Aline, the Voice of Love | Have a cup of tea

Have a cup of tea

主に英国に関する出来事を記録しています

公開当時から気になっていた、セリーヌ・ディオンの伝記映画『ヴォイス・オブ・ラブ』をレンタルして観た。

監督・脚本・主演はヴァレリー・ルメルシエ。

 

 

公式サイト→ ヴォイス・オブ・ラブ

 

これは映画『タイタニック』のテーマソングで有名なカナダ人歌手、セリーヌ・ディオンが、カナダ・ケベック州で幼い頃にプロデューサーに見いだされ、歌手としてデビューし、現在に至るまでの半生を描いた作品。

 

映画の原題のAline(アリーヌ)は、セリーヌ・ディオンの名前に近い。セリーヌ・ディオンと言えば、90年代はじめ頃、確かタイタニックの主題歌で有名になる前に、日本人ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんとの共演でドラマの主題歌を歌い、日本では有名だった。その数年後、自分がイギリスに語学留学した時、ステイ先にハウスメイトのタイ人の女の子がいて、セリーヌ・ディオンのファンだったのか、自分のタイ語の名前のちょっと難しい発音を、セリーヌ・ディオンを早口で言うと同じ感じになると教えてくれた微笑ましい思い出が・・。

この映画で知ったのが、セリーヌ・ディオンはカナダ・ケベック州の出身だったこと。カナダのケベック州は20年ほど前に一度行ったことがあり、フランス語圏でもあるその地の風景(映画ではケベックまで行って現地で撮影したのかはわからないが)、映像を見てなんとなく懐かしく思った。セリーヌ・ディオンは兄弟姉妹が少なくとも10人はいる大家族の末っ子として育ったそうだ。家族は地元では有名な音楽一家で、幼いころから音楽の素質や才能を覗かせていた。

 

映画の中では、歌手として成功し、家族にも恵まれ、豪邸に住み、多忙に世界ツアーに回る様子などが、自身のヒット曲やカバー曲の演奏とともに描かれるていた。そして、ふと、セリーヌ・ディオンは今?と少し検索してみたら、数年前に難病にかかってしまい、世界ツアーをキャンセルし、今は治療中だという記事を見た。まだ50代半ばくらいだと思うので、どうかまた美しい歌声を世界に届けられる日が来るよう願う。

 

アリーヌを演じたヴァレリー・ルメルシエが、映画では、映像の人物を縮小する特撮を使用して、ヴァレリー自身が子供の頃も演じているのが面白かった。また、ヴァレリー・ルメルシエと言えば、90年代にThe Divine ComedyのAlfieのフレンチバージョンでニールとデュエットしたのも思い出される。

 

 

 

 

当時、CDのボーナストラックに入っていたそのフレンチバージョン、いいなぁと思って聴いていたが、名前を聴いてもフランス人のその女性歌手(俳優)はあまり知らないと思っていたが、この映画の彼女のフィルモグラフィ出演作に、90年頃に映画館で観たフランス映画『五月のミル』があり、DVDも持っているのでまた見直してみようと思った。『モンテーニュどおりのカフェ』は2000年代の作品で、観たことがあったと思う。

 

(追記:最近、イギリスの朝の番組のSNSでセリーヌ・ディオンのドキュメンタリー『 I AM Celine Dion』が配信されると言うニュースを見た。プライムビデオの予告編↓その中で本人のインタビューでは、非常にまれな神経系の疾患にかかり、現在も治療しながら、再起に向けて準備しているようだ)

 

日本語版『アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との闘いの中で~』も最近リリースされた↓