イングランド・プレミアリーグ学 -8ページ目

イングランド・プレミアリーグ学

イングランド・プレミアリーグを色んな角度から分析していく学術的ブログ☆

現在BIG4と呼ばれるチームの中で最も先行きが不安視されているのはガナーズことアーセナルだろう。


チーム一のスピードを誇るウォルコットと大黒柱であるセスクが怪我で戦列を離れている今、若いアーセナルはどのようにチームを立て直していくべきか。


いちばん良い方法は今ある戦力で現状を打破することではあるが、中盤の構成をディアビとデニウソンに任せるのはあまりにも心もとない。


セスクが居たときは左サイドでプレーをしていたナスリがここのところ中央でプレーをするようになり、ナスリが前を向いてボールをさばくことができればそれなりにチャンスが広がるものの、厚みのある攻撃はできていない。


右サイドのエブエはサポーターからのブーイング騒動以降もあまりぱっとしない動きで、何よりもミスが目立つのが痛い。


このように現状の戦力ではこれからも厳しい戦いが続くことは間違いなく、何よりもアーセナルらしさが見られないのがサポーターにとっては不満の種になっている。


ということはベンゲル監督が提言しているように、この冬の移籍期間で即戦力になる選手を中盤に迎える必要があるが、一体誰が適任だろうか。


今噂されているゼニトのアルシャビンは確かに足元の技術に優れ、アーセナルのパスサッカーに十分に順応できるポテンシャルを持っていると思う。


しかし、各メディアが伝えるようにゼニト側の要求金額にアーセナルが答えれる確率は非常に低い。


その場合その他の選手を考えると、リヴァプールのシャビ・アロンソやエバートンのアルテタの名前が挙がっているが、この二人も可能性として低いと見るのが妥当ではないだろうか。


リヴァプールは現在リーグ首位をキープしているし、エバートンはここ数年で成長著しく、BIG4に割って入るのはアストン・ビラではなくエバートンだという声も聞かれる。


そうなるとこの冬の間に新たに選手を獲得することは非常に難しく、現在の戦力でこの危機を乗り越えなければならない可能性が非常に大きい。


もし今チームを立て直すとするならば、個人的にはFWのベントナーをもっと積極的に起用することを希望したい。


FWにはファン・ペルシとアデバヨールという最高級の2人が存在するが、実はその陰に隠れてしまっているベントナーこそチームを浮上させる鍵なのだ。


ベントナーは確かにファン・ペルシとアデバヨールに比べると足もとの技術は劣るであろう、そのためアーセナルらしからぬプレーヤーと捉えられがちだが、実はベントナーこそアーセナルに必要不可欠なプレーヤーなのだ。


彼のプレーはその身長を活かしたセットプレーでの競り合いとどんな形でもシュートを放つというゴールへの執着心である。


こういったプレーは決して見ている側にとっては美しいとは映らないが、彼のようなプレーがあるからこそアーセナルの華麗さがより相手チームを崩すことに繋がっているのだ。


つまり華麗なプレーを求めすぎるあまり、ワンプレーのアイデアが枯渇し、相手に読まれやすくなっているということだ。


ベントナーがいることによって相手の守備陣はパスワークだけでなく、高さや強さを意識してプレーする必要があり、狙いを定めにくなってしまう。


無論ベントナーはリヴァプールのF・トーレスや、マンチェスター・Uのロナウドのように一人で状況を打破できる選手ではないため、彼一人が頑張ればとまでは言えないが、確実に彼がアーセナルをプラスの方向へ導いてくれるだろう。


将来有望な選手が集まるヤングガナーズの行く末を、ニコラス・ベントナーという男に託し、試合を観戦してみてはどうだろうか。

ミドルズブラ10位




■対戦相手


 ニューカッスル・ユナイテッド18位) 


           *ノースウエスト・ダービー


■日付/場所


  2008/11/29   リバーサイド・スタジアム(H) 



■フォーメーション



FW       A・アウベス      トゥンジャイ



MF     ダウニング            アリアディエール(~77)



            アルカ       ディガール

DF  テイラー    ポガテズ     ウィーター    ホイト



GK                 ターンブル


 

SUB:グラウンズ、、ミド(77~)、ジョーンズ、ヘインズ、

    A・ジョンソン、ウォーカー、エムネス、



■結果



                DRAW

  ミドルズブラ 0  -  0 ニューカッスル


得点者  なし

              



■試合評価(最高10点)


攻撃 6点


・全体を通して単調な試合展開でしたが、FWのトゥンジャイの好調ぶりは目立ちました。


・前半はトゥンジャイを起点として攻撃を仕掛けるシーンが多く、それにアウベスやアリアディエールが絡むシーンも見られました。


・左サイドのダウニングも時折効果的なクロスをあげていましたが、画面に出てくる回数が少し少なすぎました。


・FWのアウベスはまだプレミアの水に馴染んでいないのか、移籍金に見合う活躍が見られず、ゴール前になると慌ててしまうシーンが多々見られました。


・後半に入るとトゥンジャイの存在感も徐々に消え、途中出場したケガ明けのミドもキレはありませんでした。



守備 6点


・前半の立ち上がりはノースウエスト・ダービーらしく激しいプレスをかけて、ニューカッスルの選手に中盤で自由を与えませんでした。


・相手の攻撃があまり良くなかったので、評価すべき点はほとんどありませんが、ウィーターとポガテヅの2センターは良く体を張ってマルティンスを自由にさせていませんでした。


・マルティンスとヴィドゥカのシュートにひやりとさせられましたが、それ以外は非常に安定したパフォーマンスを見せていました。


・GKのターンブルの動きも良く、得点を許しませんでした。




■注目選手


アフォンソ・アウベス…オランダリーグ得点王の実績を持ち、ブラジル代表としても選ばれ、足元の技術に優れた選手です。しかし、プレミアにきてからはなかなかその才能を開花させることができず、この試合でもドリブルだ巧みに相手を振りきった後、シュートをふかしてしまうシーンがありました。

■今後の注目ポイント


・アフォンソ・アウベスがあまりにも得点を取れない場合は、なるべく早く見切りをつけて違う選手を使った方が良いかもしれません…





ディミタール・ベルバトフ





■チーム/出身地


  マンチェスター・ユナイテッド (08/09シーズン~)


  ブルガリア (代表キャップあり)



■ポジション


  FW/セカンドトップ



■評価(最高★×5)



  スピード        ★★★

  テクニック       ★★★★★


  ボディコンタクト    ★★★★


  キック精度       ★★★★



  特徴


足元のテクニックは他の追随を許さぬほどの領域に達し、ボールをいなすよなトラップは天下一品です。

ボールを受けるポジショニングやボールを置く場所が非常に巧みで、体格を活かしたボールキープは安定感抜群で、相手DFは2,3人がかりでボールを奪いにきます。

FWでありながら視野が広く、パスセンスにもずば抜けた才を持っているため、味方を使うのも上手い選手です。

それ故にFWでありながらゲームメイクに徹してしまう傾向があり、シュートをうつ回数が少ないのは残念です。

シュート精度も高いですが、きっちりとボールの芯を捉えたボレーが印象的です。



■期待される役割


・前線できっちりとボールをキープし、できるだけ攻撃の時間を作ることが期待されます。


・ゲームメイクも非常にチームの為になりますが、積極的にシュートをうつことももう少し必要かもしれません。