

 売店がない島なのでアメニティーは各自で用意を忘れずに!

 

 

 こちらが外中央に構える共有スペース。手前には長テーブルと長椅子があります。

 ここにある設備品はテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ケトル、カセットコンロ、

 ドライヤー、灰皿、ゴミ箱、消火器、漫画(光の島-鳩間島がモデル)数冊等。

 

 母屋で泡盛を買って、この共有スペースで宿泊者同士ゆんたくして語らいます。

 又はドリップコーヒーを持参するのもお勧めです!!

 

 

 以上、いかがでしたでしょうか?何もない小さくて豊かな島へ足を運んでみては?

 この島に行くなら台風をけん制しながらシーズンオンの5月~9月が良いでしょう。

 冬季はフェリーの欠航率が80%近くになる島です。注意御用心下さい。

 

 

 

 

  その他の鳩間島宿泊事情 2025.3.15現在

参考までに鳩間島の他の宿についてもさらりと触れて列記しておきましょう。

但し、宿泊経験がないお宿なので滞在中に見た感じ、

人から聞いた話しをまとめた概要となります。

 

まず、鳩間島の全宿は大手トラベルサイトでのネット予約はないと考えて下さい。

ごく一部を除き、宿へ直接の電話予約となります。ホテルはありません。

鳩間島ここは昭和の時代だと思って下さい。

               タイムスリップすると思って下さい。

この島旅の予定を立てる時からアナログな気持ちでワクワクしましょう。

 

鳩間島で昭和に最初開業した民宿は「まるだい」「マイトウゼ」「青空」の3軒。

現在ではこの島には7~8軒ほどの民宿があります。

基本的に全て民宿と考えていいでしょう。

素泊まりや2食付きが中心で1泊3,000円~6,000円(1名)が相場

多くの民宿は古い小さな建物で驚くかもしれませんがどれも島の風情漂うお宿で、

リピーターや常連さんが比較的多いのも特徴です。更に人柄のいい宿主ばかり。

 

「あだなし」、「あやぐ」、「寄合」の3軒は基本素泊まり宿を謳っています。

(「あだなし」、「寄合」はシーズン中に食堂店開店でそっちを利用になると思います)

売店も無い島で素泊まりの宿?シーズンオフ時の食事カレーは??

宿の人が気を利かせて面倒見てくれているようです。そういう緩い島です。

なんくるないさー (なんとかなるさー) って感じねお茶

 

民宿 まるだいは最古参の一つで古民家風宿。ふすまを隔てた2~3室で繁盛時は

雑魚寝もあるとか。孤島らしい体験ができる常連の多い宿でドラマのロケの宿。

民宿 青空は残念ながら廃業。別の経営者が一時開店するも現在は閉店して廃屋。

素泊まり あやぐは三線の名手、仲宗根豊さん経営の宿。庭先に宿泊部屋の離れが

見えました。レンタサイクル店を兼ねた八重山フェリーの代理店。

民宿 あだなしは鳩間中学校卒業のヨシアキさんが帰島後立ち上げたとエッセイに

書いてありましたが、現在はお仲間が継いでいて若いスタッフの宿のようです。

民宿 いだふには三線の名手&鳩間島音楽祭の主催をしている加治工勇さん経営の

宿。息子さんの音楽プロデューサーかじくあつしさん作の浮き球アートが目印。

宿 寄合(旧くしけぇー家)は集落の浜から少し上がった所にあり、母屋とコテージ

が点在してました。素泊まり宿なのに手料理ご飯頂いたとの宿泊者の証言あり。

シーズン中は近所に食べ呑み処 ふぁいだまやーを開店。

民宿 海風は集落の一番奥に所在。食事処とマリンショップを併設した宿。

シーズンオフは閉まっていましたが店はあるのでシーズン中のみ開業かも。

民宿 瑠璃は当時港から一番近いところにあった宿でしたが店主が亡くなり、

数年前に閉店したようです。

ペンション はいぬぶりは島外の方が経営する比較的新しい宿。トイレ部屋付き、

シャワー共有。大手トラベルから唯一ネット予約可能。1名14,800円~と高め。

宿 花咲か爺さんの竜宮城はこの夏に鳩間島出身者が港前にオープンさせる。

屋上もあり眺めもいいでしょう。トイレやシャワーは共有?料金は?現在不明。

 

ラーメンネットではまだ生きている食堂関係の事情はこちら。

食堂 たには昨年度で閉店。経営者が変わり今シーズンからの形態は不明。

宿兼カフェ ゆみさんちは店主体調不良で閉店。もうありません。

レストラン 海風は前を通りましたが店はあったけど閉店。シーズン中のみ開店?
食べ呑み処 ふぁいだまやーはシーズンオンに朝食と昼食と夜食で開店。
休み処 あざて家はオールシーズン昼近く~夕方頃まで開店。シーズン中は夜も?
喫茶 MAISON IZAWA Cafeは見つけられませんでした。シーズン中のみ営業か?

