課題本から受けたインスピレーションを基に800文字のエッセイを執筆して、月一でセミナーと課題作品の合評会をします。

 

 

6月の課題図書

脳のなかの幽霊

V・S・ラマチャンドラン (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 山下 篤子 (翻訳)

 

 

先生、切断したはずの腕が痛むんです――。脳の不思議なメカニズムとは?

●切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手
●自分の体の一部を他人のものだと主張する患者
●両親を本人と認めず、偽物だと主張する青年
――など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに「脳の不思議な仕組みや働き」について考える。

「わくわくするほどおもしろい」脳の世界を、当代きっての神経科学者であり、幻肢の専門家である著者が、独自の切り口でわかりやすく読み解いてみせた、歴史に残る名著!

 

(Amazonより)

 

 

 

 

エッセイはこちら↓↓↓

 

 

『わたしの生き方

 

 

「今日から、カリスマとして生きる覚悟を決めなさい! 」 

これは、四柱推命の鑑定師Sさんから言われた言葉。 

こそばゆい話なのだけど、実は「カリスマ」と言われたのはこれで三度目。

Sさんは「あなたが自覚してないから、何度もシンクロして言われるの! 」と話す。

四柱推命によると、私は大谷翔平選手と同じ星を持っている。 

だからこそ、自分らしくカリスマとして生きることが、私にとっての幸せなのだと。

一方で、もう一つの星もある。 それは「自分らしく生きなければ、不幸のどん底になってしまう」という星。

あぁ、まさに当たっている。

10代20代の私は、生きづらさを抱えていた。

 

最近、「パンドラの箱」が開いたように、40年前に起こった出来事の真相を知った。 バラバラだった点と点が一気につながった。

その当時、母の兄たちが立て続けに亡くなり、いとこたちの結婚式が相次いだ。

母は7人きょうだいで、母方のいとこだけでも20人。 

福岡と関西を何度も往復しながら、冠婚葬祭の費用がかさみ、家計は逼迫していった。

次第に、父と母は「楽しさ」よりも「お金」を優先するようになり、 家の中は「恐怖」と「不安」が支配する空間へと変わっていった。

 

そして私は、長い間封じ込めていたあるトラウマをふと思い出した。 

そうか、あの頃から自分らしく生きられなくなったんだ。 

 

思考が停滞して、過去の自分に引き戻されそうになったとき、 ボイトレの先生が一冊の本を手渡してくれた。

 

『ひとを変える魔法 フラクタル心理学で過去と他人を変える法』

 

そこには、「この世界は、自分の思考の完全投影」だと書かれていた。

40年前に起きた出来事も、私の思考の投影なのかもしれない。

もしかしたら私は、今も過去の自分に振り回されているのかもしれない。 

 

でも、もう決めた。 

あの頃のような不幸のどん底には、二度と戻りたくない。

だったら、「カリスマ」になって、自分らしく楽しく生きていこう。

 

それが、わたしの生き方。


 

 

 

 

作品の意図

 

「この世界は、自分の思考の完全投影」

頭でわかっていたけど、やっと腹落ちできたことを書きました。

 

このエッセイを書いた後、一晩寝て、なぜ書きたかったのかという理由がわかりました。

 

自分らしく生きることができない原因の1つとして、トラウマのような過去の記憶が心のブレーキになっていることがあります。

その記憶を見ないように蓋をしたままでは、自分らしく生きることができません。

 

5月末に、鍼灸で、体が「恐怖」と「不安」を感じていると言われたけど、全く自覚がありませんでした。

体はトラウマを覚えていたんですね。

 

 

 

思考が停滞して、過去の自分に引き戻されそうになったとき、朋美さんから2冊の本が送られてきました。

そのエピソードも書きたかったけど、文字数が足りず。

自分が凹んだときに、ちゃんと引き上げてくれる人がいることに感謝です。