ここでは前回のブログ「南の夢の鳩間島」で記載したおすすめのお宿、

「ペンション マイトウゼ」の詳細について書こうと思います。

その宿はエッセイ本『パイヌカジ』(ヤマケイ文庫)で舞台となったお宿です。

 

  ペンション マイトウゼについて語ろう

 

鳩間島の素敵な宿、70代のご夫婦が経営する優しい宿、

ペンション マイトウゼの詳細をご紹介致します。

 

 予約~料金プラン

 電話のみでの予約となります。予約受付開始は宿泊の1~1.5ヶ月位前からが目安。

 口頭で予約を取るので予約漏れ防止のため宿泊1週間前の確認連絡をお勧めします。

  

ペンション マイトウゼ

住所 沖縄県八重山郡竹富町字鳩間46-2

電話 0980-85-6166

1泊  2食付き  ¥6,000.-  ( 1名) 

 以前は「素泊まり」「2食付き」「3食付き」のプランが選べましたが現在は

 「2食付き(朝・夕)」のみとなっています。

 

 部屋・施設・設備

 建屋はプレハブのバンガローと考えて下さい。それが全部で9棟あります。

 1室1棟貸しの部屋で完全なプライベートが約束されます。

 各6畳程の部屋ですが、トイレやシャワー等水回りは全て外の共有となっています。

 ※入口に近い「西1」号棟のみ10畳の家族用部屋でトイレ等水回りが部屋に付いているようです。

 

 

 室内はベッドがふたつ。足腰が悪い私にはベッド助かります。

 部屋によって内装の色調やベッド、床フローリング等が若干異なります。

 

 

 因みに別の部屋ではこんな感じのがありました。

 

 

 部屋にはエアコン(1時間100円)、電子蚊取り、ほうき、ハンガー、ゴミ箱が

 備え付けでコンセントは1箇所2口。3口タップ、延長コードは必需品かもです。

 部屋の鍵はサッシの鍵で建付けが悪く掛からない所もチラホラ。ご愛敬です。

 

 

 写真は入口です。ここで疑問に思いませんか??そう、部屋鍵は中からのみ。

 出かけている時はかけられません。治安のいい昔ながらの島の緩い習慣です。

 

 

 

 

 敷地内の一番奥に共有の水回り設備があります。(洗面所のみ手前入り口)

 トイレは様式のが2つ。足腰の悪い私にはこれがチェック必至でした!

 

 

 トイレの横にはシャワールームが2つ有ります。

 

 

 その1つは1人用。ボディーソープ、シャンプー、リンスも置いてあるー。

 

 

 こちらは隣の2人用のシャワールーム。広い。

 

 

 トイレの前に洗濯機。1時間200円。箱型洗剤も置いてありました。

 

 

 入口にある洗面所。蛇口は小学校によくある口先が上にも向くタイプなので

 コップは不要ですが歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸等はありません。

 売店がない島なのでアメニティーは各自で用意を忘れずに!

 

 

 こちらが外中央に構える共有スペース。手前には長テーブルと長椅子があります。

 ここにある設備品はテレビ、冷蔵庫、電子レンジ、ケトル、カセットコンロ、

 ドライヤー、灰皿、ゴミ箱、消火器、漫画(光の島-鳩間島がモデル)数冊等。

 

 母屋で泡盛を買って、この共有スペースで宿泊者同士ゆんたくして語らいます。

 又はドリップコーヒーを持参するのもお勧めです!!

 

 

 以上、いかがでしたでしょうか?何もない小さくて豊かな島へ足を運んでみては?

 この島に行くなら台風をけん制しながらシーズンオンの5月~9月が良いでしょう。

 冬季はフェリーの欠航率が80%近くになる島です。注意御用心下さい。

 

 

 

 

  その他の鳩間島宿泊事情 2025.3.15現在

参考までに鳩間島の他の宿についてもさらりと触れて列記しておきましょう。

但し、宿泊経験がないお宿なので滞在中に見た感じ、

人から聞いた話しをまとめた概要となります。

 

まず、鳩間島の全宿は大手トラベルサイトでのネット予約はないと考えて下さい。

ごく一部を除き、宿へ直接の電話予約となります。ホテルはありません。

鳩間島ここは昭和の時代だと思って下さい。

               タイムスリップすると思って下さい。

この島旅の予定を立てる時からアナログな気持ちでワクワクしましょう。

 