あだなしの食堂はシーズン中やっている雰囲気有り。夜遅く迄ゆんたくとの噂。

簡易郵便局 平日9:00~16:00(ATM無し) その他に売店は無し

 自動販売機は2箇所(郵便局前と民宿あやぐの入口)~アルコールも置いある!

注意この島では基本カード不可、現金のみ流通なので要注意です。

 

 ※本件の情報は2025.3.10現在の滞在時に基づくもので、以後変更されている事案も

  あるかもしれません。ブログと相違があった際は何卒ご了承下さい。 

 

 

 

 

  鳩間島の風物詩

 

ここでは鳩間島ならではの風物詩と銘打って島の魅力を紹介しましょう。

 

 

まずはこの島に限ったことではないのですが、ご存じヤモリくん。

静かなバンガローでは夜な夜なケッ、ケッ、ケッ、ケッと鳴いては

ひとりボッチの私を慰めてくれました。可愛いヤツです。

 

 

知っていますか?この草花を!セイロンベンケイソウ   別名マザーリーフ。

葉っぱから芽を出す珍しい多肉植物で、鳩間島で群生していました。

冬季にピンクの花を下に向けて可愛く咲きます。

奥に背の高い花。手前に葉っぱ。

 

石垣島のみやげ屋で売っていました。

 

生命力が強いので寒さにさえ気を付ければ育てやすく、

水にそっと浮かべて置くだけで勝手に芽が出てきます。

無精者にも手間を掛けさせないありがたい草花です。

家で栽培すると数週間でこのように芽が出ました。

(その後の育て方についてはネット検索でパー

 

 

鳩間島に来ると何処にいても必ず耳にする鳩間BGM。

初めての人はどこかで小学生が(ヘタクソな)笛の練習をしていると思い込みます。

しかしどこを探しても見当たりません。

それもそのはず、その正体は鳩間島に多くいるアオバトの鳴き声。

島の名の由来は「渡り鳥の鳩が間(休憩)をとって旅立っていく島」と聞きました。

この鳩が島の名前の由来になったのでしょうか?(島名の由来には諸説あります)

 

アオバトの鳴き声はこんな感じ。環境・個体によって鳴き方が違います。

この動画では姿は見えず森の中で鳴いています。

少し音が小さいけど聞こえますかねー?

 

 

港周辺に散在する現在の集落は東集落と西集落に分けられます。

その境はメインストリートではなく、その1本隣の浜辺にある鬚川御嶽の前から発する

昔ながらの芝生道を境に分けられています。

嘘か誠か、不思議にもこの道を境に東と西で先ほどのアオバトの鳴き方が違うとか?

この坂道小径も指定遺産にしたいくらい素敵です。

 

 

港から小中学校の方へ歩いて行くと

左手に鳩間の名物となっている可愛い浮き球アート。 

「民宿 いだふに」の2代目で

三線奏者・音楽アーチストのかじくあつしさんの作品です。

 

 

この「民宿 いだふに」の軒先には、かじくあつしさんの手によって

ライブカメラが設置されています。

私も来島の前にはこの映像でこの島のイメージを掻き立てていました。

 

滞在中、妻から写ってる怪しげなあなたと画像添付のLINEが来ました。

私の場合、監視カメラになっているようです笑

24時間の「鳩間島ライブカメラ」URLはこちら

 

 

 

こちらは他の鳩間島ブログでもよく見かけるこの島のアイドルてんちゃん。 

人懐っこく向こうからすり寄って来ます。可愛い飛び出すハート

「民宿 いだふに」の加治工さんのところの犬だったと思います。

 

 

先日、鳩間小中学校で卒業式がありました。

卒業した生徒が一人、またひとりと島から巣立って行きます。

今日も一人の女生徒さんが、

波を越えた先にある新しい高校生活に向けて島から出て行きました。

 

桟橋での見送りに間に合わず、遅れて走ってきた少年が港はずれから、

船上のお姉さんに向かって船が見えなくなるまで、ずっと手を振っていました。

こういう島の光景を見ていると胸にグッとくるものがあります。ドラマですねー。

いつかまた会えるといいね。

 

