ゆったりしっかり | 道楽者は行く!

道楽者は行く!

ラグビーやサッカーをしたり見たり、落語聴いたり、酒飲んだり、山を歩いたり、歌を歌ってみたり、そして時折旅に出る。
そんなわたしの道楽のモロモロ・・・

おやすみの土曜日。

 

一度起きて、朝ごはんをいただいてから、テレビを見ていたらまた眠くなり布団へ逆戻り。

次に目覚めたら昼前という事態。

 

ダメだ!

こんな怠惰な休日を過ごすなんて、道楽者を名乗る資格を失ってしまう。

 

そんなことを言いつつも、昼メシをいただきながら、Jスポでトップリーグ観戦。

双方とも強豪であった歴史を持つサントリーと東芝。

しかし、この日のゲームはワンサイドとなってしまいました。

 

サントリーのボーデン・バレットは、この日もため息が出るような活躍を続けています。

そして、それを盛り立てるサントリーの選手たちは躍動し続けています。

こうなるとワンサイドゲームであっても、それなりに楽しめるのがラグビーです。

但し、それは負けている方の緊張が切れていないことが最低条件ではありますが。

 

中村亮土。

この人ほど、先のラグビーワールドカップの前と後で評価が変わった人はいないでしょう。

この日も大活躍でした。

しかも、それはバレットのそれのように華々しく自らが目立つものではなく、周りの選手たちを活かすことで彼の存在は際立っているのです。

 

ファンばかりではなく、一緒に闘っている仲間たちからも尊敬される選手でしょう。

 

サントリーが東芝に大勝したのを見届けてから家を出ました。

 

先ずは吉祥寺までのウォーキング。

そこから電車で新宿へ。

 

向かったのは新宿末廣亭。

 

久しぶりの寄席です。

師が、まだ二つ目で歌彦を名乗っていた時代に、偶然に2回続けて生で落語を聴く機会があり、好きになった三遊亭歌奴師匠が、この日の夜トリでした。

 

しかも、師匠から直接ご案内メッセージをいただいていたので、なんとかして伺いたいと思っていました。

この日は3月中席の楽日。

今日しかなかったのでした。

 

寄席は、一席おきに千鳥で座るようになっており、むしろゆったり聴くことが出来ました。

 

前座 菊一 懲役ごっこ

いくら前座とはいえ、あまりにも短くてビックリ。

 

美るく 庭蟹

美るくさんも、あまりにも早く自分の出番が来てビックリしていた様子。

女流落語家さんが、だんだん好きになってきている自分に驚く。

 

ぺぺ桜井 ギター漫談

30年1日の如く。

変わらないことの美。

 

歌彦 二人癖

二つ目になったばかりの歌奴師匠のお弟子さん。

先代歌彦は、もっと上手かったですよ!

頑張って!

 

菊之丞 紙入れ

さすがの芝居。

舞台を観ているかのような気持ちになれる。

 

正楽 紙切り 相合傘 寄席の吉右衛門

注文がよかった。

合掌

 

勢朝 池田屋事変漫談

 

鉄平 転失気

 

美智美登 手品

 

小ゑん 鉄道オタク

 

一朝 牛ほめ 

さすがだなあと聴いていたところに、大きめの地震が。

そのやり過ごし方も、噺に戻る風情もさすが!

 

中入り

 

小せん 弥次郎

鬼丸代演。

小せんさんよかったけれど、ラジオだと面白い鬼丸さんの成長が見たかったところ。

 

ジキジキ 音曲漫才

この日は、のだゆきさんが代演となってガッカリしていましたが、この夫婦漫才よかったなあ。

いっぺんでファンになりました。

 

歌る多 片棒

ベテランの女流落語家さん。

女の人らしい片棒、面白い!

 

雲助 手紙無筆

いつもながら鮮やか!

 

仙志郎仙成 太神楽

 

歌奴 三方一両損

なんというか綺麗。

ある意味特徴が薄いということなのかもしれませんが、落語を正面から楽しむのには最高の噺家さんだと思います。

品がいい。

下品なのは、他の人たちに任せて、正統派の道を歩んでいただきたい。

 

この日は独りでしたが、いずれにしても反省会が出来ないのが残念。

 

戻っておいで、平常の寄席、街、酒場…