辛くも鉄斎を下した犬千代は俺らの元に戻ったとともにその場に崩れ落ちた。花が犬千代に駆け寄る。そこで俺は「俺に任せろ。」といい花をどけ、仰向けに倒れた犬千代の胸部辺りに両手を沿えながら気を集中する。優しい光が俺の両手を包み、その光は犬千代の胸の中へと染み込んでいった。


 そう、それが水術の内の一つの回復術である。犬千代も少し痛みが和らいだようで、気絶中の表情も和やかになっていた。あくまで、応急処置までしか出来ないので、絶対安静に越したことはない。


 「二番手、伊賀忍軍、花、参る。」といった花は犬千代を愛おしく見つめた後、前へ出て行った。そして風魔忍軍からは女が前にゆらりと出て来た。「風魔忍軍、艶。」と言った女の着物から、無数の蛇が出て来た。女はそれから優雅に舞い、蛇たちは花に襲い掛かる。しかし、花は軽やかに宙を舞い、手裏剣を蛇たちに見事当てていく。しかし、蛇の数が多すぎ、逃げ回ることしか出来ずにいた。


 このような状態が20分も続いていた。流石に、花と艶はともに息が上がっていた。「なぁ、陽炎、花を戦いに出すべきじゃなかったんじゃないのか?明らかに戦闘向きの能力じゃないだろ?こりゃあ、やべーぞ。」陽炎は「樹。アンタは仲間を信じられないの?あの子を仲間と思うのなら、黙って見届けてあげなさい。」と静かに返す陽炎に対して「なっ、俺は花が仲間であるからこそ心配しているんだろ?」陽炎は俺にピシャリと「信じなさい。確かにあの子は戦闘向きじゃない。でもね、あの子はきっと勝てるわよ。」


 俺は陽炎を信じた。彼女の言葉の温かみが俺の心に染み渡る。そして決着は一瞬で付いた。花は蛇の群れをかいくぐり、艶の元まで駆け寄る。そして苦無を彼女の右腕に刺し、そして右腕を引き裂く。その瞬間、今まで統制の取れていた蛇が、艶に襲い掛かる。そして一分もたたないうちに艶は絶命した。

 善鬼の後ろに現れた忍びらしき四人は、男三人、女一人で。男三人は巨漢の短髪、僧形の老人、長髪の青年であった。その一人の巨漢の男が一歩前に出て「風魔忍軍、鬼蜘蛛組が一人鉄斎、参る!!」


 そういった大男は俺達の方へ跳んで来て、拳を振るう。俺たち四人はその拳をよけ、鉄斎の拳は地面をわる。『ゴス』という鈍い音が鳴り地面は抉り取られる。後ろに飛んだ犬千代が狼に変化して「伊賀忍軍、大野犬千代、参る!!」といい犬千代が鉄斎へと襲い掛かる。


 スピードでは犬千代が勝り、右、左と拳を繰り出すが鉄斎は直撃を避ける。犬千代は大きく右拳を振りかざすが、鉄斎は軽く拳をよける。しかし、犬千代は拳の勢いに乗せたまま体を回転させ、空中で一回転し、斜めよりかかと落しを試みる。見事鉄斎に直撃し、彼はその巨体を地面にめり込ますことになる。


 しかし、鉄斎の太い腕が犬千代を掴む。巨体を地面より起こした鉄斎は想像を絶する怪力で犬千代を地面に叩きつける「ぐはっ・・・。」地面から跳ね返った犬千代にボディーブローを食らわす。『ボキボキッ』という音が鈍く響き、犬千代は20mほど飛ばされた。


 犬千代の吐血量は凄まじかった。おそらく肋骨を2,3本は折られていたのであろう。犬千代は鉄斎に攻撃を再び試みるが、激痛により一瞬たじろぐ、その瞬間を鉄斎は犬千代を卍固めのように締め上げる。「俺の能力は筋力強化だ、もう抜け出せん。観念するんだな。」と言い、犬千代を更に締め上げる。俺はその時一つの案を即座に思いつき、犬千代にこう叫ぶ「犬千代おおおおおおおお、吼えろおおおおおお!!」それを聞いた犬千代は苦しみながらもニヤリと笑って「へ、やるな、お前は・・・・・・。」とつぶやいた後、「わおおおおおおおおおおおおおお!」と遠吠えをする。


