Matthew Bourne's SWAN LAKE


◆2010年6月11日  matinee

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Nina Goldman

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand


◆2010年6月12日  soiree

The Swan / The Stranger ……… Richard Winsor

The Prince ……… Dominic North

The Queen ……… Charlotte Broom

The Private Secretary ……… Scott Ambler

The Girlfriend ……… Kerry Biggin

The Young Prince ……… Gavin Persand




Matthew Bourne の大ファンである私は、“SWAN LAKE”は何度も何度も、それこそ数えきれないくらい見た作品です。

本当に大好きな作品であり、また多くの人がそうであるように私が Matthew Bourne のファンになるキッカケになった作品でもあります。


2003年2月 渋谷オーチャードホール

崇高で神々しいまでの Adam Cooper の白鳥

心身共にボロボロに傷つき、孤独で寂しい Ben Wright の王子

この初演のキャスト(Scottはもう王子は踊っていませんでした)のパフォーマンスに会場が揺れているのではと思うほどの拍手、喝采のスタンディングの中、私も見られた喜びに涙していました。

あの日、あの瞬間は一生忘れられない。


それから数度(2度or3度なのか?)、キャストの変わった“SWAN LAKE”を見るたびに「何か違う、どこか違う。白鳥はこうじゃない、王子はこうあるべでは?」といつも消化不良で納得のできない私でした。



今回はどうなんだろう?


11日の公演を見て…

あ~っ、時代が変わったのだなぁ の一言でした。

きれいに整理整頓された、“SWAN LAKE”

広野に野放しにされていた白鳥が、保護区で愛情ある管理者に見守られながら生きていくようになった。

そんな印象でした。


Adam Cooper と Scott Ambler や Ben の創り出した“SWAN LAKE” の世界はもう過去のものになったのだろう、伝説になりつつあるのかもしれません。

白鳥や王子を演ずる(踊る)ダンサーの個性やカリスマ性に頼ることなく、この“SWAN LAKE”のストーリーは進んで行くようになっています。

この作品を作った人間(Matthew)が見直したのだから、これで良いのだろうと思う。

Matthew 自身がこの作品を「モダン・クラシック」と呼んだのだから、もうそうなのだろうと改めて思った今回の公演でした。