 

鳩間島のお土産は、売店が無いので基本的にはありません。

石垣島にも鳩間島ステッカーが有るくらいで、

鳩間島ロゴ入りTシャツ等はありませんでした。

そこで鳩間島で買える記念品となるお土産を探してみました。

但し、いずれもお土産専門店ではないので数に限りがあります。

(価格は全て税込みだったと記憶しています)

 

まずはこのブログの冒頭でお話しした鳩間島のエッセイ文庫本『パイヌカジ』

ペンション マイトウゼの食堂でも売っていますよ。1,000円になります。

 

簡易郵便局では鳩間島だけのオリジナル絵ハガキがあります。

6枚1セット 500円。(切手は貼り付け無し)これは記念になります。

 島から絵ハガキを鳩間消印付きで出すのも良し!(自分宛でも記念になります)

 

「お休み処 あざて家」では書道家がデザインしたオリジナルTシャツ

(色やデザインは1種類しかありませんー各サイズあり)や

売り上げが鳩間小中学校の活動基金となる保冷バッグ

2,980円~3,980円で売っています。

他に絵が描いてある絵ハガキや

小さなオリジナルステッカーがありました。

オリジナルTシャツ   ↑前 と ↓後

 

イラストの鳩間ヤギが可愛い保冷バッグ

下にHatoma Children'sのロゴ。何か微笑ましい。

 

その他、「民宿 いだふに」ではオリジナル手拭い等があると聞きますが、

今回確認はできませんでした。

まだまだ各民宿でお土産品があるかもしれませんので探してみて下さい。

 

 

 

 

  惜別 決断の時

 

滞在後半に差し掛かるころから天気の不安定な日が続いています。

雷に土砂降りの風雨。それがほぼ昼夜続くと食事以外全くやることがありません。

テレビも無く、ネットも繋がりにくいバンガローで、もはややることが尽きました。

 

部屋でひとり読書にふけるのも虚しく、外にある共有談話スペースの机で

屋良浜で集めてきた砂を広げては1時間、2時間かけてもくもくと星砂を選別します。

 

雨は無情にも降り続けます。

厄介なことに島の時間はゆっくりと長いのです。特にこの島は。。。

 

朝の食事時、雨雲の空を恨めしく見上げていると建次さんが、

明後日から風向きが変わって2週間以上フェリーが欠航するかもしれん。

宿のことは気にせんでキャンセルしてもいいよ。

 

前記した郵便船について相談しましたが

やはり絶対を保証出来るものではないようです。判断は任されました。

少し考えさせてもらうことにします。

 

後日、郵便船の船長に直談判してみるか?

それとも賢く切り上げるか?

 

滞在予定オーバーも、または早めに帰るのも、

この島の事情から、それも旅の醍醐味として覚悟はしていました。

 

ひとり部屋で悩んでいて、ふと思いました。

待てよ。。。

 

この先の天気予報は雨の確立が高い。

       海を見たり散策も出来ずやることない?? 

    

フェリーは北風でずっと来ない。。。  と言うことは、 

 宿泊客もやって来こない。

    雨の中、バンガローでずっと一人? 

 

    。。。タノシミハ、ゆんたくダケ。。。

 

寂しがりやの私です。そこまで考えるともはや検討の余地はありません。

 

翌朝、建次さんに惜念の思いで本日5日目にして島を脱出する旨を伝えたのでした。

 

仕方ないさーと健二さん、おかみさんに詫びをしてお会計をしました。

もっと早く決断していれば、

恐らくは今夜の食事の調達仕込みを煩わせずに済んだであろうに

キャンセル料は無く、快く送り出してくれました。

 

荷造りを終えると午前便で帰る決断をしました。

その後は2日間石垣島で暇を弄び搭乗予定飛行機で帰路に就くことになります。

計画より少し早くの離島に未練の念が絶えません。

 

雨交じりの桟橋まで傘を片手に見送りに来てくれた建次さん。

オープンデッキがないフェリーの船内奥に座った私を窓越しに確認できず、

振っていた手を下ろしあきらめ顔でゆっくり去っていく建次さんでありました。

写真は私が乗る1本前の他社便。

 

後で知ったのですが就航予定だったのに午後便から2社とも欠航に入ったとのこと。

これで良かったのかなぁ、と思うのでありました。

 

 

ブログ 「南の夢の鳩間島」を①~③までお届けしましたがこれで最後になります。

滞在中ずっと私の頭の中で流れていたこの音楽に乗せて

美しい鳩間島の夕陽とお礼の言葉を添えて締めくくりたいと思います。

 

