プルースト現象 | cynthia-dr-murazumiのブログ

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前回に述べた映画「Love Letter」(1995年)のラストで、男子の藤井樹が図書室から借りていた本「失われた時を求めて」の図書カードの裏に、女子の藤井樹の姿を描いていたことを大人の彼女が知ります。この図書カードは時を隔てて届いたラブレターなのです。

 

 

この小説で有名な一節が、紅茶に入っていたマドレーヌのかけらを口にした時に過去の記憶が蘇ったというものです。嗅覚や味覚から過去の記憶を思い出すこと、とくに特定の香りから過去の記憶を呼び覚まされる心理現象を、この小説の作者マルセル・プルーストに因んで「プルースト現象」「プルースト効果」と言います。

あくまでも良いニオイ(香り)が前提のようで、この現象によって脳が活性化し、健康状態の改善にも寄与するそうです。