実力というのはその人が生まれ持った才能ではなく、準備の差だ
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ブログ760日目
今日の紹介は、プレゼンはテレビに学べ!/ディスカヴァー・トゥエンティワン
■目次
1章 テレビに学ぶ「伝える技術」5つの原則
2章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「話し方」「見せ方」のワザ
3章 テレビに学ぶ 1000万人に伝わる「演出」のワザ
■本書を拝読したきっかけ
仕事において、何かと必要なプレゼンテーション力
プレゼンテーション力が向上すると、表現の幅が飛躍的に広がります
みやちゃんは、表現力アップという意味において、この部分の研究を欠かさないようにしています
■重なる部分の多い2者
プレゼンテーションと研修講師としてのスキルはとても似ています
重なる部分がとても多いでのです
本書はテレビを題材に、プレゼンテーションを効果的にする方法が満載です
以下、みやちゃんの研修講師としての経験談を加えながらいくつか紹介したいと思います
立ち位置だけで、あなたの説明はもっとうまくなる
本書では、テレビの画面を想定して「司会者は右に、アシスタントは左に」とあります
※注意!これは右利きの人の場合です。左利きの人は逆になります
これを、プレゼンや研修講師を例に解説します
なぜ、右利きの人が向かって右側に、左利きの人は左側に位置するのでしょうか?
※聞き手から見た場合です
それは、人は利き手に指示棒(チョークやホワイトボードマーカー等)を持つからです
ホワイトボードやモニターの図を指し示す時、右にいれば、聞き手に対して身体を閉じることがなくなるからです
右利きの人が左に立つと、身体が閉じてしまい、聞き手に背中を見せることになります
こうなると、聞き手との関係を切ってしまうことになり、良くないのです
聞き手の集中力を損なってしまうからです
学校の先生と生徒をイメージしてみて下さい
先生が黒板に字を書き始めて、生徒に背中を向けた途端に悪さをするヤツがいるでしょう
すぐれた先生は、生徒に身体を開いて、顔を見せながら板書きするのだそうですよ
我が社でも、経験の浅い営業マンや研修講師は、逆に立ってしまうことがありますね
ビールのCMに学ぶシズルトーク
シズルトークってご存知ですか?
〝シズル〟とは、肉をジュージュー焼くあの音のことです
ゴクゴクとか、プハーッというような、ビールを美味しく飲み干したときに使うような、臨場感あふれる表現のことですね
保障(保険・共済)の営業でも、シズルトークを使ってお客様に話をするんですよ
例えば、病気が発症して1週間入院したとしますよね
そうなれば、「治療費」「食事代」「雑費」などのお金がかかります
「そうした時に、この保障に加入しておくと、1日あたり○○○○円の保障があって、1週間ではいくらということになります」
「その時のお手続きは、このようにするとよいです」
「でも、そうなった時にはなにかと大変なことでしょうから、まず私どもに連絡をくださいね」
「いつもの担当者が思い浮かんだら、その者でも大丈夫です」
病気やケガで入院したり、家族のどなたかが亡くなったりしたときには、誰もが軽いパニックに陥ります
目の前に大変な状況が展開するため、なかなか冷静になれないのです
あっ、そうそう・・・そうしたパニック状況の中で思わず高いお金を払ってしまうのがお葬式です
地域の互助会などに入って少しの会費を払っておくと、いざというとき2割~3割の割引が受けられるのだそうですよ
また、日頃から信頼のおける葬儀屋さんを見つけておくことも良い備えです
ちょっと、話がブレましたが、シズルトークとは、その時に起こりうる状況を臨場感あるように(=相手が肌に感じ取れるように具体的に)お話するということですね
テロップが16字までしか使われない理由
▷テレビ画面を占拠していると思われがちなテロップですが、ココの部分の文字数は、実は驚くほど少ないのです。(中略)15~20字しか表示されていません
▷2~3秒ほどの短時間で視聴者が読める文字はそれだけだということです。それ以上の文字数のテロップを出しても、一般の視聴者は「読めない」「認識できない」のです
会社などで身の回りにあるプレゼン資料や研修資料を見てみてください
字がびっしりかかれた資料ががよくあります
これって、相手の理解力を奪っていると言っても過言ではありません
意味がないのです
人間の初期理解は直感なので、いかに短く正しく伝えるかが大切です
「詳しく書かないと理解されないのでは?」と聞かれる時がありますが、多くの場合逆ですね
情報が多いと、消化不良が起こり、よけいに理解できなくなることの方が多いです
さて、長くなってきてしまった・・・
今日はこのあたりで
■では、今日のちょいよし
実力というのはその人が生まれ持った才能ではなく、準備の差だ
プレゼンテーションの上手な人がいたとします
それは才能でしょうか?
いいえ、きっと上手になるための努力をしているはずです
努力とは〝準備〟のことですね
それが発揮された状態が〝実力〟です
☆今日もいいことが学べてラッキー、着実に進歩しました
☆今日も最後までお読みくださり、みなさまに感謝