 

 

 

 南の夢の鳩間島 おわりバイバイ

 

  外周路を1周してみた

 

翌朝日の出は6時50分頃です。

港の堤防にて御来光を仰ぎに行きます。

しかし、同時刻はあいにく雲がかかって日の出を拝めません。

 

従来の経験から日が昇れば雲の間から陽が顔を出すことがあるので

東堤防で粘ると、ほら朝日と朝焼けと薄っすらサンロードが。。。

 

お楽しみの朝ご飯はテラス席で気持ち良く頂きます。

 

イタダキマス! 少し曇っていますが海はクリームソーダー色です。

 

 

少し休んで外周路1周約4Kmの探検です。時計回りで回ります。

天気も晴れてきてご機嫌よろしく歩いていくと、

まずはこの島で一番大きい浜。屋良浜です。

 

大潮の引き潮です。シュノーケリングのメッカですが誰もいません。

 

しばらく歩くと夫婦岩がありました。

昔、仲の良い夫婦が島にいてそれを表した岩だそうです。

 

立原浜はゆらゆらと穏やかな透明な海に珊瑚礁の美しい浜ですが、

北東へ進むにつれ打ち寄せられた海外からのゴミが多くなっていきます。

人口50人、お年寄りがほとんどの島で掃除ができるわけがありません。

ボランティアも来ないんですねー。ゴミが憎いムキー

 

 

このきれいな海を佇んで眺めていると私の頭の中は何故か、

「Drコトー診療所」のテーマ曲に支配されます。この島によく似合う曲です。

 

そろそろ中間地点。

外周路はこんな道を延々と4Km歩きます。

逃げ場がありません。3月にして私、軽い熱中症になりました。

もしも急な雨に降られたらおしまい。百均の使い捨てカッパは必帯です。

 

外若浜

今まで人っ子一人見かけませんでしたが、

この浜でやっと一組の家族連れの観光客と出逢い挨拶しました。

知らずのうちに無人島と錯覚していました。

 

 

サザエのような大きな貝殻をつけて歩いているデカいヤドカリを発見。

あとで聞いたら天然記念物のオオヤドカリさんですって。

 

船原浜。外周路最後の浜辺です。

2時間かけて歩きとおしました。体力がもうありませんショック

   

 

 

やっとこさ集落に戻ってきて、

あざて家の前を通ると店主が手を挙げて挨拶してくれます。

なんか島に溶け込めたかなーと、うれしく感じながらビールを注文。

熱中症の特効薬とばかりにまずはグーッと一杯!

 

 

 

  島内と集落を歩いてみた

 

一息ついて、天気よろしく内陸を散策してみました。

まずは島の中央にある鳩間島のランドマークである灯台を目指します。

通り道にある島民以外進入禁止の友利御嶽に遠くから手を合わせ、

緩やかな丘の道をゆるゆると上っていきます。

 

迷いました。

ランドマークだけにそれは大きく示していると思いきや目立った案内板が無い??

どうも民謡の鳩間中森で名だたるこの薄暗い中森の奥にそれはあるようです。

 

ありました鳩間島灯台!ドラマ「瑠璃の島」主人公の成海璃子が柵に腰かけて

海を見ていたシーンが思い出されます。実際は柵から海は見えません。

 

横にある展望台を兼ねた物見台(復元)を上ってみましょう。

ここに来れば鳩間島の周囲が見渡せます。

ドラマでは成海璃子が港の神木隆之介に手を振っていましたが、

それは無理です。見えません。

見通しはいいですが、さすがに港は見えない。

 

ランニング他に行きたい所がたくさんあります。先に進みましょうランニング

ここはかつての島人の飲み水をたたえていた下り井

今では野良ヤギが飲みに来るのだろうか?ここにはヤシガニがたくさんいるとか。

 

 

昔カツオ漁で栄華を誇った時代には、

現在の人口約50人を大きく超える7,000人超が住んでいたそうで、

集落を歩いて行くとそれを物語るように何件もの廃屋が、

時の移り変わりの証人としてひっそりと佇んでいます。

それには似つかない近代的な建物を発見。

鳩間小中学校に通う生徒さんの宿舎「つばさ寮」です。

 

そこから少し行ったところに鳩間小中学校

現時点で7名の生徒さんがいますが、

この3月に4名が卒業して巣立って行くとのこと。

4月には新たに入学or転入の生徒が何名か来るとのことです。

学校の存在は昔よりこの島を支えてきました。

 

