退職まであと1週間となりました。

と、言っても出社が10日の金曜日迄で十月一杯くらいまでは有給消化となります。


この先に全く不安が無い訳ではありませんが、今は不安よりホッとしたのが正直なところで、周りからはサッパリとした顔をしていると言われます。

何かぁ~楽しそうな顔をしているとも言われます(苦笑)


心がギリギリのところだったんです。

退職願い出した時には気がつかなかったのですが、受理されて1週間程で良く解かりました。

心が疲れていて限界だったんだと……

私は良い歳をして寂しがり屋で人に(社内の同僚、上司みんなですか…)期待をしては裏切られ?ガッカリとさせられ、いろんな事がこの15年で積り積って耐えきれなくなっていたみたいです。

いっぱい、イッパイ心に鎧を着せ過ぎてしまい、身を守る術が逆に重くなって耐えられなくなってしまったようです。


今は夜10時になると眠くなってしまい…気が抜けてしまったのでしょうか?…どんな面白いテレビが有ってもゴロゴロとして寝てしまいます。


これで良いのだと今は思っています。

のんびりと自分が回復するのを待っていようと思っています。


ほんと憂鬱でも無く、不安でも無く、怒りでも無く…

さっぱりとした明るい気持ちでいます。


突然ですが、会社を辞めることにしました。


色々、いろいろ、この数年辞める、辞めないでジタバタとしてましたが、19日に退職願いを出しました。

この不景気に、良い歳をして… 大馬鹿と思います。

この先、簡単に仕事が見つかるとも思えませんし……


ふぅ~ でも、もう限界です。

耳を澄まし、目を凝らすと「こんな事長くは続かない。今が辞め時。今しか、今」と思えました。

それに加えて同僚の傷つく一言が私を後押しをし、退職の決心となりました。


これで良かったのだと今は思います。

なんだか無職、無収入になる不安や恐怖より、ただ、ただホッとしたというのが今の正直な気持ちです。

まあ、仕事辞めたら「暇」だろうなぁ~と思うくらい… ホンと私は馬鹿になってしまったのかも??

と自分で心配になるくらい。。。。。。


まあ、なんとかなるでしょう……

なんてお気楽な事はさすがに書けないですね。

でも、今はホッとした。

少しこの気持ちを味わっていようと思います。


厳しい現実は直ぐ、本当に直ぐそこにやって来っているのでしょうから。

ムシムシとした暑い日が続きます。

そんな季節、冷茶に凝っております。


Queen Candy's Parlor-The king & I


水出し専用のお茶でなくて、ふつうに熱湯で淹れるお茶を冷茶ポットに入れて一晩くらい冷蔵庫に寝かせるだけで出来上がりです。…煮だして冷ます手間も必要無いし。

とにかく香りが良くて、渋みも無く楽しめます。

友人から頂いたジャスミン茶など色々と試して楽しんでいます。


で、これは果物の王様“ドリアン”の香りがするお茶。

名前も「王様と私」

オシャレでしょう?


最初は「えっ~ドリアン?!」と腰が引けましたが、これがなんと中々良い香りで美味しいのです。

果物ほど濃い味も匂いも無く…ほのかに甘い良い香りと後味で。

ハマっております。


別の視点(かなり偏った個人的視点)で見た 2010 Matthew Bourne's SWAN LAKE です。



私は自他共に認める Scott Ambler の大ファン。

ただ、ただ、もう彼の舞台を見たい。それだけに数回のロンドン、LA、NY に行きました。

私が彼の話しをするとあまりに熱っぽいので周りが引き加減になる時があります。解っていても止まらないので自分でも困る。

以前は彼の姿を見ると何故かピョンピョンと跳ねてました。

嬉しいという気持ちがピークに達した時の表現が跳ねることになるのかな?と思いますが、かなり不思議な可笑しい奴に変身をしてしまう私です。


でも最近はかなり私も大人になり、彼への熱い思いも通常温度に下がったと思っていましたが…




Matthew Bourne's SWAN LAKE は王子の物語です。

大人になりきれない、王子としての立場に順応できない、女王である母親の愛情を求めて満たされない孤独な王子の物語。

初演キャストであるScottの王子は内に込めた感情表現が最高で、DVDに残っていますが… Adam Cooper の白鳥とのコンビは何か不思議な雰囲気をかもし出して、これ以上の王子は無いと思っています。

私の中で Matthew Bourne's SWAN LAKE の王子は Scott Ambler 1人であり、彼以上の王子は無いと思っています。


その Scott が今回のツァーで執事役で舞台に立った。

あ~っ複雑だ!

執事役。。。。。 

貴方は王子でしょう???




