(はるをゆく ひとびとそこに かんぜおん)
総門の脇戸に砲弾?
フランス式の戊辰戦争や西南戦争で使用された砲弾です。
亜鉛製のスタッド(筍翼)が上下で斜めにズレているのがミソで、
発射時にほうしんの溝で回転し、
射程距離が伸びました。
砲弾のオモリに引っ張られて、開いた戸が閉まります。
庫裡の入り口に消火用の桶が積んであります。
庫裡(台所)は、火を使うので火の用心ですネ!
竹でガッチリ締めてありますが、職人の技が見て取れます。
庫裡の鬼瓦ですが、正面から見て目は閉じているのですが、
少し前で見上げると目が開いています。
・・・つまらない事で、ごめんなさい。
倭建命がイチイガシで、偽の刀を作り出雲建の持たせて
倒します。(騙し討ちですネ)
古来から鋤や鍬に使われてきた硬い木です。
浄蔵は天台宗密教僧で、祈祷の法力で八坂の塔の
傾きを直した事で有名です。
又、一条戻橋で、一時的に葬列の父を甦らせたので、
戻り橋の名が付きます。
西方極楽浄土へ帆を傾けて向かっています。
夜泊石が並んでいます。
宝を積んだ舟が停泊している、おめでたい庭です。
それと同時に、舟入りの役目も果たしているのかな?
漱清(釣殿)で、寝殿造の特徴ですネ。
涼み所でしょうか?
西園寺家の別荘の名残りの春日明神が、境内鎮守社になっています。
虎渓の三笑を表しているようです。
「虎渓の三笑図」をモチーフにした庭は、
天龍寺、龍安寺、銀閣寺にもありますね。