昨年の一万人の第九の練習をしている時に、わざわざ築地のクラスに群馬県太田市から来ている人がいました。
「えっ、太田ですか!私、今年の第九に参加しましたよ!あれ、実にいい演奏会でしたねー」
と言うと、
「そうなんですね。それは、遠くまでありがとうございました。
来年もやると言っていた市長が選挙で落選しちゃって、去年みたいな大規模な演奏会は出来なくなっちゃったんですけど、少人数だけれど来年もやるんですよ」と聞き、
「そうなんですか!
ならば、私、参加しますよ。なにしろお世話になったんで…」
ってことで、物好きなことに、また太田まで歌いに行くことになったのでした。
私の誘いに乗った歌仲間3人と一度練習に行きましたが、なにしろ遠い。
その時は、クルマで途中、私の好きなさきたま古墳群などを観光しつつ太田へ。
先日の練習は、その3人がみんな都合が悪いと言うので、独りで行くことにしました。
家から太田まで電車で行くとなると、在来線で3時間近くかかります。
そうだ!と思い、太田のKさんに熊谷まで送迎してくれないかと尋ねると、それを快諾してくれました。
そして、帰りには熊谷でごはんでも食べようということに。
これで、帰りには一杯やれることが決まり、いそいそと熊谷へ行くことが出来ます。
しかし、Kさんに用事が出来てしまい、往路だけは熊谷からバスで来てくれないかと。
まあ、帰りは送ってくれるんだし、それもいいなあと。
ラグビーで通い慣れた熊谷。
駅前にバスロータリーがあるのは知っていました。
太田行きはそこから出るんだろうなあと当てずっぽうで見てみてもない。
出発までに多少の時間はあるにしてもちょっと焦ってきます。
結局は駅前の案内版を見てみると、どうやらロータリーから出た先にバス停がある模様。
なんとか乗り遅れずに済みました。
このバス旅が良かったんですよねー
知らない道、知らないバス停の名前、ぼんやりと眺めるにしても目線が高い。
たまにはこんなのもありだなあと思いながら、埼玉県から群馬県へ入る、県境の長い橋を渡ります。
利根川の上流を見ると、赤城、榛名といった上州の山の向こうに浅間山までハッキリと見えます。
そして、北に目を転じれば日光の山々。
嗚呼、山の見える風景っていいですよねー
さて練習ですが、第九はとりあえずまあなんとかなるんです。
何度か歌っていますしね。
ただ同じ曲でもマエストロによってテンポや表現が変わります。
それを感じに行くことが対面レッスンの肝です。
しかし、それよりも難しいのは、現代的なアレンジの日本の四季なんです。
曲としては、瀧廉太郎の『箱根八里』『荒城の月』そして『花』です。
これが難しい。
もちろん、共有してくれている音源で練習はして来たんです。
でもライブで歌うということは、そんな予定通りに行くもんじゃないんです。
翌週は本番です。
若干の不安を残しました。
帰路、築地クラスで知り合ったKさん母娘とその友達のNちゃんが熊谷まで付き合ってくれました。
行ったのは、私のお気に入りの中華屋『永楽』
コの字のカウンターの角に陣取り、4人でワシワシ食べました。
そして、私だけがガブガブ飲みました。
楽しかったですよ。
少なくとも私は。
さて、本番に向けて頑張りましょうね。
ほろ酔いの私は、熊谷からの電車で船を漕ぎながら帰ったことは言うまでもありません。

