水煮西遊記① | 本の音色を聴こう♪

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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版


今日のちょいよし
3歳の子供でも知っていることではあるが、いったい何人の大人がそれを継続することができるかな?





ブログ連続1127日目、今日のちょいよし本

水煮西遊記 (中国ビジネス思想の源流を知る)/日本能率協会マネジメントセンター







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組織が目標を達成するには、全体をまとめ上げるチームリーダーのもとに個性豊かな部下が必要となる
「西遊記」はまさにチームとは何か、組織管理とは何かを雄弁に語る物語
本書は、取経の旅の過程で、三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の性格と組織内での役割を分析し、現代のビジネスや家庭生活でどのように役立てられるかを「組織行動学」の観点から紐解く、ユニークなビジネス小説




目次

第1章 人生を考える旅
第2章 成功の道は自己管理から
第3章 組織とは何かを知る
第4章 人材管理とは何かを知る
第5章 良好な組織をつくる四つのキャラクター
ほか28章まで




本書を拝読したきっかけ

「西遊記かぁ~。面白ろそう!でも、450ページもある。どうしよう・・・」
と」迷ったのですが、結局購入しちゃいました笑


子どもの頃のこと、確か6~7歳の頃だったと思います

堺正章主演の西遊記がとても好きでしたにこ

でも、夜の放送だったので「早く寝なさい」と途中で寝らされるんですねウキャー!

とても残念だった思い出があります笑



小学生の頃、再放送を夕方5時くらいからしていた時は、それを取り返すかのように見てましたよ笑






あなたに与える効果

チームマネジメントの何たるかをマスターする






本書は西遊記を題材にしてチームマネジメントを学ぶ本です

また、本書は、西遊記は単なる物語でなく「仏教」の教えであるとも言います


チームマネジメントと仏教がイマイチ結びつきませんが、このつながりを考えているとあることを思い出しました電球



「仏教は宗教ではなく、道である」





「道」という概念をひと言で言い表すには難しいのですが、遠くに目標とする究極の姿があって、それに近づくために絶えず精進するようなイメージ

それはひと言で言うと「人格を磨く」ということかもしれないし、「魂を磨く」ことなのかもしれませんニコちゃん



日本には、こういった「道」というものが多いですねポイント



「書道」「茶道(ちゃどう)」「華道」「柔道」「剣道」などなど

それは単に技(スキル)を向上させることが目的ではなく、その修得過程において人格を高めることに真の目的があるのだと言えます



ここまで書いてきて気づくのです

ビジネスにおいても、スキルの向上だけではダメで「ビジネス道」を進まねばならず、許容の心だったり、慈悲であったり、慮る心だったりと、同時に人格が磨かれるべきで、それがあるからこそ組織(ここで言うチーム)が活性化するのだとニコちゃん




親も子に育てられる

さて、本書が掲げる「チームマネジメント」は、「チームの中で個人個人を尊重しながら個性を活かし、それぞれが持てる力を存分に出し協力し、困難を共に乗り越えていくことで、目的を達成する」ということです



その中でリーダーとなった人には、様々な苦悩が降りかかります

西遊記でも、三蔵法師はいろいろなことで悩み、逡巡します(かなり優柔不断ですショック


孫悟空、猪八戒、沙悟浄は、道に外れたことをすると三蔵法師に戒められるのですが、三蔵法師にはそれをしてくれる人がいません

孫悟空ら部下(仲間?)とのふれあいの中で、自らそれを学んでいかなければならないのです

ものすごい重圧だっただろうなと思います




孫悟空は自尊心が強く、腕っぷしもいい、頭よりも先に行動に出てしまう「行動の人」です

それゆえ、孫悟空の行いを誤解し、理不尽な罰を与え、何度も決別したりします


でも、誰もそれを間違っている(あなたの方が悪いのだ)とは教えてくれません

自らの犯した失敗の中で、自分で気づいていくのです



これを、「修行」というのかな?なんて思ったりします電球



「子は親に育てられるが、親も子に育てられる」という言葉がありますが、西遊記のパーティーはこれですね!





3歳の子供でも・・・

では、今日の締めくくりに本書の前半部分から学んだ話を引用します

「鳥窠(ちょうか)和尚」のお話です



唐代の詩人白居易(はくきょい)が鳥窠(ちょうか)和尚に教えを請い、次のように尋ねました

「一日をどのように修行して過ごすのが神仙の道としてふさわしいのでしょうか?」



鳥窠(ちょうか)和尚は答えます

「簡単なことじゃ。心身の健康に有益なことを続け、他人や自分に害を与えるようなことをしなければよい」



白居易は納得できず次のように言います

「そんな道理は3歳の子供でも知っていますよ!」



鳥窠(ちょうか)和尚は言いました

「3歳の子供でも知っていることではあるが、いったい何人の大人がそれを継続することができるかな?」




この話は白居易がハッとするくらいですから、私たち凡人には「盲点」の最たるものでしょう

私たちは「簡単で単純なこと」を軽視しがちです

その驕りを滅することが成長の絶対条件なのでしょうねニコちゃん






今日のちょいよし

3歳の子供でも知っていることではあるが、いったい何人の大人がそれを継続することができるかな?





子供は「素直」だからすぐ行動に表れますね

私たちは大人は、意識して素直になることを心掛けなければいけませんね!






今日もいいことが学べてラッキー
着実に進歩しました
最後までお読みくださり感謝


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