1/350宇宙戦艦ヤマト、沖田艦を検証する。その1 | じうこのブログ  ~シチューにカツを見出す宇宙戦艦ヤマトプラモ製作記~

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相変わらずのタイトロープな生活の中で、常にプラモを完成させようという無謀な人間の呆れたプラモ製作記。脱線ばかりの内容に凝視されたし!

さて、本日から久しぶりの検証コーナーをやって行きたいと思います。


今回のテーマは、「1/350宇宙戦艦ヤマト」と、「沖田艦」についてです~~~


で、さっそく取り上げたのがイマイが80年頃に発売した「1/350木製キット 宇宙戦艦ヤマト」です。 


↓これがそのパッケージ
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上が80年頃の初版で、下の白箱が2000年代初頭に発売された最後の再販モノです。


価格は初版が2万8000円(当時としては、超高額商品!ちなみに私の地元にあった「横浜模型」さんには、半額になったにもかかわらず何年も売れ残っていました:苦笑)


その後、90年代末期、2000年代初頭にかけて数回再販されてますが、記憶だけでいい加減なのですが、確か

3万5000円から始まって、価格変更が2回ほど行われて、最終版が5万5000円だっと思います(間違っていたらゴメンナサイ。そのうち裏とって確認します。)


パッケージも、初版は、当時の最新作『~永遠に』に合わせた仕様になっていて、箱自体も化粧箱風のものでした。


再販版は、どれもほぼ同じもので、価格表記が変更になっていたぐらいだったと思いますが、さすがに全部買えなかったので、今のところ我が家では確認不能でございます(謝)


↓初版の箱側面には…
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各部の完成写真が掲載されておりました。


こうやって見ると、当時としてはかなりヤマト自体の形状把握が出来たものだったように感じます

(第1艦橋の窓が4窓なのはご愛嬌?)


で、甲板部が、まさに”木製”なのが、現在の艦船模型の先取りをしていて面白いですよね。

(そのうちバンダイがプラモに木製甲板シールつける時代が来たりして:苦笑)


↓これが説明図の表紙
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カラーで、カッコよく完成品を見せています。


色の捉え方など、アニメをかなり参考にしているようですね。


また、艦首のイカリマークがイカしてます。


↓内容は…
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木製の船体がドカンと敷かれ、細かい木製パーツ(といってもただの木の塊?)やメタルパーツが総数100以上。


これらをほぼすべて、自分でパーツ加工していかなければならないのが、木製モデルの醍醐味なんですよね。


↓船体は…
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本当に一本の木から削りだして作られています。


たぶん職人さんが、一個一個丁寧に削りだしてくれているんでしょうね。

プロポーションも、船を意識した良い形になっていると思います。


↓艦首は…
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微妙な波動砲口付近のラインも、うまくまとめます。


↓艦尾は…
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バンダイのプラモと共通する部分もありますが、木製だけに、自分の加工方法次第で、Myヤマトにすることが可能です。


↓初版だけの特典?
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というわけではありませんが、イカリマーク&参戦章のデカール付き。


まぁ、単純に当時のヤマトがこの仕様だっただけなんですけどね(笑)


そして再販版!


↓これが説明書
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再販で、価格が上がった割には、いきなりのモノクロ仕様。


当然、『~永遠に』仕様ではないので、イカリマークも付きません(泣)


↓中身も…
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中箱も、図版を使ったパーツ止めのオビなどなく、至ってシンプル。

なんか寂しい気がします。


まぁ、物価が上がっているのと、おそらく販売個数もかなり抑えられていると思うので、コストダウンも致し方なしでしょうか…(悲)


↓実は船体も…
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大きさこそは変わりませんが…


↓艦首や艦尾の加工が中途半端。
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波動砲口周りや艦尾の、微妙なアールも自分で削りださなければならない始末。


これって、結構難関ですよね。


特に近年は、製作者に加工の負担をかけないようなキットが横行する中で、実に時代に逆行しちゃってくれています。


ま、そうは言っても、初版はそんなに出てくるわけではないので、作るにはこのキットを使用しないといけない現実があるわけで…


こりゃ、確かに完成させた人が数えるほどしかいないのも納得でしょうか…


ということで、実はイマイ製の1/350木製キットの初版と再版の違いは、パッケージだけではなかったんですね。


その2に続く…