学校前のナラリ浜

私からすれば、学校前にこんな美しく穏やかな浜だなんて何とも贅沢な。

 

ナラリ浜の旧東堤防。

 

港へ戻る途中

我が物顔で闊歩する野良ヤギさんの家族に出会いました。

 

写真と同じアルミ製の細長いタンクを宮古の大神島でも見ました。

戦後、米軍より寄与された軍機の燃料タンクで

水タンクとして再利用されたと大神島では聞きました。

            

 

道一つをとってもこんなに素敵です。

真ん中に芝生が生えている道が昔ながらの鳩間島の道とのことです。

個人的には指定文化財にしたいくらいです。

 

島内で目を引く沖縄風情の立派な邸宅。今は空き家で

離島されたご家族が機会の折に寄られる別荘のようになっているらしい。

 

港まで戻ってきました。

閑散としていてこれもほのぼのしますね。

 

港のすぐ近くに建設中の宿がありました。屋上もあってハイカラです。

島内の方が経営するお宿になると聞きます。

今夏オープン予定らしいのですが工事が進んでいなく

間に合うんかねと地元民は話していました。

 

「宿 花咲か爺さんの竜宮城」とありまです

 

 

 

  お楽しみのゆんたくの夜

 

本日の宿の夕食。やっと出てきました、マイトウゼ名物「鴨そば」。

先代が養殖を始めたフランス鴨を使ってのオリジナル。

お味は触感がしっかりしていて普段食べ慣れている脂っこいものとは違います。

名物「鴨そば」! 八重山そばの鴨バージョンです!! 食べられて満足でした爆笑

 

養殖場は丘の中腹にありますが、食堂の軒先には可愛いー雛がわんさかおりました。

これがご馳走のフランス鴨。

 

雛かわいい。

 

さあ、同宿者無しのひとりの夕食。

隣席では建次さんはじめ島人が5~6人で盛り上がっています。

食事後、建次さんと羽根田先生に招かれて、

私は昨日ソムリエさんから頂いた泡盛を抱いて輪に入れてもらいます。

これをこの島の名物ゆんたくといいます。

メンバーは建次さん、羽根田先生、アキオさん、学校の先生、近所の島人等々。

うれしーラブ   私はこれを体験したかったー日本酒

島人で民謡家の浦崎さんは三線弾きの名手。話も饒舌で楽しかったです。

Youtubeにアップしている浦崎さんの三線。

世に知れている鳩間節より現地ではマイナーなこの鳩間中森が愛されています。

実に心に沁みます。

 

八重山民謡「鳩間中森」 浦崎 宜浩

https://www.youtube.com/watch?v=Wax0ncIjCuU

この島には他に三線の名手として

「民宿あやぐ」のオーナー 仲宗根豊さん、

「民宿いだふに」のオーナー 加治工勇さん等がいます。

 

シーズンの夜は各宿でオープンで寄り合い、老いも若きも混じって、

酒を持ち込み繰り広げられるゆんたくが島の集落にこだまします。

 

生ビールこの宿のゆんたくはかつて連日、日をまたいで盛り上がっていたそうですが、

昨今では歳を重ねた建次さんの健康を案じて9時でお開きとなっているようです。

無論、建次さんは納得していませんがショボーン

 

今夜も9時を回りました。

重い雲が満月と満天の星を隠し、真っ暗闇となった小径を

懐中電灯片手にひとりボッチのバンガローへと引き上げる私でした。

 

 

 

右差し 南の夢の鳩間島 ③ へつづく

 

  行った時期2025.3.10 ~ 3.18

 

 周囲約4㎞ 人口約50人 八重山諸島で唯一観光化されていない島、鳩間島へ滞在してきました。観光ガイドにもあまり載っていない島です。ここではメジャーではない鳩間島に興味がある方、来島してみたい方へ参考になるような旅行記を書きます。

 

 

 

仕事の年季が明けてお金は無いけど時間ができた私は、悲願だった鳩間島への長期滞在の一人旅を考えましたが初めての島なので取り敢えず今回は1週間の滞在を計画しました。関東から1,990㎞の島旅の始まりです。

 

私が鳩間島に行きたくなった理由は、羽根田治先生のエッセイを読み、島の文化、暮らしに感化されたから。どうしてもこの本の物語の中に飛び込みたかったのです。

「パイヌカジ」羽根田治著 ヤマケイ文庫 

興味のある方は読んでみて下さい。読みやすくユーモアも織り交ぜて鳩間島を紹介していますよ。(鳩間島の20年以上前のお話しです)

