新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国では海外への団体旅行が禁止されます。中国の人気渡航先のトップが日本とのことで
日本の観光業界に大きな痛手になってしまいます。
年末年始に北海道小樽に帰省した際、中華系の観光客が多かったです。韓国からの観光客は日韓関係の悪化で少なくなっていますが中国からの観光客は増えているようです。
小樽への韓国や中国からの観光客が増えるきっかけになったのが、岩井俊二監督の映画「Love Lertter」（1995年）です。この映画が韓国で公開されると人気を博し、韓国から小樽への観光客が一気に増えたのです。さらに中国などでも人気を呼び、さらに観光客が増えたのです。映画のロケ地を訪ねる「聖地巡礼」が行われたのです。
この映画は小樽と神戸を舞台にしていますが、神戸のシーンも実は小樽市内でロケしたものを使っています。自転車置き場のシーン以外はすべて小樽ロケだったと記憶しています。
女性の藤井樹が住んでいた家は小樽の銭函にありました。うちの奥さんの叔母さんの家で、米国の著名な建築家フランク・ロイド・ライトに師事した建築家田上義也によるものでした。
1927年（昭和2年）に建築され、2007年に失火で焼失しました。
火災時
私も訪れたことがあり、白樺の木が生えている庭でバーベキューをごちそうになりました。映画のロケの合間に中山美穂さんが編んで叔母にプレゼントしてくれた赤いマフラーも見せてくれました。多くの映画ファンが訪れて記帳したノートもありました。すべて失われてしまったのです。
岩井俊二監督の最新作「ラストレター」が公開中です。映画「Love Letter」へのアンサームービーと監督が述べています。
