Kさん撮影: 忍者が出没?! 伊賀上野駅 上野市駅 2021.6.20 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

先週土曜にワクチン2回目でしたが今日で3日、もう何ともないです。
これで家内も安心して今週土曜日、接種しに行くはずです。 

そうです、実は私はモルモットだったのでした(^^;
さて、本日はKさんの京都だよりの日です。先週の木造駅舎旅、佐那具駅に続き、2回目は伊賀上野と上野市駅とのことです。  

代理投稿 by D51338
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Kです。前回の佐那具駅の隣は主要駅の伊賀上野。

三重県伊賀地域の中心の伊賀市(旧上野市)の駅で、かつては優等列車も停車したことと思いますが、現在は関西本線非電化区間の他の駅と同様、昼間はキハ120の単行列車が1時間置きにやってくるだけとなっています。

伊賀上野駅は伊賀鉄道(旧近鉄伊賀線)の分岐駅であり、上野の市街中心部へは電車で10分弱、こちらも昼間は1時間おきの運転です。キハ120との接続はうまくとられていますので、ちょっと足を伸ばしてみました。

① 伊賀上野の駅舎は1897(明治30)年1月開業時のもの。

主要駅らしく、大きく横に長い立派な駅舎です。


② 正面から見ると大きさがさらに目立ちます。駅員さんがいてみどりの窓口もありますが、待合室の中は広くてガランとしている感じもあり、佐那具駅のような居心地の良さは感じませんでした。


③ それでも駅構内の構築物は風情たっぷり。

いつのものかはわかりませんが、跨線橋も古くて立派なものです。


④ 駅前広場から跨線橋の方を見ると、その向こうに伊賀鉄道のホームがあります。車両はどこかで見たことがあると思ったら、元東急1000形だそうです。大井町線で通勤のとき乗っていたような。


⑤ JRと同じ改札を通り伊賀鉄道の方に向かうと、赤と青の衣装の忍者がお出迎え。でもこれはほんの軽いご挨拶でした。


⑥ 3駅目が上野市駅。

旧上野市街の中心部にあり、高い石垣で有名な伊賀上野城もすぐ近くです。電車の車庫もある中心駅ですが、ホーム上屋も古いものを大事に使っています。


⑦ この駅を訪れた理由は駅舎を見るため。写真右側の赤い屋根の建物ですが、1916(大正5)年開業時の洋風建築の駅舎で、国の登録有形文化財に指定されています。

早速、駅舎の外から見てみましょう!


⑧ ギョギョギョ~~。

いきなりさかなクンになってしまいましたが、正面に大書されている駅名が何だか変です。建物自体は、山小屋にもありそうなとんがり屋根を2つ合わせた、なかなか格好いいデザインなのですが…。


⑨ アップにしてみると、庇の両端にも忍者が控えています。

「忍者市」は2年ほど前につけられた駅の愛称のようで、正式な駅名は「上野市」なのですが、伊賀鉄道のホームページにも「忍者市(上野市)駅」と書かれています。


⑩ 忍者市こと上野市、駅から伊賀上野駅まで乗った電車は、目力のすごく強い忍者デザインでした。


⑪ しばらく忍者の世界に浸りましたが、伊賀上野駅の構内はかなり昔の風情を残しています。

この写真は下り線、駅舎側ホームの柘植・亀山方の端から上りホームを写したものですが、昔の写真↓とあまり雰囲気が違わなくないですか?


 

↓ Kさん撮影:蒸機現役時代 国鉄関西本線その4 1973.5.5-5.6

この記事の写真①は、

1973(昭和48)年に下りホーム端(おそらく発車するD51伊賀号の車内)から伊賀鉄道ホームのあたりを写したものです。

伊賀鉄道ホーム(架線がある部分)の後方にある貨物用のホームは今は跡形もなく、公共施設の建物となっているようです。

一方、駅構内の反対側 写真⑪の上りホームの端のあたりは、石積のホームといい後方の元運転施設か貨物扱施設(駅後方には工場があります)らしきものといい、昔の雰囲気を残しているような気がします。

 

次回は柘植駅です。ここも忍者が出没する駅で、草津線の電車にも忍者ラッピング車両があるようですが、うまく逢えたでしょうか。

そして、構内の様子は昔の面影を残しているでしょうか。

お楽しみになさってください。