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~これは、平成28年夏の盛りの記録です~
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平成28年7月31日(日) 午前中
琴電一宮駅からいったん高松築港駅に出て、
すぐ隣にあるJR高松駅から予讃線に乗り変え。
スマイル高松駅(≧▽≦)
鈍行2駅めの鬼無(きなし)駅で下車して、
そこからタクシーで八十二番・根香寺へ向かいました。
鬼無駅から札所まで、徒歩ルートでは6㎞ぐらいだけど、
るるぶ情報版『四国八十八か所』ガイドの距離&標高表を見ると、かなり過酷そうだったので
タクシーで根香寺まで上がって、
そこから山道を八十一番・白峯寺、八十番・国分寺と、
およそ12kmを徒歩で下る計画を立てていました。
昨日にも増して汗だく、暑熱順化はうまくいってるようです。
でも、足の筋肉と膝と股関節がじわじわと痛くなってきた〜〜〜
先はまだまだ長い、
できる限り無理はすまいぞ‥‥!
第82番札所
青峰山 千手院 根香寺(ねごろじ)
所在地:高松市中山町
【本尊】 千手観世音菩薩
【真言】
おん ばざらたらま きりく そわか
【ご詠歌】
宵の間の 妙(たえ)降る霜の 消えぬれば
あとこそ鉦(かね)の 勤行のこえ
【縁起】
開基は弘法大師。
弘仁年間(西暦810~824年)入唐前の弘法大師が、
五色台の5つの峰に金剛界曼荼羅の五智如来を感得、
五大明王を祀り華蔵院を創建したのが始まり。
その後、天長9年(832年)に智証大師(弘法大師の甥)が千手院を創建し、
この二院を総称して根香寺と号した。
その後、度々の兵火で荒廃久しかったが、
江戸期に高松藩主松平頼重により再興され、
この時に天台宗に改宗された。
仁王門をくぐると石段を下って、
本堂へ向かってまた上がります。
いったん下るのは珍しいつくりで、
仁王門から境内に向かっての景色が、
とてもすばらしいです
参道の周りの広葉樹の緑がとても鮮やかで、
紅葉の名所だというのも頷けます。
山門から下ったところから見た
境内へ向かっての景色
そして再び石段を登る
ところで、神社でもお寺でも、
参拝客の波ってありますよね。
わーーっと人が増えたと思ったら、潮が引くようにいなくなって、しばらく無人になったりします。
本堂で読経を始めた時、他にも何組かお経をあげてる人たちがいたんですが、
私が読み終えた頃には人っ子一人いなくなっていました。
で、これはチャンスと境内で撮影開始!
お遍路は修行だし、写真撮影は控えめに…
と思いつつも、ついつい撮ってしまいます
それだけ、心惹かれる風景がたくさんあるんですよね
寺の開基にまつわる白猴欅(はくこうけやき)
智証大師が四国を巡錫していたとき、
巨大な欅の木の下に
白猿を連れた山王権現が現れた。
大師は蓮華谷の霊木で千手観世音菩薩を刻み、
本尊として安置して千手院を建立した。
ちなみに今回、お遍路記を書くにあたってガイドブックを見返したんですが、
このお寺に伝わる「牛鬼伝説」の像に気付いてなかったことに気が付きました。
それよりもあの時は、
参道脇の役小角像にくぎ付けでした。
山伏信仰の祖ですもの、
私にとって、これは致し方なし
白く見えるのが、横から見た役小角像。
石段を上る途中で撮影しました。
かなり巨大な像です。
横から見ると、
白蛇を背負っているようにも見えます。
~ 第81番 白峯寺へと続きます ~
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