劇団四季時代、心から尊敬していた素晴らしい俳優の日下武史さんが、お亡くなりになられたと。。。
私は美女と野獣の一作しかご一緒できませんでしたが…
でも稽古場で日下さんのお芝居をはじめて拝見したとき…
ああ!!!
浅利先生が口うるさくおっしゃる母音や開口・ブレスは、こういうことなんだ!!!
って物凄く電気が走ったのを覚えています。
若くてまだ未熟な役者がそれをやろうとすると、いかにもわざとらしい発音になって、逆に耳についたりしがちだけれど、そうではないんだ!!!!
上手い方がその基本を身に付けたとき、こんなにも自然になるものなんだ!!
こうでなくては!!!
ってものすごーーーく勉強になりました。
私なんてまだまだ入りたての下っぱだったのに、通し稽古を見てくださっていて、終わったときに
「君は何て言う名前かな?」
とわざわざ声をかけてくださり、
「檀ひとみと申します。」
と緊張しながら名前を言ったら…
「檀君か(*^^*)。名前もいいね。あなたはとても良いお芝居をしていましたよ。いつか一緒にできるといいですね。」
って、おっしゃってくださり(;゜∇゜)…
本当はその場で跳び跳ねたい気分でした(///∇///)。
そして本当に是非お芝居で絡めるまで頑張りたい!と思ったりしました(*´ω`*)。
退団するときに、きちんとご挨拶できなかったことが物凄く気になっていて、いつか浅利先生と日下さんに、私の作ったお芝居も見ていただける時が来たら…
って思っていました。。。
勿論もう20年以上前の話で、私もすぐ退団してしまったので、日下さんの記憶にはもう全くなかったでしょうけれど、でもお手紙書いていつかご招待させていただきたい!!って思っていました。。。
稽古場の居方も本当に素敵で、心から尊敬する大好きな大大先輩でした。
日下さんのご冥福を心よりお祈り致しますm(__)m。
学ばせていただいた沢山の宝物…大切にして参ります!!!