発達障害(自閉症)のある息子と紆余曲折 -17ページ目

トイレトレーニング

 長男は4歳過ぎておむつがとれトイレでの排泄ができるようになりました.
 それ以前は長男は紙おむつに排泄するのが習慣化され紙オムツ以外での排尿ができませんでした.その一方で3歳くらいには排尿のコントロールは始めていた気配がありました.というのも入浴中に尿意を感じているようなのでお風呂場で排尿させようとしても,あわててお風呂を出て自主的に紙おむつをはいて,排尿していました.こんなことを何度か繰り返し,そのうち風呂前には意図的に紙おむつに排尿をするようになっていました.そこで「トイレでおしっこしたらおかしあげる」と,ごほうびで釣ろうとしましたがこの段階ではまだ,「おかしはいらないのでトイレに行きません」と釣れません.

 きっかけさえあればオムツは取れそうだったので,保育園でも生活面の目標としておむつをとれればと話していました.そのために考えていたストーリーは,現況では紙おむつで排尿することで,本人に排尿の不快感がないので,紙おむつを布パンツに替えて,濡れる失敗を経験することで,トイレで排尿するがよりよい選択であることを学習させようと考えていました.家でも保育園でも一度は布パンツをはかせることには成功したのですが,一度布パンツでおしっこをしてしまってから,布パンツをなかなか履かなくなります.
 保育園ではなんとか布パンツに抵抗をなくそうと工夫をしてくれて,時間を決め「給食を食べる間は布パンツ」にしようとルールをきめて,布パンツをはく習慣を作ってくれました.しかし給食を食べる間に尿意が来てしまった時があり,尿意でフォークが口元に持っていけないくらい悶絶しながもおしっこを我慢し,紙おむつに履き替えようるとしても「まだ食べてない」ため長男が拒否するので,なんとか給食を食べさせて,紙おむつに着替えさせおしっこをしたそうです.自閉症では与えられたルールに過度に縛られることがあります.食事時間の布パンツは中止しましたが,保育園の先生もめげずに,それから布パンツは時間を縛らないで履かせる時間をつくってくれました.
 家では通常の紙おむつから,濡れた感覚が強い紙のトレーニングおむつを履かせようとしましたが,紙オムツがあると紙オムツを履きたがります,背水の陣で紙オムツはある限りで,あとはトレーニングおむつのみという状況にしてみましたが,パニックを誘発してしまい失敗でした.

 そのうちに次男がトイレトレーニングに成功し始め,おまるで排尿するようになります.うまく真似をしてくれればと期待しますが,都合よくはいきません.
 しかし,長男は次男がおしっこするところを観察するのは大好きで,よく観察していました.そのくせし長男は自分自身のおしっこが出ているところを観察しようとはしません.そこでお風呂前に紙オムツに排尿しているときに「おしっこ出てるの見せて」と言って紙オムツを引っ張ろうとするとやはり嫌がります.長男のオムツ以外でおしっこできない原因は,そもそもおしっこをが出ている時に開放状態になることに抵抗があるようでした.その後,排尿の度に,おしっこ出てるかな・・・などと声かけるうちに長男が大きな一歩を踏み出します.排尿途中に自分でオムツを引っ張って,自分自身の排尿を観察したのです.

 自分の排尿を観察するようになったということは,オムツで密閉されていない状態でおしっこができたということです.長男は自分の排尿を見るまで,非常に長い時間がかかりました.しかしこれ以降のステップは数日でできるようになります.次のステップは,お父さんに排尿を見せることでした.これで親が排尿に直接干渉できる可能性ができます.次のステップはオムツに容器をあてがって,容器に排尿することです.容器への排尿ができた瞬間,長男のトイレトレーニングが終了しました.それ以降は拍子抜けするほどあっさりと,トイレで排尿するようになります.そして保育園でもトイレでできるようになり,あきれるほどあっさりと長男のオムツは取れたのでした.なお,新しいステップに挑戦する時には「○○できたらおやつあげる」と言って成功する度に甘いおやつをあてがっています.

