15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法 | 本の音色を聴こう♪

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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版

―today's cyoi-yoshi―

人間にとって大切なのは漢字を記憶することよりも、言葉を使って考えることです

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ブログ755日目

今日の紹介は、15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法/講談社






■目次


まえがき ぼくは学校が嫌いだった
1 言葉ってナニ?
2 正しくなくても、伝わる言葉
3 言葉にならない言葉
4 考えるための言葉
5 十五歳のための日本語力上達法
あとがき ゆっくり大人になっていいんです




■本書を拝読したきっかけ

       
〝日本語力〟をアップするキラキラ矢印

本書は15歳の生徒向けに金田一先生が書いた本ですbook*

感受性の高い年ごろの生徒に、どのように日本語力アップの方法を教えているのか
何よりもその大切さをどのように伝えているのかに興味が湧きました


最近、日本人の日本語は美しくないと思っています


それは、テレビのバラエティーやアニメの影響が大きいからでしょうねTV
先生や親が友達化していることもその一員としてあるかもしれません


何にせよ、何か大切なモノが学べるような気がしましたよニコちゃん




■最も大切なことは


▷漢字を知らなくたって、別に恥ではないんです。人間にとって大切なのは漢字を記憶することよりも、言葉を使って考えることです


▷人間にとって大切なのは記憶することではなく、頭を柔軟にし、視野を広げて、考える力をより高めていくことです。具体的には、ある知識と、まったく別の知識を結びつけて、別の考え方を作り上げていくことなんです



これってすごく大切なことですニコちゃん

例えば、作文を書くとしましょう
情景を表現する時、語彙の乏しい人と豊富な人が同じことを書けばどうなるでしょう


より伝わってくるのは後者に間違いありませんよねにこ


作文を書くためには、文字にする前に頭の中で考えるという行為を行っています

この考えるという行為において、言葉を豊富に知っている方が広く深く考えられるということであり、当然、表現力も違ってきます



ところで、読者のみなさんのまわりには、考えない子(もしくは人)って多くありませんか?



うちの娘たちなんて・・・何か尋ねた時にすぐに答えられないと、「わかんない~」っていう言葉を口にしますあらま

その言葉を発した時はすでに思考停止に陥っているということなので、良くないなといつも心配になります汗



そういえば、目標(広義で夢)をもたない子どもが増えているのだそうですね

自分の子どもの頃もそうでしたから、あまり強くは言えませんが、「この職業に就きたい」などという明確な目標を持たず、その時その時を対処的に過ごして成長していくようなのです


もっぱらの目標といえば、受験で○○高校に入学するとか△△大学に入学するとか、そういったことなのですよね・・・


受験の成功はマイルストーンであり、チェックポイントです

志望する大学に合格するという目標が、夢を叶えるための手段ではなくて、成人するためのチェックポイント、すなわち通過点にしかなっていないのです


スタンプカードのスタンプですぺた



このようなことを、痛烈に言い表してる箇所を見つけましたので引用します

絵本のアリスの一節ですアリス




■どっちに行ってもおんなじだ


▷道に迷ったアリスが「わたし、どっちに行けばいいの?」とチェシャ猫に尋ねます

▷すると猫は「お前はどこに行きたいのか?」とききます

「どこに行ったらいいかわからないのよ」とアリスが答えると、

▷猫は「じゃあ、どっちへ行ってもおんなじだ」と答える






■では、今日のちょいよし





人間にとって大切なのは漢字を記憶することよりも、言葉を使って考えることです





ようするに、〝考える〟という行為が「日本語力アップ」のための一番の打ち手だとみやちゃんは結論づけました


た、短絡的だ・・・あらま


読む人によって違うと思いますので、興味があればぜひ手にしてみてくださいねにこ







☆今日もいいことが学べてラッキー、着実に進歩しました
☆今日も最後までお読みくださり、みなさまに感謝



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