死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に謝罪
山口県岩国市立東小と東中で、「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業があり、児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。
うーん…
これ、何か問題なんだろうか
仮に問題だとして、全国ニュースにするほどのことなんだろうか
私は日々、様々な問いを学生に投げかけていますが
命をテーマにすることが多くあります
例えば
日本の莫大な医療費について考える回
朝起きたらおじいさんが意識不明で心停止
救急車を呼んだら、蘇生が行われた
心臓は動きだしたが意識は戻らず、脳死状態で延命が行われることに
この時、おじいさんは延命してほしいと考えるだろうか
おじいさん（おばあさん）が自分の場合は、
「意識が戻らないなら延命しなくてよい」
と考える学生が多く
おじいさん（おばあさん）が自分の両親の場合は
「その場で救急車を呼ばずにかかりつけ医を呼ぶのは心情的に難しい。延命することを選ぶ」
と考える学生がほとんどです
で、最後は
「両親に事前に聞いておいてその通りにしたい」
とワークシートに記述する学生が目立ちました
まあ、私が教えている子たちは大人と子供の境なので
このようなテーマでも成立するのでしょうが
小中学校だとちょっと重すぎるのかもなあ
多少マイルドにすれば考えさせる授業、アリだと思います
余談ですが、とても恐ろしかった回を皆さんに紹介します
オーストリアで実際に起こった事件を元に考えさせた時
（介護における緊急時の対応）
山を登るケーブルカーに乗っていたところ
トンネル内で火災が発生しました
上へ向かって逃げますか
下へ向かって逃げますか
なんとこの問題、４割の学生が上に向かって逃げると回答
日本の教育ヤバいな…と背筋が凍りました(￣д￣;)
こういうのを小中でじっくり考えさせるといいんじゃないかな
▼上に逃げた人が全員亡くなるという惨事でした
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