最近買った私の愛車で、とうとう遠出出来る日がやってきました。
このコロナ禍の影響で自粛要請されていた県外移動が解除されたのです。
いつも練習に混ぜてもらっているK社ラグビー部の皆さんは、その日を待っていたかのように、恒例のゴルフコンペを企画してくれていました。
土曜日の早朝、東伏見で同期の太を、そして小平でK社ラグビー部の重鎮Hさんを拾って所沢インターから関越に乗ります。
大手を振って県外移動が出来る、その週末を待っていたのでしょう。
思った以上に多くの車が走っています。
私の愛車は、あくまでも静かに、滑るように高速を走行しています。
うーん、いい感じです。
向かったのは、プレジデントリゾート軽井沢。
私にとっては1年ぶりのゴルフです。
ゴルフというものはそんなに好きでもない。
でも気の置けないラグビー仲間と出来るのであれば、それは話が違います。
梅雨の合間の陽光を浴びてのラウンド。
1年ぶりと言うことでいろいろやらかしましたが、56の50で106回。
まあこんなもんでしょう。
と思っていたら、新ぺリアのハンデで優勝。
K社ラグビー部のコンペに混ぜてもらっている身としては嗜みに優れているとは言えませんね。
隣接するホテルのレストランで、そしてやがて部屋での懇親会。
やっぱりラグビー仲間と飲む酒は格別ですね。
翌日は曇天。
でもこの時期に傘をさすことなくラウンド出来たのは幸運であることに違いありません。
この日は、47の52で99回。
100を切れて満足していたら、ついいいハンデが出てしまっての準優勝。
みんなから、やいのやいの言われたところで解散。
ついいいところ持ってちゃうんですよね、私。
自惚れちゃった。
愛車で少々事故渋滞に巻き込まれながらも無事帰京。
今回、私が買った中古車は、弊社に関係ある社長が乗っていたものを譲り受けたカタチになっていました。
その社長は、新しいアルファードを購入した際に、この車を下取りに出してくれたのです。
もうすぐ家に着くというとき、前に綺麗なアルファードが走っています。
助手席の太が、
「その社長って人は、こういう車を買ったの?」
うん、そうと言いながら、前方の車のナンバーを見るとそれは見知った番号。
その車は、まさに私にいい車を譲ってくれた社長のものだったのです。
なんだか、こういう偶然ってよくある気がするんだよなあ、私。
これは自惚れではなくね。
車を停めてから3人で反省会を。
行ったのは地元の居酒屋『与作』
やらないようで、意外にやる店なんですよね。
ここ。
ゴルフの話、そしてラグビーの話をしながら和気あいあいと飲み進めます。
K社の重鎮Hさんが、K社ラグビー部と我々のクラブであるKクラブが縁あって結びついた頃のことを話してくれました。
K社ラグビー部のリーダーであり、そのクラブの哲学をも作ってきたと言ってもいいであろうMさん。
そのMさんが、こう言っていたと。
「例えば、みんなで風呂に入る。
Kクラブの皆さんは、こちらがそのクラブハウスのルールを言わなくとも、みんな使った椅子や洗面器を片付ける。
あのクラブの人たちは、みんなそうだ。
だから、一緒に活動しようと思えるんだ」と。
これね、実に嬉しかったですねえ。
うちのクラブは、強かったりそうでなかったりする時期はあったとしても、こちらもクラブの創始者であるK先生の薫陶を受けたクラブ員は、みんな真面目なんですよ。
逆に言うと、それしか取り柄がないと言われてしまうかもしれないほど、妙に真面目なんです。
でもだからこそ一緒に活動しようと言ってくれる人がいる。
話していることは、ほんの小さなことかもしれない。
でも心があったかくなった、この日の反省会でした。