Music/Live concert is Matter... | Have a cup of tea

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主に英国に関する出来事を記録しています

生活に欠かせない音楽について(少なくとも自分にとっては)、あれこれ考えていた。年を取ってだいぶいろいろな音楽を聴いてきたせいか、ここ数年は、新しいアーティストの音楽が気になることもなく(コロナ禍では、ソーシャルメディアで目にして一時フォローしたりした若いミュージシャンやバンドはあったが、アルバムを買ったりしてフォローすることは、あまりなかった)、ずっとファンだったアーティストや、若い頃に聴いていたけど、しばらくご無沙汰していて再燃したアーティストの音楽を聴き返したりしているが、ライブも然り。ライブといえば、プロモーターのクリエイティブマンの有料会員になっているが、今年は昨年ほど自分の目当ての来日公演があまり期待できなさそうかと思い、一時休止しようかと迷っている。

 

90年代頃から、どうも日本語の歌が苦手になってしまい(英語と比較すると、歌詞がダイレクトにわかるため、苦手なテーマだと、曲が良くてもお腹いっぱい・・という感じになってしまう)、洋楽ばかり聴くようになったが、こちらもコンサートも同様。でも、小学生の頃の70年代の歌謡曲は懐かしくて、気が向くとSpotifyやYoutubeでちょっと聴いたりする(昔の懐メロを音楽配信で気軽に聴けるのは素晴らしい!)。

 

洋楽好きなある友達も、日本語の歌が大嫌いで、TVで流れたりするとすぐさま電源を切るとか(笑)。以前、その友人と北の方へ旅行に行った時、入った蕎麦屋で演歌が流れていて、時間も込み合うお昼過ぎでお客が他に1組くらいしかいなかったせいか、店内静かでそのBGMがよく聴こえてしまい、我慢できなくなった友人は、お店の人に、音楽止めてもらえませんか?と頼んでいた。幸いお客もいなかったせいか、その要求を受け入れてもらえたエピソードが思い出深い。友人はアコースティック楽器を演奏するから、聴覚が鋭いのかもしれないが、逆に店内が混雑してザワザワ、ガヤガヤしていたら、BGMもそれほど気にならなかったかもしれない。また、高齢の親戚の人にも演歌が嫌いだと言う人がいる。だから、高齢だからと言って、デイサービスなどの施設でリハビリに演歌ばかり使うのは考えものだ(カラオケとか、、)。親がわりと歌謡曲や演歌好きだったので、どうも高齢者は演歌が好き、という固定観念ができてしまったけれど、これからはポップスやロック好きな老人も増えるだろう・・。

 

ライブコンサートも、コロナ明けの昨年は勢い余って、以前よりもたくさん行ってしまったと思ったが、上には上がいらっしゃる。国内シンガーの大ファンという友人の話を聞いていると、コンサートに平均すると1か月に1回くらい行っているので驚きだ。コンサートのほかに、ディナーショーも定期的にあり、さらにTVの歌謡ショーなどの公開録画もあるらしく、歌手もまだまだ若く活動的なため、行こうと思えばそのくらいの頻度で行けそうなのは確かだ。そんな友人の話を聞くと、自分の場合、洋楽でお気に入りミュージシャンはイギリスに行かないとコンサートが観れないし、来日するバンドでも数年に1回程度のチャンスだったりするので、正直、一年中いつでもコンサートに行けて、生歌を聴けて、姿が見れて、羨ましいな~と思う。その反面、同じ曲を同じような演奏で1か月に1回くらい見ていて、よく飽きないな~と思ったりもする。現に友人曰く、ツアーで同じセットリストのコンサートに数回通った時、仕事で疲れていて、席が後ろの方だったせいもあり、ちょっと居眠りしてしまったそうだ(着席式のコンサートで、スローテンポな曲が多いそう)。まぁ、ライブコンサートは生ものだから、たとえ同じセットリストでも、その時々で一度限りのショーだから、何度見ても感動するのかもしれない。しかし、チケット代もあるので、ある程度財力がないと、コンサート通いは無理だろう。ほかにお金のかかる趣味がなく、彼女のように一人の歌手に注力すれば可能かもしれないが。

 

私も、同じツアーで同様のセットリストを複数回観たことといえば、イギリスでのDivine Comedyでしか経験がないが、そこはイギリスでしか見れないという、自分にとっては貴重な機会なので、国内ミュージシャンの場合との比較は難しいけれども、、。ライブに行くと、確かに普段、家で音楽を聴いているときには感じられない、独特の高揚感がある。英語ではよくライブの話になると、”I was there!”とよく言うし(そのライブ会場にいた、直にこの目でそのライブを見た!みたいなニュアンスか・・)、ファンとしてはライブに参加することが大事なこともある。ライブでは、シンガー本人の歌だけでなく、バックバンドの生演奏にだって感動してしまうし、サポートミューシャンも素敵に見える(笑)。ライブコンサートというものは、やはりマジックなのかもしれない。

 

年初めにそんな音楽やライブについて、とりとめのないことを考えながら、今年のライブ鑑賞はどんな感じになるのか?と淡い期待を抱きながらも、昨年の来日ラッシュのような勢いはなさそうなので、せめて3~4か月に1回くらい、お気に入りのアーティストのコンサートに行けたらよいかも・・。。