世の中すっかり便利になりました。
インターネットで注文すれば、
その日のうちに荷物が届くこともあるし、
スマホ1つで世界がわかるような気にも
させてくれます。
一方で、
便利になったからこそ、
無駄なことも重要だと思うわけです。
いわば、便利さとは文明であり、
無駄とは文化なのかもしれない。
文化が無駄だとは誤解を招きそうな気はしますが、
その定義はある程度、理解してもらえるのではないか。
文明とはすべての人に便利、快適であるもの。
文化とは人によって異なるもの。
そんなわけで博物館に行くわけです。
せっかく近くにそういうものがあるのです。
そこでどんなふうに感情が動くのかはわかりません。
その行動に価値を見出だせない人もいるでしょう。
ですが、
そんな無駄を、そんな文化をこそ楽しみたいものだし、
そこで思いもよらない出会いがあるとわかっているからこそ、
わからなくとも行ってみるわけです。