そろそろ風邪の流行る季節ですね。
ということで、うがい・手洗い・マスクを奨める医療関係の方や
薬局が増えてきました。
個人的には、手洗い・うがいに関しては、多少の効果。
マスクは気休めという印象なのですが、事実の検証を
してみようかと思います。
まずは手洗い。水だけと石鹸使用では、石鹸使用で
効果が見られるようですね。ただ、アルコール消毒だけ
の方が細菌の除去率は高いようです。
どうやら、
アルコール消毒 > 抗菌石鹸 > 普通の石鹸
の序列で効果があるようです。あとは水とお湯で効果に差は
あまりないというのが本当のところだそうです。温水は
摂氏40~55度で、55度であれば細菌を殺せるそうですが、
完全に殺そうとすると火傷するくらいやらないとダメだそうです。
ちなみに、お湯は、水洗いよりも手荒れの原因になりますので、
せいぜいぬるま湯までが良いと思われます。
続いて、うがい。実は、21世紀になるまで効果の実験が
されていなかったという、科学的根拠が皆無なのに
推奨されていた日本独自の習慣だったそうです。
ちなみに、2003年に京都大学、2006年に浜松医科大学での
調査結果は下記の通りです。
・京都大学の調査
→ 水うがいをした場合、しない人に比べて発症率は40%以下
・浜松医科大学の調査
→ 水うがいをした場合、しない人に比べて発熱の頻度が68%に
抑えられた
とりあえず、普通の風邪に関しては効果が見られるという
結果が出ているようですが、インフルエンザに関しては、
科学的根拠はないそうです。
ここで、うがいと言えばイソジンが思い浮かぶのでは
ないでしょうか。
一見効果がありそうなのですが、『ヨード液がのどに常在する
細菌叢を壊して風邪ウィルスの侵入を許したり、のどの
正常細胞を傷害したりする』そうで、うがいをしない人と
同程度の予防効果という報告もあるようです。
続いて、塩水うがい。水道水では発熱の頻度が70%になった
のに対し、塩水では50%になったという報告があります。
塩水には喉の痛みをやわらげ、アレルゲンや菌類などの
刺激物をのどから取り除く効果があるそうです。コップに
1つまみ程度入れるのが良いでしょう。
緑茶・紅茶うがい。水道水では発熱の頻度が70%になった
のに対し、緑茶では32%になったという報告があります。
お茶に含まれているカテキンには殺菌作用があるので、
インフルエンザなどのウイルス性感染症を防ぐ抗ウイルス性効果
を期待できるそうです。ちなみに紅茶は緑茶を完全発酵させた
茶葉なのでカテキンの作用がより強まるようです。
ただし。紅茶を飲むのではだめで、ミルクティーも
効き目がないそうです
最後にマスク。まずは種類別の機能をお見せします。
・マスクの主流である不織布製
→ 捕捉できる粒子の大きさは、5μm 以上の粒子
・一般医療用のN95マスク
→ 捕捉できる粒子の大きさは、0.3μm 以上
・市販されているナノフィルタ
→ 捕捉できる粒子の大きさは、0.03μm 以上の粒子
ここで、インフルエンザウイルスの大きさをお見せします。
『ほぼ全てのインフルエンザ・ウイルスは 0.3 ミクロン以下』
ということは、N95でも、ほぼ補足不能なのですね。
ナノフィルタで初めて効果がある可能性が出てくる…。
つまり、「他の者に迷惑をかけない」という評価は出来ても、
インフルエンザに効果があるのは、ナノフィルタ以上のものを
使わないと難しいというのが実情のようです。
う~ん…。概ねイメージに近かったようですね。
インフルエンザは風邪とは別扱いで、予防は…。
人混みに行かないとか手洗いうがいをしっかりとしか
言えなさそうですね。うがいに関しては、科学的根拠すら
ありませんけど、何もしないよりはマシでしょうか…。
風邪に関しては、手洗い・うがいでそれなりの効果は
ありそうなので、やるべきでしょう。あとは。手洗いと
アルコール消毒とのコンボも良いかもしれません。