関東出身の羽根田先生は鳩間島の家と那須のオフィスとを行き来しているようです。

 

 

まだ底冷えがする羽田から飛んで温暖な石垣島へ着いたのは3月10日18時。

石垣島で安ホテルに前泊して次の朝に石垣港離島ターミナルを出港します。

ただし冬の時期は鳩間島便フェリーの欠航率は高く、ここ2か月間の状況をつぶさに独自調査したところ約80%の欠航率ガーン 簡単には行って来れない覚悟の渡航です。

上差し春から夏のシーズンは鳩間付近の風は南風に代わり 

       欠航率もぐんと下がり行きやすくなるようです。

 

 

フェリーの年間欠航率60%~70%の日本一到達困難な島として有名な「青ヶ島」があるが、ヘリの運行が無い分ある意味「鳩間島」の方が日本一到達困難な島と言えるのではないだろうか。。。

 

 

補足

因みにこの同時期、西表島(大原港)・竹富島・小浜島・黒島便はほぼ欠航無し、波照間便は欠航率約60%前後でした。(独自調査)

1日2便、八重山観光と安栄観光が午前と午後に各1便ほぼ近い時刻に出航しますが、シケ時にも頑張る安栄観光のみ出航することがたまにあります。

また、一日おきに出る大型貨客船という手もありますが、高速船欠航時はほぼ同時に欠航となっていることが多く期待できません。(独自調査)

船案栄観光 https://aneikankou.co.jp/condition/past

船八重山観光フェリー http://yaeyama.co.jp/operation.html

波フェリー会社や島の人たちは風予報Windyを見て予想を立てています。(注意冬の北風時はほぼ欠航)https://www.windy.com/ja

 

そのほかの手段として

・小型の郵便船という手も他のサイトにちらほらありますが、ようは便乗です。通常、公に人を乗せるものではありません。郵便物の積載状況による積載量などもあるし、従来奨励されるものでもないため宿のコネを頼っても喜んで引き受けてくれることはありません。

これはいざという時の島人の交通手段、緊急脱出等の便宜の範疇と考えましょう。鳩間島の事情を知ったる来島常連さんになってから可否選択できるものと思います。

・傭船(チャーター便)については宿の人に紹介してもらうしかありませんが、当該日時に船を出せる人がいるか否かにもよるためこれも現実的ではありません。

 

 

明朝起床して居ても立ってもいられず、

石垣島はまだ暗い朝6時に離島ターミナルにやってきました。

安栄観光だけが6時に開店していたので尋ねたところ、本日の鳩間島便は出航するとのこと。ホッと安堵してさっそく乗船券を買い天気の神様に感謝です。

 

出航前に横のみやげ屋を覗くとお土産品に鳩間島の文字のつくものは見つかりません。観光から外れているのが見て取れます。自然と文化を守る鳩間の島人も強く観光化を推してないし、まーそれがいいのですがね。

 

さていよいよ石垣島を出港して憧れの鳩間島へ向かいます。

シーズン中は西表島(上原港)への来島者が多いため満員になると乗船できません。

乗船券の事前予約が必要になるので注意要注意です。

 

航程は高速船に乗り西表島上原港経由で約1時間。ほとんどの乗船客は西表島上原港で下船して残った乗船客はまばらです。それもほとんどが日帰り客のようです。私にとってこの島は泊まることが貴重な体験となるのですが、人それぞれ...。

西表島上原港で下船する乗船客の人々。

 

鳩間島へ向かう残った乗船客。

 

上原港を出て20分ほどで鳩間島です。

いよいよその島の全景が見えてきました。9時半頃には入港予定です。

宮古島のように珊瑚礁が起伏して出来た島なので山はなく平たい島で、珊瑚のアルカリ性土壌を嫌ってハブは生息していないとのことです。

 

 

 

  ついに鳩間島上陸!

 

とうとう鳩間島にやって来ました。小さな桟橋、朝の鳩間島港。

正式名称「いとま浜ターミナル」に降り立つと宿泊予約をしている宿「マイトウゼ」のオーナー建次さんが出迎えに来てくれてました。

自分では前記のエッセイで主人公の勝手知ったるおじいであり、初対面にして無意識に私から「建次さん、こんにちは!」と歩み寄り握手を求めては親戚みたいな図々しい態度にハッとしましたが笑顔で迎えてくれた建次さんでした。

乗ってきた船で前泊の宿泊者が帰るとのことで見送ってから港を後にします。

私と行き違いで帰る宿泊者を見送る建次さん。

 

「パイヌカジ」を読んでやって来たことを告げると

「羽根田さん来てるよ。帰って来てる。うん、会えるよ。」

と建次さん、うれしいことを言ってくれました。こりゃ楽しみだ!

