今週の総括
今週も日経は週半ばに上げたものの行って来いの状態でトレンド感が乏しい結果でしたが、マザーズ銘柄をはじめ小型株はちょっとした波乱がありました。特に値動き的に今まで元気のあった銘柄に調整が入ったような印象です。
米雇用統計がコンセンサス超えの結果でドル・米国株ともに好調で日経も盛り返しそうな予感です。米国ダウ指数はついに22,000ポイントの大台を超え、天井知らずになっています(とはいえ短・中期的にいつかは天井を迎えるはずですが)。
ドル安が進行し一時109円台もつけましたが、さすがに110円から先はかなり底固くなっています。米雇用統計発表後は111円付近まで反発しました。日米金利差のレンジ自体は殆ど変わっていません。
投資部門別売買動向では海外投資家売りの個人買いで今までと変化が見られました。決算を一部通過しましたが日経EPSをはじめ、裁定買い残高、空売り比率、コモディティ価格など目だった変化はありません。
日銀のETF臨時買いは今週も2回で、1回あたりの額が増えて以前の水準に戻っています。日経は週終値ベースで20,000円を割れましたが雇用統計後の円安ドル高で再度大台を超えており、週明けはGUスタートが予想されます。
----------
主要指標
投資部門別売買動向: 海外投資家は売り越し、個人・法人は買い越し
現物裁定買い残金額: 1.5兆円台で→
空売り比率: 39~40%で→
VIX指数: 10台で→
原油価格(WTI): 49ドル台で→
金価格: 1,250ドル台へ↓
日経EPS: 1,390円台で→
国債10年物利回り: 0.07%程度で→
米国債10年物利回り: 2.2%台後半で→
日銀ETF買い(臨時): 1,466億円 (2回)
----------
週間/月間収支
日経は横ばいですが持ち株は一部小型株や商社株を中心に元気に推移しており、メイン口座評価額は少しですが最高値を更新して4週連続の週間プラスになりました。
今週の取引は特にありませんでした。合併後に発生したコカコーラBJの端株をここから大きく上げるならそろそろ利確しようかとも思います。あとは他に決算で大きく動いた銘柄を引き続き注目します。
ドル安のため米国株の低位銘柄を指値したりしましたが、何も収穫なしでした。4月以降、そろそろNISA枠の消化時期だと思うので引き続きトライしたいと思います。
株式週間収支(前週末比) +262,133 (+1.0%)
株式月間収支(前月末比) +296,028 (+1.1%)
----------
個人的日経投資マインド
日経平均の超狭レンジ相場は変わりなく、為替レンジも変化ありません。決算シーズン真っ只中の現時点でのEPSは大きい変化はないもののわずかに上げており、今後に期待は持てます。もうしばらくは様子見で上値・下値ともに限定的になりそうで、中立を継続します。
米利上げ後未だに調整もなく、来月24日にドイツ選挙があったり、地政学リスクだったり不安要素がないわけではありませんが、世界的な株価上昇は続きます。米国株、中国株は高値を更新しつつあり、欧州株も反発しているので日本株としては割安性は増してきています。長期は引き続き中立で考えます。
短期: 中立 / 中長期: 中立