長すぎる文章になりましたので,我が家のトイレトレーニングでの感想をまとめます.

1 我が家では布パンツをはかせようと性急に取り組みましたが,布パンツは子供が選べる選択肢の一つとして与えるべきで,履かせるのを目標にしたことは失敗のように思います.保育園のように布パンツに慣れればいいというスタイルが望ましいかもしれません.

2 排尿する時間を知ることで,働きかけがしやすくなります.我が家の場合は長男に入浴前に排尿する習慣があったために働きかけがしやすかったです.

3 紙オムツでしか排尿できないのは何らかのこだわりや不安があるようです.長男の場合には紙オムツで閉鎖された状態へのこだわりのようした.人によりこだわりの種類や強さは異なると思いますが,こだわり部分を小さなステップにすることや,ごほうびで乗り越える勇気をあたえることはできると思います.

4 親の努力も大事ですがそれ以上にタイミングも大事なので,あせらず気長にやることをお勧めします

お片づけ・・・誘導大失敗

積木で遊んだ後,長男と次男に,お片づけをさせましたが大失敗です.積木で遊んだ後,「時間内にお片づけできたらおやつです」とアメ砂時計で釣ったのですが,長男がパニックになってしまいました.失敗の反省の記録簿です.失敗した原因は以下のあたりだと思われます.
 1.次男と同時作業にしたので,次男と衝突し誰が何を片付けるのかわからなくなった
 2.積み木の数が多く,片付けにかかる時間の見込みがたてれなかった
 3.時間の見通しが立たない作業なのに時間を縛られた

もっとスモールステップを意識して,次回は,
 1.長男と次男の片付けは分担を明示
 2.片付けの半ばまでは手伝う
 3.時計の縛りはなし
でやってみます・・・

要求への対応

日常生活の長男とのやり取りで,気をつけていることがあります.長男はコミュニケーションが苦手なので,要求がぎこちなく,欲しいものややりたいことをうまく伝えられないことがあります.状況や長男の様子から,長男の意図が想像できることがありますが,そんな場合でも意図を先読みしすぎないよう,できるだけがまんして,正確な要求を待つことを心がけています.親の先読みは先入観であり,間違う可能性を考えると,要求を先読みで対応することは以下の2ケースがありえます.

ケース1 不完全なもしくは間違った要求方法により,要求が成功する(・・・誤った方法が強化される)
ケース2 不完全なもしくは間違った要求方法により,要求が失敗する(・・・要求行動が消去される)

2ケースとも正しい要求方法の強化は望めません.
もちろん,要求の初期の段階では多少は誤った手法でも成功させて,先ずは要求行動を強化する必要があると思います.
また,過分に要求行動に正確性を求めすぎても,それが失敗に終わるとると,要求行動自体を消去することになりかねませんので,先読みをがまんしながら長男のスキルに応じた妥協点を探しています.

動物園

動物園に行ってきました.最初は子供を漫然と連れ回していました.次男は次々にいろいろな動物を見つけて大喜びで,長男のほうも楽しんではいるのですが,やや受身の態度で動物への関心も薄いようです.
そこで「次は○○を見に行きます」と,行き先に何の動物がいるかを事前に伝えると,長男も動物を見つけようとしたり,観察したりしていました.事前に情報が与えることで,楽しさがずいぶん違うようです.
せっかくのお出かけだったので,最初から気をつけるべきでした.

しかられた

田舎が楽しくて少し興奮して,夜になっても眠らない長男.布団を抜け出して,おばあちゃんのところにいって帰ってくると,口が動いています.聞くと,おばあちゃんにおかしをもらったとのこと.我が母ながら,甘いと言うか無茶な甘やかしように「寝るまえにおかしは与えない」ように母親に言い聞かせたところ,長男は横ですまし顔で「しかられたのはおばあちゃん.僕はしかられてない」と言いました.