神泉苑 冬 | cvq243のブログ

cvq243のブログ

ブログの説明を入力します。

 

 

 

 (りゅうおうの ひめのめざめか ふゆのくも)

 

 神泉苑に祀られている「善女龍王」は、八大龍王の一尊、

 

 沙掲羅龍王(しゃかつらりゅうおう)の第三王女です。

 

 東寺の空海と西寺の守敏が、祈雨の修法を淳和天皇から依頼され、

 

 守敏は7日間続けますが効果なく、次に神泉苑で空海が行います。

 

 ところが、守敏が全ての龍神を瓶に閉じ込めていたので、雨が降りません。

 

 そこで、天竺の無熱池に隠れていた善女龍王を呼び寄せ、国中に雨を降らせました。

 

 以来、善女龍王は神泉苑に住み着いたと言う事です。

 

                法成橋

 

 神泉苑の池の名は、法成就池といいます。

 

 修法が成就したという名ですね。

 

 橋のは、水を去らす、成すですから、龍神の力を表しているのでしょうか。

 

  恵方社

 

 2021年の恵方は、南南東ですので祠がその方向を向いていました。

 

 祀られているのは「歳徳神」(としとくじん)です。

 

 今年は南南東におられて福徳を授けてくださいます。

 

                      

 

 

 本殿や恵方社の紫色の幕の中央に寺紋が付いています。

 

 「雨龍」(あまりょう、あめりゅう)紋です。

 

 雨龍は龍の子で、ここでは善女龍王の事になります。

 

 天龍寺・南禅寺・竹生島弁財天などが雨龍の紋です。