第八豊平祭典区の山車が通った。
豊平神社の山車
(北海学園大学学報 豊平の歴史⑦歴史研究家・元同大学非常勤講師 中川昭一記より抜粋)
毎年6月は北海道神宮例祭、いわゆる札幌祭りの季節で15・16日に開催され札幌にも短い夏が来たと北海道の人びとは感じるのである。
明治2年北海道開拓の神として函館から開拓判官島 義勇が自ら奉じ雪の中、原生林を越え小樽の銭函に入り、一時ここに奉安し、その後札幌に移され、明治4年5月14日に札幌神社と名が付き9月14日、現在の円山の地に遷座(せんざ)された。開拓3神をお祀りしていたが、昭和39年明治天皇をお祀りし、北海道神宮と改称され北海道の総鎮守して尊崇されている。
このお祭りの祭行を行う地域を祭典年番といって札幌市内31地区の中で年番を引き受ける10祭典地区ほどが当番で行っている。豊平地区は第八祭典区である。
日本人は、山を神霊として崇拝してきたが、まつりに神聖な山の模型を作り賑やかに繰り出したのが山車(だし)の起源と言われている。
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15日は、北海道神宮神輿渡御の前触れとして、各祭典区毎に祭典区内を山車が巡行する。
9時40分頃、当町内会地区を通過する予定であったが、9時30分頃には、爺さんのMS前で、加藤清正公人形を操作し、笛・太鼓で演奏を披露してくれた。
気温も上がり、豊平神社からスタートして40分ほどなのに、みな、暑そうだった。
爺さんから、ご祝儀のほか、冷やしてあったペットボトルの水60本を差し入れし、激励させていただいた。