さて、かつての1/350宇宙戦艦ヤマトキットの紹介が済んだところで、今回は沖田艦を考えて見ましょう。
先日から、夕焼けさんのブログで触発されて以来、ずっと沖田艦ネタに行きたかったんですよね(苦笑)
今見ると大変恥ずかしい、バンダイのメカコレのmy沖田艦です。
その後、艦橋上のアンテナが破損したりしてますけど、大目に見てやってくださいませ(苦笑)
↓その設定画
この様に、設定画にあわせてみると如何にこのキットが、アニメのプロポーションのイメージを踏襲しているのかが良くわかると思います。
(スミマセン、設定書引っ張り出すのが面倒だったので、全記録集からです)
また、劇中のパースがかかった作画に比べて、実は全体的にスマートなデザインであることに気づかされます。
↓で、今回検証用に取り出したのがコレ。
ザッカPAPから発売された「宇宙戦艦ヤマト メカニカルコレクションPART.1」の食玩系の完成品でございます~。
艦首のアールなどは、パースのついたアニメ作画を意識して(しすぎて?)造形され、各部の細かいところは、設定のデティールを効果的に再現しようとしているのがわかります。
↓両者を並べると…
下のメカコレ版と並べてみると、ほぼ同じ大きさにもかかわらず、形状的にはこれほど違いが出てきちゃってます。
おそらく、メカコレ版が、設定書を忠実に再現しようとしたモノとするならば、ザッカ版は劇中イメージモデルとでもしておきましょうかね?(笑)
放映当時、秋田書店「冒険王」に連載された松本零士先生のコミカライズ版から、その初登場カットです。
アニメ以上にパースを効かした作画で、丸味が強調されている感じを受けますね。
↓海戦シーンで…
ようやく全体のフォルムが確認できそうなカットが出現しますが、上の画でもわかるように、艦首の比重がかなり大きい船にデザインされています。
アニメ版に比べると、ちょっと寸詰まり感があるかもしれませんね。
たぶん、これを立体化すると、ザッカ版以上に丸味を帯びつつ、前後に比べて上下の幅が広く、重戦艦風なイメージになるのではないかと思います。
立体化の少ない沖田艦、現在まで私の知る限りでは、ワンフェスの当日版権物などを除けば、
バンダイ「メカコレ」…おなじみの200円プラモキット(79年頃発売)
ポピー「スペースコレクション」…メカコレ同サイズで、一部ダイキャスト使用の完成品(80年?頃発売)
ザッカ「メカニカルコレクションPART.1」…上に掲載した完成品(2006年頃発売)
メガハウス「コスモフリートコレクション」…全長8cm程度で、上3点に比べてちょっと小さい(2005年頃発売)
タイムハウス…ソフビ完成品で全長40cm。通販等販売。(2001年頃発売)←コレ持ってないんですよ(泣)
といったくらいでしょうか…
意外にこの艦って人気ないのかしら(?)B-CLUBのガレージキットですら出なかったんですよね~~~
こんな感じで冥王星海戦の艦隊編成してみたいですよね(笑)
(写真はザッカ版にメガハウスのコスモフリートコレクションのゆきかぜを並べたもの)
ちょっと大き目の沖田艦に、駆逐艦2隻(もっと並べても良いけれど:苦笑)なんてのがベストマッチな気がするんですが…
差し詰め木製ヤマトにあわせて1/350スケールで全長を想像すると、古代艦は以前の検証から約20cmくらいなので、沖田艦は30cm以上は欲しいですよね(笑)
ちなみに、松本先生のコミックには、この艦隊に3番艦として”巡洋宇宙艦”が登場しています~~~
沖田艦改造して作ってみても良いかもしれませんよね…