「ラン活」とは小学校入学を控えた子どもたちがランドセルを選ぶ活動のことです。
最近の新聞記事によると、すでに来春に向けて、この活動が始まっているそうです。
先月読んだ記事では、重い革製・人工皮革製に代わって、軽い素材を用いたり、登山用リュックから着想を得た新しいタイプのランドセルが昨年に発売されてSNSで話題になっているとありました。
同じことを考える方がいて、様々な工夫をされていると思いました。
実は「ランドセルの代用品」は、すでに50年以上も前から作られ続けています。
そのひとつが京都の「ランリック(ランリュック)」です。ランドセルが高価で買えない児童のために、1968年(昭和43年)に「ランドセルの丈夫さ+リュックサックの軽さ」を合わせて作られたそうです。
ふたつめは北海道小樽の「ナップランド」です。小樽は坂道や雪が多いので、少しでも児童の負担を軽くする目的で、1970年(昭和45年)から作られています。現在では小樽市内の小学生の7割以上が使っているそうです。小樽の紹介番組でも度々登場しているので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
カラーバリエーションも豊富な上にリーズナブルな価格になっています
製作・販売している「バッグのムラタ」さんは、小樽では老舗で、私もここで修学旅行用のバッグなどを買った思い出があります。
ランドセルに限らず通学カバンが重くなる一番の原因は、教科書やノート類などの紙製品だと思います。
IT化が進んで、タブレット端末で電子化した教科書や辞書などが使え、ノート代わりに入力できるペーパーレス化になれば、さらに軽量化できます。きっとそうなることでしょうね。