◆2010年6月11日  matinee

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Nina Goldman

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand


◆2010年6月12日  soiree

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Charlotte Broom

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand



ベッドに眠る王子が白鳥の悪夢にうなされるシーンから舞台は始まります。

怖くて眠れない王子を抱き締めない母親の女王。


朝が来て、宮殿内の王子を取り巻く様々な日常。

執事があれこれと指図して回ります。


スコットだぁ…… 涙。涙。

やはり執事なのね。。。。。。 


でも、今回の執事は今までとはかなり違ったキャラクターです。

王室を陥れようと画策する執事では無く、王室と女王に尽くす執事。

女王が士官達と戯れているのを衆人の目にさらさないよう気を配ったり(今までは王子の役でした)、自分の知らない間に王子がGFを作ったのも面白くなさそう(過去では金で雇って王子に取り入らせていたのですが…)。

王子が内緒で出かけるバーでも陰で彼を守り、挙句にはGFに手切れ金を渡したりしている。

ずいぶんとキャラが変更になっているのです。


悪キャラでは無くなりましたがさすがスコットだなぁ~ 舞台上で存在感がある。


と、バー前の王子のソロ。

この王子の踊りは綺麗だ。

とても柔らかな筋肉で感情豊かに踊る。


Dominic North でした。



2幕 孤独と絶望に死を選ぼうとする王子の前に白鳥が現れます。

白鳥と過ごす時間の中で自分を取り戻し、明るく希望に満ち、幸せいっぱいで走り去る王子。

ここのDominic North は素晴らしかった。

素晴らしいダンス。

柔らかく、美しくとても綺麗なダンス。


Dominic North の王子は素直で大人しく、優しげで、品のある立ち姿も良い王子です。

白鳥を見つめながら楽しそうに踊る姿は見る側をもとてもハッピーにさせる。

あぁ…良い王子だ。




時代が変わったのだなぁ~ 

私が今まで見たものと違う Matthew Bourne's SWAN LAKE がここに有りました。


Adam Cooper と Scott Ambler や Ben の創り出した“SWAN LAKE” の世界はもう過去のものになったのだろう、伝説になりつつあるのかもしれません。

Scott Ambler が執事として立つ舞台で、Dominic North の王子は素晴らしかったと感じる。

これはもう“SWAN LAKE”が過去の“SWAN LAKE”では無いということです。

白鳥や王子を演ずる(踊る)ダンサーの個性やカリスマ性に頼ることなく、この“SWAN LAKE”のストーリーは進んで行き、見る人を惹き付け、涙させる。


この作品を作った人間(Matthew)が見直したのだから、これで良いのだろうと思う。

Matthew 自身がこの作品を「モダン・クラシック」と呼んだのだから、もうそうなのだろうと改めて思ったのでした。寂しい気もしますが、Matthew Bourne は進化系なのです。

時代に合った素晴らしい作品をこれからも生み出して行って欲しいと心から願っています。



でも、私の王子は Scott Ambler ただ1人です。

カーテンコールに立った彼を見て「ヒャ~スコ………」と叫びそうになり、慌てて飲み込んだ私。

でも思い切り手を振ってしまった。。。。。。。苦笑


大好きです Scott!

いつまでもいつまでも私の王子でいてください。

ずっと舞台の上にいてくださいね。

ただ、ただそれだけが私の願いです。 忘れないで……



Dear Scott,

Age doesn't matter, does it?

Please keep on dancing forever.

Although I don't have time now, I am eagerly looking forward to seeing your performance sometime, somewhere in the world.


with love

kyoko



Matthew Bourne's SWAN LAKE


◆2010年6月11日  matinee

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Nina Goldman

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand


◆2010年6月12日  soiree

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Charlotte Broom

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand




Matthew Bourne の大ファンである私は、“SWAN LAKE”は何度も何度も、それこそ数えきれないくらい見た作品です。

本当に大好きな作品であり、また多くの人がそうであるように私が Matthew Bourne のファンになるキッカケになった作品でもあります。


2003年2月 渋谷オーチャードホール

崇高で神々しいまでの Adam Cooper の白鳥

心身共にボロボロに傷つき、孤独で寂しい Ben Wright の王子

この初演のキャスト(Scottはもう王子は踊っていませんでした)のパフォーマンスに会場が揺れているのではと思うほどの拍手、喝采のスタンディングの中、私も見られた喜びに涙していました。

あの日、あの瞬間は一生忘れられない。


それから数度(2度or3度なのか?)、キャストの変わった“SWAN LAKE”を見るたびに「何か違う、どこか違う。白鳥はこうじゃない、王子はこうあるべでは?」といつも消化不良で納得のできない私でした。



今回はどうなんだろう?


11日の公演を見て…

あ~っ、時代が変わったのだなぁ の一言でした。

きれいに整理整頓された、“SWAN LAKE”

広野に野放しにされていた白鳥が、保護区で愛情ある管理者に見守られながら生きていくようになった。

そんな印象でした。


Adam Cooper と Scott Ambler や Ben の創り出した“SWAN LAKE” の世界はもう過去のものになったのだろう、伝説になりつつあるのかもしれません。

白鳥や王子を演ずる(踊る)ダンサーの個性やカリスマ性に頼ることなく、この“SWAN LAKE”のストーリーは進んで行くようになっています。

この作品を作った人間(Matthew)が見直したのだから、これで良いのだろうと思う。

Matthew 自身がこの作品を「モダン・クラシック」と呼んだのだから、もうそうなのだろうと改めて思った今回の公演でした。