女子ワールドカップサッカーは、決勝の日を迎え、イングランドとスペインが対決します。
スペインの男子チームは無敵艦隊(アルマダ)の異名を持っていますが、女子チームも同様に例えられているのでしょうか?
歴史上は、フェリペ2世率いるスペインがエリザベス1世率いるイングランドと戦って、派遣した無敵艦隊はイングランドの艦隊に敗れました。
とにかく決勝戦が楽しみです。
ところで、なでしこジャパンに勝ったスウェーデンチームは3位になりました。スウェーデン鋼のように強剛(強豪)なチームだったと言えますね。
そのスウェーデンですが、前回のブログにも記したように第二次世界大戦時は中立の立場でした。
ただし、武装中立政策なので軍隊を持ち、兵器も開発・製造していました。
同国製の兵器としてよく知られたのは、1930年代にスウェーデンのボフォース社によって開発されたボフォース40mm機関砲です。第二次世界大戦では連合国を中心として、広く対空砲として用いられ、対空戦闘に決定的な役割を果たしました。この対空砲は戦前から各国に輸出されたり、他国でのライセンス生産も行われました。陸上及び艦載用として広く用いられたのでした。
ここからは、その機関砲の模型のボックスアートをお見せします。
米軍仕様
英軍仕様
ドイツ軍仕様
米海軍艦艇で主に使用された艦載用の連装タイプ:戦後は海自でも使用
米大型艦へ大量に搭載され「最も航空機を撃墜した対空砲」と言われる四連装タイプ
第二次世界大戦末期には、米国製M24チャーフィー軽戦車の車台に連装機関砲を搭載したM19対空自走砲も造られました。ただし、戦闘に加わることはなく、朝鮮戦争において使用されました。
M19の改良型M19A1のボックスアート
さらに米国製M41軽戦車の車台に連装機関砲を搭載したM42ダスター対空自走砲も造られました。
スウェーデンは、ウクライナ戦争においてウクライナへの軍事援助(兵器供与)を行っていますので、これに関しては近いうちに記すつもりです。