鳩間島で昭和に最初開業した民宿は「まるだい」「マイトウゼ」「青空」の3軒。

現在ではこの島には7~8軒ほどの民宿があります。

基本的に全て民宿と考えていいでしょう。

素泊まりや2食付きが中心で1泊3,000円~6,000円(1名)が相場

多くの民宿は古い小さな建物で驚くかもしれませんがどれも島の風情漂うお宿で、

リピーターや常連さんが比較的多いのも特徴です。更に人柄のいい宿主ばかり。

 

「あだなし」、「あやぐ」、「寄合」の3軒は基本素泊まり宿を謳っています。

(「あだなし」、「寄合」はシーズン中に食堂店開店でそっちを利用になると思います)

売店も無い島で素泊まりの宿?シーズンオフ時の食事カレーは??

宿の人が気を利かせて面倒見てくれているようです。そういう緩い島です。

なんくるないさー (なんとかなるさー) って感じねお茶

 

民宿 まるだいは最古参の一つで古民家風宿。ふすまを隔てた2~3室で繁盛時は

雑魚寝もあるとか。孤島らしい体験ができる常連の多い宿でドラマのロケの宿。

民宿 青空は残念ながら廃業。別の経営者が一時開店するも現在は閉店して廃屋。

素泊まり あやぐは三線の名手、仲宗根豊さん経営の宿。庭先に宿泊部屋の離れが

見えました。レンタサイクル店を兼ねた八重山フェリーの代理店。

民宿 あだなしは鳩間中学校卒業のヨシアキさんが帰島後立ち上げたとエッセイに

書いてありましたが、現在はお仲間が継いでいて若いスタッフの宿のようです。

民宿 いだふには三線の名手&鳩間島音楽祭の主催をしている加治工勇さん経営の

宿。息子さんの音楽プロデューサーかじくあつしさん作の浮き球アートが目印。

宿 寄合(旧くしけぇー家)は集落の浜から少し上がった所にあり、母屋とコテージ

が点在してました。素泊まり宿なのに手料理ご飯頂いたとの宿泊者の証言あり。

シーズン中は近所に食べ呑み処 ふぁいだまやーを開店。

民宿 海風は集落の一番奥に所在。食事処とマリンショップを併設した宿。

シーズンオフは閉まっていましたが店はあるのでシーズン中のみ開業かも。

民宿 瑠璃は当時港から一番近いところにあった宿でしたが店主が亡くなり、

数年前に閉店したようです。

ペンション はいぬぶりは島外の方が経営する比較的新しい宿。トイレ部屋付き、

シャワー共有。大手トラベルから唯一ネット予約可能。1名14,800円~と高め。

宿 花咲か爺さんの竜宮城はこの夏に鳩間島出身者が港前にオープンさせる。

屋上もあり眺めもいいでしょう。トイレやシャワーは共有?料金は?現在不明。

 

ラーメンネットではまだ生きている食堂関係の事情はこちら。

食堂 たには昨年度で閉店。経営者が変わり今シーズンからの形態は不明。

宿兼カフェ ゆみさんちは店主体調不良で閉店。もうありません。

レストラン 海風は前を通りましたが店はあったけど閉店。シーズン中のみ開店?
食べ呑み処 ふぁいだまやーはシーズンオンに朝食と昼食と夜食で開店。
休み処 あざて家はオールシーズン昼近く~夕方頃まで開店。シーズン中は夜も?
喫茶 MAISON IZAWA Cafeは見つけられませんでした。シーズン中のみ営業か?

あだなしの食堂はシーズン中やっている雰囲気有り。夜遅く迄ゆんたくとの噂。

簡易郵便局 平日9:00~16:00(ATM無し) その他に売店は無し

 自動販売機は2箇所(郵便局前と民宿あやぐの入口)~アルコールも置いある!

注意この島では基本カード不可、現金のみ流通なので要注意です。

 

 ※本件の情報は2025.3.10現在の滞在時に基づくもので、以後変更されている事案も

  あるかもしれません。ブログと相違があった際は何卒ご了承下さい。