忠猫 さくら物語 | dai4bunkuのブログ

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忠猫 さくら物語

 

 我が家の居候猫(息子が転勤のため預かっている)「さくら」は、13歳(2011年生まれ)爺さんの家には犬のシー・ズー様ご一家が君臨していた。

 息子が独身生活がさびしくなったのか、「さくら」をこっそり、4~5年自分の部屋で飼っていたらしい。「さくら」を何回か爺さんの家に連れて来るようになり、犬のシー・ズー一家のコロ太郎・チコ・銀次郎・牡丹の4匹と追いかけっこしたり、じゃれあっていた。

 その犬も4年前に全員が冥土の観音様の下へ旅立っていった。その後、息子が上富良野に転勤となり、「さくら」一匹が爺さん家に居候というわけである。

 

 この忠猫、爺さんが会議や行事・買い物で外出すると、最初は素知らぬ顔をしていたが、最近は、爺さんの行動を観察していて、玄関まで見送りにくる。女房が居間にいて「さくら」と呼んでも素知ら顔で玄関マットでお座りし、そのまま横になる。

 

 爺さんが帰宅して、玄関ドアをあけると「ニヤー」とひと鳴きし、起き上がってついてきて、爺さんの手提げ袋の様子を観察、好きな餌のパッケージを見るとすり寄ってくる。

 餌でなく、会議の書類が出てくると、「残念」といったような顔でしょんぼりして、テーブルの上へ、ポーンと飛び乗り、会議資料の紙の上でゴロン。

 爺さんに頭とアゴ、腹を撫で撫で(なぜなぜ)してもらうまで動かない。

 

 爺さんが、さあ寝ようかな!というと、「ニャー」の一声、爺さんの布団と枕に先に走って不法占有してしまう。

 

 本当に爺さんが寝ようとすると、腕枕の催促の猫パンチ、ひげこすり、頭突き等一通りのルーティーンが終わると静かになる。猫のくせに「すぐ眠たくない」ときは、前足(前肢)を何度も伸ばしてきて、爺さんの顔をおもちゃにする。

 

 あいかわらず、爺さんが外出すると、玄関マットの上で、帰宅するまでひたすら待っている

「忠犬はち公」ならぬ「忠猫さくら」である。