 狼の遠吠えは離れた仲間と連絡する手段であるゆえ、その音量は計り知れない。鉄斎は思わず耳をふさぐ。その隙を見抜いて犬千代は距離を取り、再度鉄斎に攻撃を試みる。「無駄だ、先ほどのように何も出来んよ。」と言い鉄斎は拳を振るう。


 その瞬間、犬千代の右腕に変化が起きる。爪が鋭くなり、風を纏う。次の瞬間。鉄斎から血の雨が噴き、彼は三枚におろされていた。

 はーい、番外編です。キャラプロフィールですね。インタビュー形式でやってみますね。


ポスト:じゃ、最初は主人公の樹くんで!!

樹:ちわーっす。久し振りの現代人やな。よろしゅう。

ポスト:こちらこそよろしく。早速ですが、身長・体重・誕生日・趣味をどうぞ!!

樹:身長167・体重51で、色黒で髪型は長めのアシンメトリーやで。誕生日は4月14日で、昨日やな。趣味は・・・料理・・・やな?

ポスト:お誕生日おめでとうございます!!料理作れるんですか?すごいですね。得意料理はなんですか?

樹:塩焼き蕎麦は絶品やで!後にくじゃがとかハンバーグとか・・・。

ポスト:はぐはぐ(塩焼き蕎麦食べながら。)おいひぃですね・・・ゴクン。もうお嫁にいけますよ!!ではでは、次の質問。好きなものと嫌いなものをあげてください!

樹:好きなもの・・・。いろいろあるけどなぁ・・・・。食べ物だったら肉がすきだなぁ、肉くってばっかりやし、俺・・・。この時代じゃくえないんやけどね。嫌いなものは虫とかやな。食べ物やったらもっさりとしたもの栗とか、芋とか、豆とか・・・。甘いものも苦手やな。

ポスト:ではでは、最後の質問です。陽炎さんのことどう思いますか?

樹:な、なんやねん、いきなり!!(赤面)ってか、師弟関係だけやし!!いや、ほんま・・・。まぁ・・・・いつかは陽炎より強くなって、アイツを守ってやりたいとも思うけどな・・・・。って恥ずかしいわ!!

ポスト:ナイスなツッコミ&インタビューありがとうございましたー。


ポスト:じゃ、次はおりんちゃんで・・・。こんにちわ~。

おりん:こ、こんにちわ~。べチン(早速こけてます)いてててて・・・。

ポスト:だ、大丈夫ですか?とりあえず年齢・誕生日・身長・体重・趣味をどうぞ!!

おりん:いたた・・・。えっと、14歳で2月17日生まれです・・・。身長は145・体重は秘密です・・・。趣味は・・・・家事全般です。

ポスト:いいお嫁さんになりそうですね。最近嬉しかったことはありますか?後マイブームもおしえてください。

おりん:嬉しかったのは・・・そ・・・その・・・樹様に抱きしめてもラッ・・・ゴニョゴニョ。マイブームは・・・その・・・樹様に膝枕してもらって、耳掃除を・・・。も、もちろん私も樹様にするんですよ?

ポスト:樹さまさまですね・・・(汗)まぁ、ぶっちゃけの話し、樹と何処まで行ったんですか?

おりん:な、そんなはしたないことしてません!!(怒)

ポスト:や、やべ、あ、ほら、あっちのほうで樹が手を振ってる!!

おりん:ぇ?どこですか?

ポストは逃げ出した。


ポスト:ふぅ・・・・。危なかった・・・・。あ、あれは陽炎さんじゃないですか?

陽炎:・・・・・。

ポスト:あのー・・・。

陽炎:・・・・。

ポスト:ちょっと、無視は止めてくださいよ!!(陽炎の肩を掴もうとするがすかしてしまう。)って蜃気楼じゃないですか!!どこなんですー!?


ポストのインタビューの旅はまだまだ続くのであった。



んまぁ、ちょっといつきくんのプロフィールはまったく俺と同じなのではずかしかったり・・・。次ははなと犬千代と陽炎かな・・・。頑張ろう・・・・。