today's cyoi-yoshi
左図右書
ブログ1132日目、今日のちょいよし本
図解で身につく!ドラッカーの理論 (中経の文庫)/中経出版
Amazon紹介
本書は、図解を駆使して、ドラッカーの全仕事を「個人」「組織」「社会」の3つの観点から整理し、それぞれがどういう関係でつながっているかを読み解く1 冊
これまで原著をあたって失敗した方、『もしドラ』を読んでもっと勉強したいと思った方にぴったり
「図読」の技術を用いれば、これまで理解できなかった部分もすっきりわかり、思考がクリアになることを実感できる
目次
プロローグ ドラッカー理論の前に図解の基本を理解する
第1章 「プロフェッショナル」をめざす
第2章 組織と個人の関係を押さえる
第3章 マネジメントの本質を知る
第4章 企業社会の論理と倫理に注目する
第5章 ネクスト・ソサエティを展望する
本書を拝読したきっかけ
著者買いで~す
図解好きなみやちゃん、図解でドラッカーを学べるなんて一石二鳥!!!と思って購入しました
ドラッカー本はなぜ売れるのか?
この問いの答えとなる次のくだりがおもしろい
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▷逆説なことを言うと、誰もがドラッカーの言説を完全に理解できていないから、毎回、本がベストセラーになるということもあるのではないか
ホントです、本書の言うとおりです。こんな捻った視点もありですね
ジグソーパズルをするような感覚です
難解な先には、必ずクリアなビジョン(絵)に到達します
このように、なかなか骨の折れるドラッカーだからこそ、本書の存在価値が際立ってきます
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▷本書は、図解コミュニケーションという考え方を縦横に駆使して、ドラッカーの経営学の真髄に迫ろうという試みです
ありがたいですね~
マネジメントとは〝生き方を問う〟こと
▷「マネジメントは一般教養である」とドラッカーは述べています。つまり教養人とは、つねに生き方を自らに問うている人だということ(中略)「生き方を問う」とは、時代を認識したり、組織のあり方を考えたり、その中でやるべき自分の仕事や志命を考えたりすること
現代は「生き方を問う」ということが難しい時代ですね
特に中間管理職かな・・・
上と下に挟まれて心が落ち着くということが少ないのではないでしょうか
どの方向にもはけ口がないというのはつらいものです
これを救ってくれるのは誰なのでしょう?
カウンセラー?家族?仲間?
よくはわかりませんが、これだけは言えます
最後には、あなたを救うのはあなた自身(本人)なのです
そのために、「自分自身をマネジメント(コントロールの意味に近い)しなければいけないのだ」とドラッカーは言っているのだと思います
また、本書は次のように言います
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▷マネジメントとは組織社会で知識を行動に具体化することに責任を持つものである
〝知識を行動に具体化する〟とは、「自分を奮起させるため、自分で学び、それをつかって自分を動かす」という意味だとみやちゃんは解釈します
「セルフマネジメント」っていう言葉をご存知でしょうか
自分の行動に責任を持つべきは自分です
「あきらめる」とは、「明らかにする」という意味だそうですが、あきらめることを明らかにするのは自分以外の何者にもできませんものね
▷つねにあきらめず、失敗を恐れずに〝完全〟を求めて努力することが成功への近道である
チャップリンの名言がその理解を後押ししてくれます
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▷チャップリンは、「あなたの最高傑作はどれですか?」と聞かれて、「ネクストワン」と答えたそうですが、現状に満足しないあくなき探究心が、成果を得るには何より大事
「図読」でドラッカーを読み解く
話を変えますね
本書は、「図解」で本を読み説くことを「図読」と表現しています
個々の意味あるセグメントを、流れとしてつなげて理解する方法が図読です
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▷たとえば、キーワードを記して、他のキーワードとの関係を考えながら、その関係を目に見える形で表現していく。この過程で理解は深まっていくものです。図解するということは、そういう作業に他なりません
〝関係性をつなげる〟
この作業こそが図読の醍醐味なんですね
また、図読することで明らかになるものが3つあるのだそうです
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▷「理解」「疑問」「反論」の3つを明らかにすることこそが、思考をクリアにするための最善の方法
知識を丸呑みすると消化不良を引き起こします
そうではなくしっかり噛んで消化しやすくしなければならず、この〝噛む〟という行為が「理解するように努めること」「疑問を感覚でなく言葉にすること」「反論を立ててみること」なのです
これによって、次のような状態になればGOODです
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▷極端に言えば、「著者はこう言っている」ではなく、「私はこの本をこう理解した」という読書法でいい
大切なのは、あなたが〝どう思うか〟〝どう考えるか〟ですね
今日のちょいよし
左図右書
中国の諺だそうです
本書の解説を引用します
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▷「図は左に、文章は右側に置く」という意味です。どういうことかというと、「左の目(正確には左視野)で図を見て、右の目で文章を読むことによって、極めて効率的に学習できることを説いている
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▷左目は右脳とつながっており、右目は左脳とつながっているため、脳を本来の機能に沿って動かくことができるからです
脳の左右の働きの研究が進んだのは近年になってからですよね
昔の人は、どうやってこういうことを知ったのでしょうね???