Yesterday | Have a cup of tea

Have a cup of tea

主に英国に関する出来事を記録しています

だいぶ前の作品だけど、友達から勧められていた映画『イエスタデイ』をアマゾンプライムビデオのレンタル(有料)で観た。2019年作品でもプレイム会員見放題にならないのはなぜ?
 

監督はダニー・ボイル、出演はヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、ケイト・マッキノン、エド・シーラン他。

 

予告編↓

 

 

スーパーのアルバイトをしながらシンガーソングライターとして成功することを目指す、主人公の青年ジャックは、時には夏フェスの小規模会場の出場権を手に入れライブを行うものの、お客さんが集まらなかったり、なかなか曲も売れずうまくいかない。ある日、突然世界中で12秒間の停電が発生し、停電が終わったときに、ジャックは交通事故に遭い一時は昏睡状態に陥ってしまうが、その後、無事に回復して退院する。そして、快気祝いにもらったギターで、友人たちの前で、一曲、ビートルズのYesterdayを披露すると、友人たちはその曲を知らず、またビートルズの存在も知らず、ジャックの作品だと思い込み、素晴らしい曲だと称賛する。戸惑うジャックだが、彼が昏睡状態から目覚めた世界は、ビートルズが存在しない世界になっていたのだ・・。

 

ビートルズが存在しないから、Oasisもいなくて(それはわかる)、またHarry Potterも存在しないというのに笑った(ビートルズとHarry Potterは何か関係しているのか?)。でも、Coldplayは存在していて、Fix Youがダサいと言われていたり(失礼だな~と思ったが、そういえば前にスティーヴ・クーガンの映画でもColdplayが出て来て、なにかあの界隈ではいじられキャラみたいな?)。それで、世界にビートルズの曲を知っているのが自分一人だということを良いことに、ジャックは次々にビートルズの数々のヒット曲を自作として演奏し、徐々に人気を得て、ついにはレコード会社との契約に至る。そしてエド・シーランが本人役で登場し、ジャックをコンサートのサポートアクトに迎えたり、ジャックがHey Judeを披露すると、タイトルがダサいから、Hey Dudeにしよう!とか、それってKula Shakerへのオマージュ?って思ったりと(笑)、なかなか面白いシーンが盛りだくさんだった。

 

印象的だったのは、ジャックは曲を知っているとはいえ歌詞がなかなか思い出せなかった「エリナー・リグビー」。あの曲の憂いのある曲調が好きで、、ジャックはどんな風に歌詞を思い出したのか、映画を観たのが数週間前だったので内容をもう忘れちゃったけれど(メモしておかなければダメだな💦)。

 

また、ジョン・レノンが生きていて、年老いた彼が出て来たというところも、なんというか、切ない感じがした