近年は、その付き合いにとどまらず、FC東京ソシオとして味スタに行き、揚げ句、とうとう一緒に合唱までやるようになってしまいました。
コロナ禍の今は、そんなことはありませんが、一時期は、週に何回会うんだよと顔を合わせては笑い合う程でした。
日付を見ると、今から13年前、味スタへ向かう道すがら、太から彼の長男であるいっちゃんのいい話を聞きました。
昨日、渋谷で合唱のS先生と一緒に飲んだ太からいい写真を見せてもらいました。
彼の家の庭に出来た枇杷の実です。
そうかあ、あの時植えた種から、とうとう実がなったんだね。
ピュアな目を持った、小学校低学年だったいっちゃんは、今や大学生。
最近は会っていませんが、どうやら家でもあまり長いセンテンスを発しない青年になっているとのこと。
でも、その気持ちはよく分かります。
20歳前後の、なにもかもに対して、
ふざけている!
と毒づきたくなる年代。
「お母さん、お掃除手伝いましょうか?
お父さん、肩でも揉みましょうか?」
などと、毎日言ってくれます。
なんて奴がいるとは思えないですもんね。
分かるよ!いっちゃん!
なんだかイラつくんだよな。
でも、そのいっちゃんは、サッカーへの愛情だけは、子供の頃と変わらずに持っていてくれたようです。
FC東京の応援に燃えている?
ううん、そうじゃありません。
彼は、自分の卒業した小学校のサッカー部のコーチになっていると言うのです。
いっちゃん、これ素晴らしい活動だと思うんだよね。
そう言えば、いっちゃんが小学校の時、君の試合を観に行ったことが何度かありましたね。
小さなカラダで、でもいつも全力で走り、全力で声を出していたいっちゃん。
君はコーチとして、あの時のきみのような選手を育てているのでしょう!
地域に貢献する。
しかも、自分がお世話になったサッカー部の後輩たちに恩返しが出来るなんて幸せなことだよね。
大学の方はどうなのかな?
与えられた場所で、何かを学び、そして苦悩すればいいんだよ。
そして、その中で一生付き合って行ける友を見つけるんだ。
互いに認め合える友をね。
それは、必ずきみの財産となるからね。
口はばったいけれど、
きみのお父さんと俺のようにね。
頑張れいっちゃん!