 

朝夕の食事の時間や昼の食事の店をおしえてもらいながら海を背に建次さんと宿までゆっくりと5分弱歩き、泊まりたかった「ペンション マイトウゼ」に到着。

食堂はここから港へ戻るように5分強歩いた浜辺沿いにオーナーの母屋と共にあります。

ペンション マイトウゼ。

 

室内はこんな感じ。基本ベッドが2つ。

 

因みに別棟にある食堂の外テーブルから見た風景。(海を見ながら食事します)

 

ペンションと謳っていますが、実際はプレハブのバンガローが9棟。トイレはじめ水回りは共同となっていますが、1棟貸しの部屋は完全なプライベートが約束されます。

(マイトウゼの詳細は鳩間島宿泊事情として別途ブログで紹介したく思います)

 

敷地内は静かです。

「本日の宿泊者は何人くらいですか?」

「あなたが宿泊している間、今のところ宿泊者はいないので一人でゆっくりできるよ。荷物おろして一息ついたら母屋の方へでもいらっしゃい。」

と言い残すと建次さんはゆっくりとした足取りで来た道を戻っていきました。

ドラマ「瑠璃の島」のバックタイトルにもなった島のメインストリート。

港の向こうには西表島が見える。

 

なぬ?誰もいないの?? 後ろは森、隣は空き家、向かいは廃屋に囲まれた静かな敷地にある9棟のバンガロー群で昼夜ボッチなの?

一人でゆっくりよりも心細い。。。 オキャクサン、ダレカキテクダサイ 泣

 

 

 

  島内を軽くお散歩

 

一息ついて早速海を見がてらおしえてもらった食事処へ昼飯を食べに行きます。

道すがらの静かな港。港なのに鳩間瑠璃色ブルーがきれいに澄んでいます。

水深4m~5mくらいでしょうか?真下を覗いていると吸い込まれそうで高所恐怖症の私の足はガクガク震えてきますギザギザ

 

 

この島では基本的に昼飯をセットにしていない民宿がほとんど。

シーズンオンはあざて家、ふぁいだまやー(宿寄合の食堂)の2件が昼時確実にやっているようです。

シーズンオフはあざて家のみ開店。

グーグルマップに載っている他の食事処は全て閉店・廃業していました。(シーズンオンになったら開店する店もいくつか出てくると思いますが)

飲み物の自動販売機(ビール有)は島内に2箇所。簡易郵便局前と民宿あやぐの入口。

島には店は無く、1軒あった売店は数年前に無くなっています。

 

建次さんにおしえてもらった昼食の「お休み処 あざて家」にお邪魔しました。

先客が2名ほどいます。大阪の20代の男性と千葉の女子大生(大学院生)。2人とも一人旅のようです。まずは昼からビールを頂いていると食べるかい?と奥さんから肉じゃがや今朝店主釣りたてのバチマグロ(?)が皆の前に出てきます。弾力のあるマグロの赤身旨し!先客の2人と店主を交えて会話も弾みビールが進みます。

お休み処 あざて家。(後にご紹介の同宿者ソムリエさんこと中嶋健治さん撮影)

 

店主の東里さんから色々な話を聞かせてもらいました。

この島にはカラスはいません。(お隣の西表島ではカラス被害に苦慮しています)

それはむか~し、この島は大津波か何かで一度沈んでいて稲作が出来ない土地となり、一時期島人はみな海を渡りお隣の西表島で田んぼを借りて収穫した稲を持ち帰り干していました。その頃は鳩間島にもカラスやスズメもいたそうですが、やがて稲作の出稼ぎを辞めたのち食料が無いためかカラスもスズメもこの島では見かけなくなったとのこと。勉強になりました。

 

女子大生が質問。そこら辺を歩いている野生の野良ヤギと飼っているヤギがいるがどちらが美味い?

