戦場のレッカー車?!:回収戦車 | cynthia-dr-murazumiのブログ

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8月の貿易収支が過去最大の赤字になりました。円安とウクライナ戦争による食料・エネルギー価格の高騰が原因です。

そのウクライナ戦争の最新の戦況に関する報道では、ウクライナ軍の反攻作戦によって、北東部の戦場ではロシア軍が敗走し、大量の武器や軍用車両などを残したままになっていたそうです。その中にロシア軍を示すZマークの付いた戦車が放置されたニュース映像がありました。

撤退で遺棄されたり、故障で動かなくなったり、戦闘で擱座した戦車はどうなるのでしょうか?

自軍の戦車はもちろんですが、敵戦車も修理して稼働可能であれば、回収することになります。

以前のブログに記したように無傷で敵戦車を鹵獲できれば自走できるので構わないのですが、自走できない場合は修理したり、牽引しなければならなくなります。

そのためには専用の車両が必要で、それが戦車回収車です。特に戦車の派生型として開発されたり、改装されたりしたものは回収戦車とも呼ばれます。

ウクライナへのドイツからの支援として、回収戦車も供与されています。それがレオパルド1戦車を原型に開発されたベルゲパンツァー2です。

 

模型のボックスアート

 

この車両の車体右側には20tの重量物を懸架可能な270度回転するクレーンを装備、前面のドーザーブレードは排土の他にアンカーとして使用することも可能となっています。

なお、現在のドイツ連邦軍では、レオパルド2戦車をベースとしたベルゲパンツァー3 ビュッフェル(バッファロー)に後継となって使用されています。

 

 

縁の下の力持ちと言った存在です。