待って。
えっ、ここなん。
いや普通に考えたらそうよな、シャチが親父とお別れした続きなんですからここで正解なんですけど、シャチがボッコボコにされる場面をムービーで見る覚悟全然してなかった。
アニメとはいえ、私この場面見るの結構辛いんですよね。
幼き頃から共に北斗琉拳を学んできた同士ならまだしも、シャチに関しては北斗琉拳を使えるというだけでしっかり修得したわけではない。
言うなら「ちょっとかじった」程度である。
ちょっとかじった程度にしてはめちゃくちゃ使いこなしてる方だし、みんな幼少期から血反吐を吐く思いで厳しい修行に耐え、十数年かけて修得していくものをまあまあ体も出来上がってしまってる年齢で基礎を体得しちゃったもんだから何なら素質あるんじゃね?ってくらいだけど、、、
カイオウが「きさまごとき」と言うように、実際の技量で言うと「ちょっとかじった」程度である。
そんなシャチを相手に、北斗琉拳を極めたどころか寧ろ魔界そのもののようなカイオウが執拗に殴り続ける場面を、このムービーで見ることに私は耐えられるのだろうか。
こんな恐ろしいポコポコないよな。
来たで。
なぶり殺しに来たで。
あーーー。
ここまで来たらもう覚悟するしかない。
シャチが耐えてるんだから私も耐えなければ。
と何故か私が歯を食いしばっていると、シャチの「無念!」というセリフが入り安堵!!!
私「安堵!!!」
見るに堪えない描写はカットされてました。
ありがとうReviveさん。
呪術廻戦の傷もまだ癒えてない状態で、寝る前に辛い場面を見ずに済んだことに感謝です。
そして、無事逃げ切ることができたシャチは、
自分はケンシロウを待つためにこの国にとどまっていたのだと確信した。
で、普通ならここでシャチの死を回避できたことに一旦安心できるものだが、北斗の拳は違う。
安心して一服する暇もなく、ヒョウに遭遇するという次なるピンチが訪れるのですね。
もうこの辺りからシャチは天帝編のアイン同様、主役級の活躍を見せてくれます。
ここまじでかっこいい。
このブログでも何回も言ってるかも知れないですけど、こんなこと出来ます?
北斗の世界の人達のやることなんて大体狂ってるとはいえ、なんの躊躇いもなくめんたま差し上げるなんて正気の沙汰じゃない。
だがそれほど、そうまでしてシャチがケンシロウを守り抜く背景には、シャチのこれまでの葛藤や苦しみがあり、私なんぞにはわからなくて当然なのでしょう。
どんな思いでこの地に留まり、北斗琉拳を学び、羅刹となったのか。
もしも海を渡って来たのがラオウだったら犠牲は少なかったのかもしれない、だがケンシロウだからこそシャチは自分を誇り、全てをかけることが出来たのだと思うと結局泣けてきました。
そんな感傷に浸る私をよそにストーリーは進み、ここへ来て何故かこの面子。
懐かしい〜。
わ〜、みんないる〜。
なんか実家に帰った気持ちになりますね。
なんだろうねこの安心感は。
そうか、修羅の国入ってからはこういう濃すぎる敵キャラがいないから重く感じるのか。
「なんやねんこいつ」がないからか。
まーとにかく、女戦士だった頃のマミヤと、マミヤ大好きなレイと、そんなレイが大好きなユダに癒されました。
もうあんたら3人仲良く暮らしてりゃよかったやんって思うね。
ウダ。