店主はいい質問とばかり野良ヤギの方が柔らかく旨味があるなー、海水を舐めているのできっと違うんさーとのことでした。

 

この島ではハブはいないし、危険な生物がいるとしたら野良ヤギ。人を見れば逃げるが50㎏以上あるのもいるし威嚇されて体当たりされたら恐ろしいさー、とのことでした。

 

この島でお墓はあまり見られません。殆どが西表島や石垣島に移されて、島内には本島とは違う小さなお墓が数基隠れるようにひっそりとあるらしいです。

 

ここあざて家は「お休み処」で「お食事処」ではありません。 

港の近くだから観光客がよく前を歩く。休むところもない島だから食事をしなくても休んでいったらいいさーと思い「お休み処」にしてこの冬も開けているんさー、と人懐っこい店主と奥さん。ありがたいお店でした。

 

とりわけ、ここの カレー島カレーは実においしいピンク音符

連日このカレーを食べに通いました。

 

エッセイ「パイヌカジ」の話になり、興味を示した女子大生へ奥さんが「(著者の)羽根田さんが今帰って来ているから本を買ってサインをもらえばいい」と勧めます。

私も持参した本にサインもらいたい。店を後にして女子大生と2人でおしえてもらった先生の自宅まで押しかけましたが留守のようで、この島の歴史古い簡易郵便局で事情を話します。ここには健二さんの娘さん夫婦が勤めていて、感じのいい娘さんが言うには隣のマイトウゼの食堂に今羽根田さんいるはずとのことでした。

 

勇んで行くといました。本の登場人物たちが昼下がりから飲み倒している。これをこの島では「ぶがりなおし」といいます。ひと仕事終わってのお疲れさんの飲み会。これが毎昼何処彼処で催されると書かれていましたが、事実初日にして簡単に目撃してしまいました。

海辺に佇むマイトウゼの食堂兼母屋の全景。

この時期の朝はテラス、夕は室内で食事します。

 

本で写真を見て顔は知っています。羽根田先生、佐藤アキオさん、建次さんがだいぶ飲まれています。挨拶傍ら女子大生が本を買い求め、私とともにサインと握手を先生に頂くと、建次さんは女子大生を連れ立って来たことにご満悦のようで、すこぶる機嫌よく私たちにそれは優しい顔で話しかけてくれました。(本の通りの建次さん、親近感がわきます)

 

夕方の船で日帰りの女子大生と私と入れ替わりで帰ってしまう常連の女性の宿泊者を見送りに港まで行きます。

手を振る建次さんと娘さんと羽根田先生。

 

時間を持て余したので近辺の海を散策してバンガローに帰ると、50代の細身で背の高い眼鏡をかけた男性が隣の部屋からおもむろに出てきました。

想定していない出来事に不覚にもぎょっとして後ずさりし、慌てて挨拶をすれば先ほどの船でやってきた宿泊者で本日1泊されるとのこと。

聞いていなかったけど、取り敢えず今晩は心強くウレシー笑

 

 

 

  日没は6時50分頃です

 

7時の夕食前に宿の食堂近くの堤防まで一人夕陽を見に行くことにします。

昼にあざて家で出会った大阪のお兄さんが先客で来ていました。本日は「民宿 寄合」に泊まられるらしいです。

西堤防に行くともっと夕陽がきれいだから一緒に行きません?

と誘われましたが、残念ながら初日の夕食が間近なので諦めお断りしました。

 

ホント、人がいません。静かな波音だけです。

ここ東堤防から見る夕陽も素晴らしく、

「いとま浜ターミナル」を前景に落陽してゆく様は鳩間島オリジナルの絶景です。

 

食堂では先ほどの50代の同宿者とふたりでの夕食。

話を聞くとホテル関係のお仕事をされている方で、各種のソムリエの免許を取得されているとのことです。

全国の有人島制覇を目標にされ、今回は有休を利用して八重山諸島を回っているようで明日はここから西表島の孤立村「舟浮集落」、次はツアーでしか行けない秘島 新城島(パナリ島)に行かれるそうです。

中々のマニアとお見受けしました。

 

地元産の魚と野菜をふんだんに使ったおかみさんの手料理はすこぶる美味く、朝晩とも毎回メニューを変えては堪能させてくれます。

うん、実に味付けがいい。食の細い私ですがついつい箸が進み大満足でした。

 

今晩は宿主建次さんが島の会合でコミュニティー会館にて飲まれているとのことで、今宵は食事をしながらソムリエさんと2人で飲みました。その際、ソムリエさんが泡盛のボトルを1本入れてご馳走になってしまいました。(アリガトウ ゴザイマシタ)

半分残ったボトルは連泊する私が頂けることになりお礼を言って、食堂を後にふたり街灯の無い真っ暗な道をバンガローへと歩いて帰り、寝床に就くのでした。

 

 

 

右差し 南の夢の鳩間島 ② へつづく