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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版

 

ちょいよしNO.2973
子路政を問う。子曰く、「これに先んじ、これを労う」。益を請う。曰く、「倦(う)むことなかれ」

 

 

今日のちょいよし本

 

 

Amazon紹介

 

社訓から「寅さん」まで、中国の聖人孔子と彼の言行録である『論語』は、日本人の日常生活の中に深く融けこんでいる。2500年の時空を超えて語りかける孔子の人間像とその不滅の思想の魅力をマンガでわかりやすく構成。「孔子の一生」「孔子の弟子」「論語」の3部構成で描く面白しくてためになる孔子入門書。数十ヵ国で翻訳されている世界的ベストセラー。

 

 

拝読のきっかけ


「論語」を学ぶのはとても良いことだ、と誰もが思う。
でも、理解するには少し壁が高いですよね。
それは、みやちゃんも同様。
覚えたと思っても次に見た時には、「あれっ、どういう意味だったかな?」と迷ってしまう…
本書はマンガで書いてあるので、人のなりや性格などいろんなことと紐付けできて覚えやすいかも、と思って購入しました。

 

 

孔子とは
 
「論語」は、仏教でいう経典と一緒で、孔子が亡くなった後、弟子たちが孔子の言行を各々持ち寄って編纂したものなんですよ。
だから「子曰く(孔子先生は言いました)」から始まるんです。
 
 
孔子は身分の分け隔てなく学問を授けた人で、貴族、豪商、平民、貧民などに加えて、ならず者、盗人、犯罪者なども謙虚に教えを請いさえすれば学問を授けたのだそう。
学問の前では、人間は平等という信念を持って、ものごとの「道理」を教えました。
本書は次のように説明しています。

↓↓↓

▷「論語」の内容は、倫理と教育を主としている(中略)孔子は人間を一定の型にはめようとしたのではない。人それぞれの持つ特性を最大限に拡大し、その人に見合ったもっとも人間らしい生き方を探し研究しようと目指した
 
 
良い友、悪い友


益者三友、損者三友。
直を友とし涼を友とし、多聞を友とするは、益なり。
便辟を友とし、善柔を友とし、便佞(べんねい)を友とするは、損なり。

↓↓↓
ためになる友達が三人、ためにならない友達が三人いる。
正直な友人、誠実な友人、博学な友人がつき合えば、ためになる。
しかし、便宜主義者、人ざわりが良いだけのもの、口先だけの人間、これはつき合ってもためにならない。

 

あなたのまわりにはどの友達がいますか?

 

 

君子が身につけていること


君子に九思(きゅうし)あり。観るは明を思い、聞くは聡を思い、色は温を思い、貌(ぼう)は恭を思い、言は忠を思い、事は敬を思い、疑わしきは問うを思い、得るを見ては義を思う
↓↓↓
君子の心がけは九つある。
①物をハッキリ見ること
②話はちゃんと聞くこと
③穏やかな表情を保つこと
④謙虚にふるまうこと
⑤誠実に話をすること
⑥行動は慎重であること
⑦疑問があっらた尋ねること
⑧怒る時はしこりが残らぬようにすること
⑨うまい話には乗らぬこと

 

あなたは、1つ1点だとすれば何点ですか?

 

 

見出し


子、四を断つ。
意なく、必なく、固なく、我なし。

↓↓↓
孔子には次の四つの欠点がなかった。
①勝手な憶測をすること
②考えを押しつけること
③固執すること
④自分のことしか考えぬこと

 

私たちもこうありたいですね。

 

 

今日のちょいよし


子路政を問う。子曰く、「これに先んじ、これを労う」。益を請う。曰く、「倦(う)むことなかれ」

 

 

子路が尋ねた。「先生、政治はどうやればよろしいのでしょう」と。
孔子は言った。「自分が先頭に立つこと。そしていたわりを忘れぬことだ」
子路が尋ねた。「その他に気をつけることは?」
・孔子が答えた。「いや気を起こさずこの二つを実行し続ければそれでよい」