The Unbearable Weight of Massive Talent | Have a cup of tea

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ニコラス・ケイジの『マッシブ・タレント』を観た。

昨年の公開時に観たいなと思っていたら、近くのシネマでは公開していなかったようで、そのうちに忘れてしまったが、最近見たい映画作品のメモを見て思い出した。

 

(公式サイトの予告編動画がどれなのかよくわからないので、好評配信中というU-NEXTからの予告品↓。ちなみに私はツタヤの単品レンタルを利用した。)

 

 

あらすじは、ニコラス・ケイジが本人役という大胆なセッティングで、リアルなのかどうなのか(笑)、最近は落ち目でなかなか次の作品の良いオファーが得られず、また私生活では別居している妻や娘との関係もうまくいかず、一人ホテル暮らしをしているニック。ある日、どこかの島の大富豪の誕生パーティーに出席するだけで大きな報酬を得られるというオファーが舞い込み、ニックはしぶしぶ、その島に降り立つが、そこでなぜかCIAの職員と間違われて、マフィアのスパイの仕事をすることになってしまう。

 

ニコラス・ケイジ出演作は90~00年代に映画館やレンタルでよく観ていたが、2010年代~最近の作品はほとんど見ていなかった。この作品はアクションコメディというだけあって内容もわかりやすい娯楽作に仕上がっていて、何よりも過去の主演作品のオマージュが満載で、とても面白かった。台詞で続々と過去作品のタイトルが出てくるたびに、あー観た観た!と思い出し、何とも言えない当時の懐かしさがこみあげてきた。

 

マフィアの大富豪が俳優ニコラス・ケイジのマニアックなファンという設定で、自宅に映画作品の小道具などのコレクションルームがあって、そのシーンはすごいウケた(笑)。サンフランシスコのアルカトラズ島が舞台だった『ザ・ロック』の小道具も見覚えがあり(!)、『フェイス/オフ』も劇場で観たので彼を模した人形が面白かった。冒頭の方でオマージュがあったのは『コンエアー』のウサギのぬいぐるみだったか?『月の輝く夜に』や『リービング・ラスベガス』なども懐かしい。また、大富豪が映画を観て改心したという作品がなぜか『パディントン2』だということで、どこでどうつながっているのかわからないが、そんな小ネタ?も面白かった。