
昔の記事になりますが
ドロシーちゃんが我が家に来た
きっかけを昔、記事にしました
実はドロシーちゃんをお迎えした時
私にも大きな転換期で
自分で開いていく新しい扉を
開こうとしてました
それまで人が少し羨むような
ヌクヌクした環境の
籠の中の鳥(私)が
自分の決意で
これからどんな世界があるのか
分かないけど
自分のある力を使って
羽ばたこうとしていた
そんな時にドロシーちゃんとの
ご縁がありました
私にとっては
幸せの青い鳥のように感じて
ドロシーちゃん自体は
そんな私の事よりも
幸せに暮らせれるように…
今までいた環境よりも
1番の居心地の良い場所となるように
ドロシーちゃんは
今までになくセキセイ女子の中では
とても気が強くて
これまでに4ヶ所を巡り
過ごしていたけど
なじめない環境もそれまでにあって
毛引きしてました
我が家に2歳になる前に
ご縁でお迎えしてから
1度も毛引きする事なく
ノビノビと自分の自我が出て
元気な大きな声でわめき鳴き
外に出して欲しいと
面白いポーズをしてオテンバさん
飛び回り
筋肉女子になり
毛引きするという事は
自分の強い意思をシッカリ持てる
頭の良い子として
今から振り返ってみれば
我が家では
そんな風に過ごしてきたように
思えます
晩年は丁度1年前から
白内障で目もドンドンと白くなり
殆ど見えなく
あんなにジグザグにブンブン
飛び回っていた羽も
空を切る事もできなくなりました
止まり木も床に着くぐらいに
低くし
器も低い位置で
食事もしやすい位置に変えて
目が見えなくても
過ごしやすい環境を考えながらの
1年間
放鳥ができなくても
それ以上に私達夫婦に甘えて
人の気配がすると
呼び鳴きや羽をバタバタして
他の仔に負けないぐらい主張し
手を出したら甘えて
カキカキするのが益々好きな
落ち着いた顔が本当に
可愛らしいドロシーちゃん
私達夫婦も
そんなドロシーちゃんが可愛くて
益々、人との距離感が縮まった
晩年をユッタリと送っていました
そんなドロシーちゃんが
突然に卵よりも大きな腫瘍が
お尻の左横から出てきたのが
1か月半前
医者からは癌の宣告を受けて
腫瘍から3度の水分を抜き出し
通院しながら
介護する日
何度か元気も出てきた時もあって
生きようと食事もしていた
ドロシーちゃん
亡くなる3日前ぐらいから
食も段々と細くなり
9月15日朝
私が鳥部屋に入り
いつものように
「ドロシーちゃん おはよぅ」
って声をかけると
扉の前に行こうとしたのか
止まり木から右脚を一歩前に
動かして落鳥
脚はギュッと固くなり
硬直して
止まり木には
止まれない状態
その日は4回目となる
2週間おきの通院日
そして平日でも珍しく
代休で家にいた旦那と相談して
私は半ば迷いながらも
決断して電話をしました
小鳥の専門の有名な病院なので
予約しないと余程の事でない限り
その先生に診察してもらえない
印象のある病院だからこそ
キャンセルして
診察できる子が1羽でもできて
助かる命もあるからこそ
電話もしました
キャンセルの電話にも関わらず
ご丁寧に忙しい先生と直接かわって
話をしていただいた事
本当に腕も良く
信頼できる先生なのは
有名で慕っている鳥飼いさんが
多いのも理解できる先生です
また私が考える
動物病院の選び方などは
機会があれば記事に出来たら
いいのですが…
その日のドロシーちゃんの具合も
私の何度も経験した中から
今の小鳥の医学でも
助からない時の判別も
悲しいけど判断できちゃいます
少しの可能性があるのなら
可能性にかけてみたいけど
ドロシーちゃんのこれまでの人生
年齢9歳と体力では
病院に行く移動のストレスで
息が止まってしまい
最後のお別れの仕方も
後悔してしまうかもしれないと
思って
ドロシーちゃんの気持ちを考えると
このまま静かに
苦しさの中でも
我が家の鳥達の元気な声を
聴きながら
最後まで衰える事のない聴覚で
感じながら
1番側にいてほしい人と
馴染んだ環境の元で
旅立ちたい…
(私ならそうしたい)
手の中で
最後は羽を痙攣させて堪えながらも
少しづつ 少しづつ
息を静かになって力尽きて
止まってしまう最後の最後まで
夫婦で看取って
あげる事ができました
だから
後悔はありません
癌を宣告された時から
諦めてはないけど
心の中で覚悟も決めてました
何度もこの手の中から
悲しい最後を見送り
常に幼い頃から動物の多い環境で
育った私は
多くの経験も若い頃から
数えきれない程してました
だから涙なんて出ないぞ
泣かない
なんて思っていたけど…
動かないドロシーちゃんを
撫でながら話しかけていると
ポタッと…
涙腺を止めていたら
鼻から涙が出てくるんですよね(苦笑)
その後は目からも鼻からも
水が出るゎ 出るゎ
止まらない…
文鳥は繁殖もして
多くの命がこの手の中から
産まれ育つ小さな鳥達
喜びもありました
どんなに大切に育ていても
人より寿命が短い鳥達は
最後を看取るのも多く
何度も多く経験しても
慣れる事なんてないんです
全く慣れないんです
心の中はポッカリと
開くんです
ただ、穴が空きながらも
他の子がいるから
いつまでも落ち込んで
いられないから
立ち直るフリだけは
早いんです
血の涙を流しても
立ち上がる痛い時を思えば
心の悲しみは
自分でどうすればいいのか
分かっていて
時間は止まってあげられない
でも悲しみは
何度も繰り返しても
同じです
今年は2羽とも老鳥な鳥さんだけど
2羽が我が家から
飛び立ってしまったのは
つらいかな…
自我が強い仔だけに
色んな表情を多彩に見せてくれたし
合わない場所もあったけど
最後は我が家で
長く過ごして
幸せでしたか?
ドロシーちゃんに聞きたいです
1番だったゎ
ワタシ、今度はもっと早く
ココを選んで帰って来るわょ
そう ドロシーちゃんから言ってもらえたら
いいな…