(そびえたつ ほうとうしっか かぜかおる)
顕本法華宗総本山、妙満寺は日什上人が康応元年(1389年)に
室町六条に創建したのに始まります。
その後豊臣秀吉により寺町二条に移転し、
そして昭和42年に現在地に堂塔が建立されました。
寺町二条の時の妙満寺の井戸で、京都七名水の一つでした。
昭和48年に、インドのブッダガヤの大塔をモデルに建立されました。
本堂に安珍・清姫の鐘が安置されています。
庫裡が入口で左に寺務所です。
寺町二条の時からの建築物のようですネ。
本坊の前に「雪の庭」があります。
松永貞徳が「雪の庭」「月の庭」「花の庭」を作庭しましたが、
庭も寺町二条から移されてきました。
清水寺成就院の月の庭、北野天満宮成就院の花の庭、
そして、妙満寺成就院の月の庭ですが、
花の庭は近年復興されました。
見る場所によって比叡山も見えます。
寺町の頃は、東山三十六峰の雪景色を借景とした庭だったんでしょうネ!
白居易の詩「寄殷協律」の一句で、
「雪月花時最憶君」(雪月花の時 最も君を憶う」
殷協律は白居易の部下だった人で、友情のお話しですネ。
唐の時代ですので、花は梅です。
宝塚の花組、月組、雪組
日本三景、天橋立の雪、松島の月、
宮島の花(ここでは紅葉を花に見立てています)
日本三名園、兼六園の雪、後楽園の月、偕楽園の花(梅)
雪月花だったのですネ!